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「ホントにラスボス?」『ドラクエ』あまりに存在感が薄すぎたボスキャラ3選

マグミクス / 2023年7月22日 21時10分

「ホントにラスボス?」『ドラクエ』あまりに存在感が薄すぎたボスキャラ3選

■中ボスの存在感が強すぎて、全部持っていかれた!?

『ドラゴンクエスト』シリーズは、頼もしい仲間を集め、世界を脅かす魔王を倒しにいくRPGです。その冒険の終着点には、大抵「ラスボス」と呼ばれる強敵がいて、その戦いに勝利することが最終目標となります。

 しかし、そんな物語の鍵を握る存在でありながら、あまり印象に残らなかった影の薄いラスボスもいました。どうしてそのようなことになったのでしょうか?

『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』に登場した「ミルドラース」は、影の薄いラスボスの代表例です。その大きな理由として、中ボスである「ゲマ」の印象が強烈すぎたことが挙げられます。

 作中でゲマがとった行動は極悪非道そのもので、主人公の前で父親の命を奪い、さらにリメイク版では主人公を石化させた張本人でした。

 主人公の父親を殺した挙げ句、石化によって貴重な時間まで奪い去った悪行もあり、『ドラクエV』の宿敵と言えばゲマを思い出す人も多いことでしょう。ゲマに強い憎しみを感じたぶん、逆に終盤まで出番のないミルドラースの印象が薄れることにつながったのかもしれません。

『ドラゴンクエストVI 幻の大地』に登場する「デスタムーア」も、影の薄いラスボスと言えます。その理由のひとつに、自ら手を下さずに部下に実行させるという狡猾な戦略が挙げられます。

 夢と現実の世界の征服を企みながら、重要拠点の封印などは部下のムドーらに行わせ、デスタムーアの名は終盤まで出てきません。

 そして、ふたつ目の理由としては、裏ボスとして登場する「ダークドレアム」のインパクトが強すぎて、デスタムーアが霞んでしまったことが挙げられます。

 ダークドレアムは、『ドラクエ』シリーズに登場する裏ボスの中でも屈指の強さを誇ります。必然的にプレイヤーは攻略に苦労し、結果的にデスタムーアの印象が強まりました。

 またダークドレアムを規定ターン内に倒すと、ダークドレアムがデスタムーアを倒すというイベントが発生します。ダークドレアムによって、一方的に蹂躙させるラスボス・デスタムーアの姿を目の当たりにすると、哀れにすら思えてしまいます。

■封印されている間に、他のボスが大活躍?

ラスボスのラプソーンは、見た目も実力もちょっと残念だった? 3DS版『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』(スクウェア・エニックス)

 最後に紹介するのは、『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』に登場した「ラプソーン」です。『ドラクエV』のミルドラース同様、ラプソーンも他のボスの影に隠れてしまった悲しいラスボスです。

『ドラクエVIII』の序盤において、すべての元凶といえる存在は「ドルマゲス」という人物でした。ドルゲマスは主人公が兵士として仕えていた城をイバラで封印し、国王と王女の姿を魔物や馬に変えてしまいます。

 そこから物語が始まり、主人公はドルマゲスを倒す旅へと出発するのです。本作では、ドルマゲスが城から盗んだ「秘宝の杖」が物語の鍵を握るアイテムとなっており、この杖を持ったものは呪いをかけられてしまいます。

 実は、この杖に暗黒神ラプソーンの魂が封じられていて、ドルマゲスを操っていたのもラプソーンなのですが、その時点でプレイヤーが知る由もありません。それらが分かるのは終盤なうえに、復活したラプソーンの姿もラスボスにしてはあまり威厳が感じられず、インパクトは弱めでした。

 プレイヤーからも「ドルマゲスの悪行が目立ち過ぎた」「物語の終盤まで姿が封印されていた」といった声が上がっており、ラプソーンは残念ながら影の薄いラスボスと言わざるを得ません。

 本来であれば、最強の敵として目立つはずのラスボスですが、いろんな理由で影が薄くなってしまうケースがありました。現在製作中のナンバリングタイトルの最新作『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』では、どのようなラスボスが登場するのかも注目です。

(LUIS FIELD)

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