『ワンピ』最強の黒ひげ海賊団にも内部分裂の可能性が 新四皇で最強の勢力はどこ？

■現在最強の勢力は？

『ONE PIECE（ワンピース）』の「ワノ国編」ではビッグ・マムとカイドウが撃破され、ワノ国編終了時には四皇の顔ぶれが変化しました。現在の四皇は、シャンクス、マーシャル・D・ティーチ（黒ひげ）、モンキー・D・ルフィ、バギーです。では、現段階では4つの勢力のうち、どの勢力が1番強いのでしょうか。

※この記事では『ONE PIECE』に登場するキャラの生死に関わる記述があります。

　まずは、赤髪のシャンクス率いる赤髪海賊団です。シャンクスといえば、片腕になる前はジュラキュール・ミホークとほとんど互角の実力者といわれており、頂上戦争では海軍大将サカズキ（赤犬）の攻撃を止めた実績の持ち主です。白ひげと剣を交えたときには、ふたりの激突によって天が割れたことなどからも、その実力は疑いようがないでしょう。

　シャンクス率いる赤髪海賊団は、海軍からも「高い懸賞金アベレージを誇り、最もバランスのいい鉄壁の海賊団」と評価されていました。しかし、赤髪海賊団の勢力となると話は違ってきます。実際に赤髪海賊団とキッド海賊団が対峙したシーンから、赤髪海賊団に所属する配下の多くは、かなり弱い様子がうかがえます。ネット上では「赤髪海賊団は配下が弱すぎるから全面戦争になったら厳しそう」という声があがっていました。

　続いて、黒ひげ（マーシャル・D・ティーチ）が率いる黒ひげ海賊団です。黒ひげはふたつの能力を手に入れた特異な能力者で、「ヤミヤミの実」は「史上最も凶悪という『悪魔の実』」といわれています。白ひげから奪った「グラグラの実」は人間や地面、大気までも揺らすことができ、海軍のセンゴクから「世界を滅ぼす力」と警戒されていました。

　黒ひげ海賊団は、黒ひげが率いる10人の巨漢船長がそれぞれひとつずつの隊を持った海賊団です。能力者を殺害して能力を奪う能力者狩りをおこなっており、幹部たちは全員「悪魔の実」の能力者です。長い間隠されていた10人目もクザン（青雉）と判明したことで「配下の個々の強さなら1番」と評価される一方で、「裏切りとかで内部崩壊しそう」という声もあがっていました。

　ほかにも、「バラバラの実」の能力者である千両道化のバギーは、表向きはクロコダイルとミホークを中心とした新組織「クロスギルド」のトップとして君臨しています。ただ、バギー本人の実力が優れていると分かる描写はほとんどなく、むしろお調子者で臆病者のイメージです。

　しかし配下の強さに不安のある赤髪海賊団とは逆に、クロコダイルとミホークという上位クラスのメンバーに囲まれているため「組織力では1番かもしれない」「バギーが部下から尊敬されているから、組織としてまとまりがあるのが強そう」といった声があがっていました。

　最後はルフィ率いる麦わらの一味です。麦わらの一味には、ルフィと行動をともにする9人以外に、ルフィ非公認ではありますが、子分盃を受けた7人の海賊による麦わら大船団が結成されています。その数は総勢5600人以上といわれており、大船団のメンバーは、それぞれ実力も伴った頼もしい配下がそろっています。

　ルフィの勢力について、「総戦力でみると圧倒的なんじゃないか」「魚人島とかアラバスタみたいにバックに国がついているのも強いよね」といった声があがっていました。

「すべてのバランスがいい」という観点で考えるならば、メンバーに考古学者や音楽家などもそろっている麦わらの一味が1番の勢力といえるかもしれません。しかし、戦闘的な面で優勢になりそうなのは、懸賞金アベレージが高いといわれている赤髪海賊団や、能力者や非能力者がいい塩梅に入り混じっているバギーの勢力を推す読者の声が多いようです。今後のエピソードで、四皇たちの戦いが描かれるのはいつになるのでしょうか。

（マグミクス編集部）