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別の作者による奇跡の復活も!ファンの期待に応えて連載再開したマンガ

マグミクス / 2023年7月28日 19時10分

別の作者による奇跡の復活も!ファンの期待に応えて連載再開したマンガ

■かつてのファンが連載を引き継いだ!

 マンガののなかには、作者や連載誌の事情により休載となり、そのまま復活せず消えていく作品もあります。しかし長い時を経て、見事復活を果たした作品も存在しました。今回は、ファンからも半ば諦められるほど時間が経っていながらも、奇跡の復活を遂げたマンガを紹介します。

 ひとつ目に紹介する作品は、「月刊少年ジャンプ」で連載されていた『冒険王ビィト』(原作:三条陸、作画:稲田浩司)です。同作では、魔人(ヴァンデル)と呼ばれる人類の敵を倒す「バスター」となった少年・ビィトの活躍が描かれます。2004年にはアニメ化もされた人気作でしたが、連載は2006年8月号の掲載を最後に中断、約10年再開がないままでした。

 そんな『冒険王ビィト』は2016年4月発売の「ジャンプ SQ.CROWN 2016SPRING」で、復活を果たします。読者からは「再開してたのか!」「超うれしい!コミックス買い直そう」など、喜びの声が相次ぎました。現在も季刊誌「ジャンプSQ.RISE」で連載されています。

 コアなファンを持つバトルファンタジーマンガ『マテリアル・パズル』(作:土塚理弘)も、再開が大きな話題となった作品です。不老不死の身体を持つ3人の主人公が、魔法(マテリアル・パズル)を駆使して戦う同作は、当初「月刊少年ガンガン」で連載されていました。

 しかし、2008年に物語の第3章にあたる『マテリアル・パズル 彩光少年』の連載が中断され、その後、長い時間が経過してしまいます。そして、2018年「モーニング・ツー」7号にて、4章にあたる『マテリアル・パズル ~神無き世界の魔法使い~』のタイトルで約10年ぶりに連載を再開しました。連載はそのまま好調に続き、2022年12月22日に無事完結を迎えています。

 なお、同作は連載再開を知らなかったファンも多く、完結がニュースになった際に、「どこで続きやってたの?」「いや本当に懐かしい」と、後から読み始めた人の声もありました。連載開始から20年と区切りの年に完結した同作は、記念として期間限定の全話無料公開、最終回のボイスコミック化などが行われています。

 また、30年以上の時を経て再開したマンガもありました。「週刊少年ジャンプ」で1978年まで連載されていたちばあきお先生の『プレイボール』は、「月刊少年ジャンプ」で連載されていた『キャプテン』のスピンオフ作品で、中学時代の怪我により野球を続けられなくなっていた主人公・谷口が、高校で再起して甲子園を目指す物語です。

 同作は「墨谷(谷口が通う高校)の甲子園の道は遠くない」とのナレーションを残し、谷口が甲子園に行けるラストチャンスである、3年の夏を前にして終了していました。ちばあきお先生は1984年に亡くなり、その後の物語はもうないと思われていた『プレイボール』でしたが、2017年4月に「グランドジャンプ」で連載が再開されます。

 引き継いだのは、『キャプテン』『プレイボール』のファンで、『砂漠の野球部』『おれはキャプテン』など、数々の野球マンガを手がけたコージィ城倉先生です。『プレイボール2』のタイトルで、物語の続きが描かれることになりました(現在も連載中)。

 城倉先生は連載再開に際し「新機軸は打ち出しません。コンセプトは『何も足さない。何も引かない』。ちばあきお先生が生きていたらおそらくこんなカンジで描いたのではないだろうか…というテイストを『再現』してみたい」とコメントを寄せています。

 まさかの続編連載で、往年のファンが歓喜したのはもちろん、これを機に過去作から追う新規の読者も増加しており、SNS上では「もっと早く読めばよかった」「別の人が描いてるのに、こんなに面白いとは」「絵柄が完全再現されていて凄すぎ」などの声もありました。

(LUIS FIELD)

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