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もはや別物?だけど面白い! 原作とは異なるオリジナル展開へ向かったアニメ

マグミクス / 2023年7月25日 19時10分

もはや別物?だけど面白い! 原作とは異なるオリジナル展開へ向かったアニメ

■クオリティの高いオリジナルストーリーには高評価の声も

「アニメオリジナル展開」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。「原作と展開が違う」「期待していたものじゃない」など、マイナスのイメージを持ってしまう方が多いかもしれません。アレンジを間違えると原作ファンをガッカリさせてしまうリスクがありますが、なかには原作とは異なる展開へ向かいながらも「これはこれであり」と、高い評価を得た作品もありました。

 2003年に放送されたアニメ『鋼の錬金術師』は、原作とは大幅に異なる展開へ向かった作品です。同作は禁忌である「人体錬成」に手を出してしまい、自身の身体を失ったエドワードとアルフォンスの兄弟が、身体を取り戻すために「賢者の石」を探すストーリーです。当時は原作がまだ完結していなかったこともあり、ストーリーは途中からオリジナル展開となりました。

「原作では中盤から登場するリンやメイなどのシン国のキャラが登場しない」「ラスボスが異なる」など、原作との変更点が数多く存在します。大胆なオリジナルストーリーや、原作以上のダークな要素には「えげつなすぎる」「救いがない」「原作通りのアニメが見たかった」など否定的な意見もネット上では散見されます。しかし「あの暗くて寂しい感じが良い」「オープニングやエンディングがどれも作品の雰囲気に合っている」「世界観同じの別作品を見れると思えばお得」などの高評価もあり、今でもたびたび話題になるアニメとなりました。

 2013年に放送されたアニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』も、途中からオリジナル展開へ突入したにも関わらず、人気を得た作品のひとつです。同作は2009年から連載されているマンガ『蒼き鋼のアルペジオ』を原作としたアニメで、謎の艦隊「霧」により衰退する世界を舞台に、本来は敵である「イ401」と手を組んだ千早群像と仲間たちが、独自の勢力を築き戦う物語でした。

 アニメ版の大きな変更点のひとつとして、ヒロインのイ401(イオナ)の性格が改変されている点が挙げられます。変なTシャツを着ることも多かった原作とは異なり、服装は青いセーラー服で統一されており、ギャグシーンもなく無表情なキャラになっていました。10巻以上あり、まだ連載中の原作を1クール分にまとめるために、ストーリーも大幅に手が加えられており、第8話からは、原作とは全く異なる展開へと向かいます。この大胆な改変には多くの視聴者から好評の声が寄せられ、ネット上でも「アニオリで上手くいったアニメって言われたら『アルペジオ』かな」「アニメと原作でまるで違うけどアニメも好き」などのコメントが見受けられました。

 また、2015年に発売されたゲーム『テイルズ オブ ゼスティリア』を題材にしたアニメ『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』です。同作は原作ゲームの良改変により、「テイルズ オブ」シリーズのファンを中心に好評を得ました。ストーリーは負の力である「穢れ」を浄化する「導師」となった主人公・スレイの活躍を描いています。

 原作は「ヒロインと思われていたアリーシャが途中で旅から何度も離脱し、活躍が少ない」「メインキャラのひとりであるロゼが主人公のスレイを差し置いて活躍しすぎている」などの理由で、批判もあった作品でした。しかしアニメ版では、ストーリーやキャラ設定に改変が入り、「アリーシャが最後まで活躍する」「スレイが主人公らしくカッコいい」などの要素が、視聴者から好評を集めました。

 ネット上では「これを原作でやってほしかった」「アニメの展開でゲームをリメイクしてほしい」などのコメントもあったほどです。メディアミックスでの改変により、好評を得た一例と言えるでしょう。

(LUIS FIELD)

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