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『鬼滅』不死川実弥は、他の柱と仲良くできてる? 「嫌い」とバッサリな相手も

マグミクス / 2023年7月24日 19時10分

『鬼滅』不死川実弥は、他の柱と仲良くできてる? 「嫌い」とバッサリな相手も

■柱が教える! これから注目すべき不死川実弥の魅力とは!?

『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』が2023年6月に最終回を迎え、続く「柱稽古編」のTVアニメ化決定が発表されました。「柱稽古編」では柱たちそれぞれの強さの秘密や意外な一面などが見られるため、これまで活躍シーンが少なかった柱を推すファンにとっては、オンエアが待ち遠しいことでしょう。

「刀鍛冶の里編」で活躍を見せた柱といえば恋柱・甘露寺蜜璃と霞柱・時透無一郎ですが、もうひとり、極上の笑顔で視聴者のハートをわしづかみにした柱がいたのを覚えていますか? そう、風柱・不死川実弥です。

 それは、上弦の肆・半天狗を相手に戦った実弥の弟・不死川玄弥の回想シーンでのことでした。暴力をふるう父亡き後、ふたり力を合わせて家族を守っていこうと誓い合った時に実弥が玄弥に向けた、あの明るく爽やかで温かい笑顔は、これから始まる実弥の「ギャップ萌え祭り」を高らかに宣言した1シーンだったとも言えます。

 傷だらけな見た目や柱合会議での禰豆子へのひどい仕打ちから、誤解されがちな実弥ですが、もっとも身近で彼を見ている他の柱たちは彼をどう見ているのでしょうか?

※この記事ではTVアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』以降の内容を含みます。

●さすが! 柱たちの鋭い観察力

『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐』に掲載されている「柱相関言行録」には、9人の柱たちがお互いをどう見ているかが「本音」で語られているとあり、それぞれの文は短いにもかかわらず想像力を刺激されます。

 実弥の印象について、まず見た目どおり「怖い」と感じているのが恋柱・甘露寺蜜璃です。でも蜜璃の場合は、ポジティブな彼女らしく「でも、そこが素敵!」と評しているので、マイナスなだけの印象ではないのでしょう。

 最年少の霞柱・時透無一郎は、実弥のことを「狼みたい」と評しています。オオカミといえば、体が大きくて、走るのが早い上に持久力があり、リーダーを中心に組織的な狩りする賢い動物でもあります。「賢い」といえば、柱合会議の場での、実弥に対する炭治郎のあのヒドイ「心の声」を思い出す方も多いのではないでしょうか。

 禰豆子を箱ごと日輪刀で突き刺すなど粗暴な言動を見せていた実弥が、お館様・産屋敷耀哉に対しては礼節をわきまえた挨拶をした時の「知性も理性もまったくなさそうだったのに、すごいきちんとしゃべりだしたぞ」という、アレです。実弥を野性的で力強く、威厳と知力があり、鋭い瞳が魅力的なオオカミだと表現した無一郎の評価は、とても的を射たものだと言えるでしょう。

 また、禰豆子が人を喰らうかどうかの検分をした時、炭治郎の背中を押さえつけ実弥を擁護したのは、蛇柱・伊黒小芭内でした。伊黒は実弥に対して「気が合う友達」と見ています。同い年であるばかりでなく、実弥の「猛々しいけど実は常識的で優しい」と井黒の「ネチネチしているけど実は繊細」という、表面上の性格と内に抱いているものが違うという点でも共通していると言えるでしょう。

 同い年ではあっても、水と油のごとく相容れない感が強いのが、水柱・冨岡義勇です。義勇は実弥のことを「怒りっぽい」と評していました。「柱稽古編」では炭治郎のおかげで、そんな義勇と実弥が仲良くなる方法が見つかりそうになりますが……。

 そして、実弥を高く評価しているのは炎柱・煉獄杏寿郎と岩柱・悲鳴嶼行冥です。煉獄さんは「風の呼吸の技術を一段押し上げた男! 天晴れ!」とその技術を称え、悲鳴嶼さんは「強い精神の持ち主。根は素直。恥ずかしがり」と内面に迫っています。そして、「カナエが好きらしい」と恋心まで見抜いているのは、年長で人生経験が豊富な悲鳴嶼さんらしい視点です。音柱・宇髄天元も「危なっかしい。ガキっぽい所がある」と、実弥の内面にグイッと迫る分析をしているのは、年上で妻が3人もいる余裕が現れた発言とも言えるでしょう。

 不死川にとってここまでの7人の柱たちと別枠な扱いなのが、蟲柱・胡蝶しのぶです。しのぶは実弥から「顔を合わせると元気か聞かれる」と書いてあり、同僚というよりも兄(義兄?)としての目線のようにも思われます。カナエに代わってしのぶを気にかけているのでしょう。

 アニメではまだ明らかになっていない部分が多い実弥だけに、上記の柱たちの評価を「本当?」と感じる方もいるでしょうが、「柱稽古編」と続く「無限城編」では、実弥の魅力に納得し感動すると思います。

■何度も見返したい! アニオリの細かい演出に心がざわつく

●誤解されやすくて、ごめんなさい

『鬼滅の刃 柱稽古編』ティザービジュアル  (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 もっとも近くで実弥を見ているであろう8人の柱たちによる分析で、これからの「ギャップ萌え祭り」の注目点が明らかになったところで、彼自身は他の柱たちのことをどう見ているのかもご紹介しましょう。「ぶっきらぼうで誤解されやすい」「行動するまでが速すぎる」と、花柱・胡蝶カナエから心配されていた彼らしい回答でした。

 まず、相容れない義勇については、「嫌い」とひと言バッサリ。「取り付く島もない」とは、まさにこのことでしょう。この関係が「柱稽古編」「無限城編」を経てどう変化していくのか……。最後を知っている原作マンガファンは、アニメ化が楽しみなシーンが山盛りでしょう。

 また、伊黒のことは「一番気が合う」と友として認定していますが、伊黒が愛する蜜璃に対しては「あんまり好きじゃない」とした上で、「アホっぽい所が苦手」と失礼きわまりないことを言っています。実弥が思いを寄せていたカナエは、穏やかで心優しい性格でした。だからといって、明るく社交的でにぎやかな蜜璃を「アホっぽい」と言ってしまうのは、ちょっと性急すぎて、伊黒からネチネチ責められてしまいそうです。

 無一郎については、彼が記憶を取り戻す前の評価ということもあり、「あんまり話したことない」と素っ気ない言葉のみですが、実弥はけっして相手の気持ちに無頓着なわけではありません。というのも、天元のことを「普通」としながら、「ちょいちょい兄貴ヅラされる」と、自分のことをガキ扱いしていると気付いて、イラっとしているのが見受けられるからです。

 そして、自分を評価してくれていた煉獄さんには「好き。いい奴」、悲鳴嶼さんには「尊敬している」と短い言葉でビシッと好意を表していました。そして、ここでもしのぶは別枠扱いで、「カナエの妹なので」「ちょいちょい声をかける」と、やはり兄目線の見守りを感じます。

 この「柱相関言行録」が、どの時点での「本音」を書いたものかは定かではありませんが、この先の「柱稽古編」「無限城編」で、柱同士の関係がどう関係が変化していくかを見るのも楽しみのひとつでしょう。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

(山田晃子)

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