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「今だったら大問題?」初代『ガンダム』にこっそり出演していた別アニメキャラ

マグミクス / 2023年8月6日 6時10分

「今だったら大問題?」初代『ガンダム』にこっそり出演していた別アニメキャラ

■『機動戦士ガンダム』の劇中で実現していた「夢のコラボ」とは?

 1979年に放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダム』は、放送終了後も多数の続編シリーズが展開され、今もなお人気の高い作品です。

 そんな初代『ガンダム』には、作品とはまったく無関係な他のアニメ作品のキャラクターやメカが登場していたことをご存知でしょうか? 昭和アニメだからこそ許された、スタッフの遊び心についてご紹介します。

 第14話「時間よ、とまれ」の冒頭には、ジオン公国軍の兵士たちの慰問に訪れたマジシャンが手品を披露するシーンがあります。そのマジシャンの姿は、アニメ『無敵鋼人ダイターン3』に登場するコマンダー・エドウィンにそっくりでした。

 さらに、その手品を見ている兵士のなかには、同じく『ダイターン3』の主人公・破嵐万丈と、執事のギャリソン時田によく似た人物の姿まであります。

『無敵鋼人ダイターン3』は、『機動戦士ガンダム』と同じ富野由悠季監督が手がけた作品で、どちらもサンライズ制作のアニメということで実現した、夢のコラボだったのかもしれません。

 続いての注目シーンは、第31話「ザンジバル、追撃!」のなかにありました。この回では、ホワイトベースが僚艦の囮(おとり)として、先にジャブローを発進することになります。

 そのとき基地のドックから発進するホワイトベースを誘導していた人物の姿は、『ルパン三世』のルパンと次元大介にそっくりでした。

 ほんのわずかなシーンなので見逃しがちですが、よく見るとヘルメットの下にルパンの特徴的な顔つきや、次元のヒゲなども確認することができます。

 思わず、天下の大泥棒が「ジャブローまで何かを盗みに来たのでは?」と妄想したくなるシーンでした。

 ちなみにルパンの一味らしき人物が『ガンダム』に登場するのは、これだけではありません。第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」で、レビル将軍がソロモン要塞に降り立ったときに出迎えた、音楽隊のなかにもいました。

 この回に登場した音楽隊にはルパンや次元だけでなく、石川五ェ門と銭形警部らしき姿まであります。ルパン、次元、五ェ門が卒なく楽器を奏でているのに対し、銭形らしき人物は顔を赤らめて必死に演奏しているのが印象的です。

■キャラだけでなく、メカまで別作品から出張?

ダイターン3は、『機動戦士ガンダム』にも登場していた? (C)創通・サンライズ

 また、キャラクターだけではなく、他のアニメ作品のメカまで登場しています。

 物語の終盤である第42話「宇宙要塞ア・バオア・クー」には、アニメ『鉄人28号』の鉄人28号、『無敵鋼人ダイターン3』のダイターン3、『勇者ライディーン』のライディーンらしき機体が描かれていました。

 この回の中盤、大量のジムとボールが進軍するシーンのなかに、よく見ると鉄人28号やダイターン3、ライディーン風の機体が確認できます。

 いずれの機体もジムと同じ形状のシールドを所持しているので、パッと見ではわかりにくいのですが、映像を一時停止して確認してみると、あきらかにジムではない機体が混ざっています。

 この3体が地球連邦軍に味方していたと妄想すると、ジオン公国軍が勝てなかったのも仕方ないですね。

 また鉄人28号らしき機体は、最終話である第43話「脱出」にも登場します。

 ガンダムに搭乗するアムロがシャアのジオングを探しているところに、1機のリック・ドムが現れるシーンがあります。アムロはガンダムのキックで一蹴するのですが、その直前に画面の右から左に横切る機影があり、これをよく見ると鉄人28号に酷似していました。

 古いアニメ作品で、こうした制作スタッフの遊び心が見られるのは『ガンダム』に限った話ではありません。近年では特別な事情でもないかぎり、こういうケースは見られなくなりましたが、かつてはモブのなかに意外なゲストキャラを見つけるのも、ささやかな楽しみでした。

(LUIS FIELD)

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