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最初の大物感はどこへ… 「相手が悪すぎ」て何もできなかった不遇な強キャラ

マグミクス / 2023年8月7日 19時10分

最初の大物感はどこへ… 「相手が悪すぎ」て何もできなかった不遇な強キャラ

■「破壊の渉孟」の異名は本当?

 マンガには、初登場時にワクワクさせてくれる強そうなキャラたちが多数存在します。しかし、登場するタイミングや相手が悪すぎて、いざ戦ってみると見掛け倒しのように見えてしまった残念なキャラもいました。

『キングダム』渉孟

 渉孟(しょうもう)は、実写版も人気の原泰久先生の歴史バトルマンガ『キングダム』に登場するキャラです。彼は秦の敵国・趙国の将軍のひとりで、「破壊の渉孟」という異名を持つ人物でした。太った体型と、頭上で結った髪の毛が特徴で、「俺は強い」と自信たっぷりな性格です。実際に馬陽の戦場でも、最初はかなりの実力を見せています。しかし、その見た目から、秦軍の武将である鱗坊(りんぼう)たちから「豚」と揶揄されてしまいました。

 そんな渉孟は、馬陽の戦いで久しぶりに戦地に出てきた伝説の大将軍・王騎のことも「過去の遺物」と舐めていました。しかし、いざ一騎打ちで対峙すると相手との実力差を感じ取って、本来よりもはるかに大きい王騎の姿をイメージします。そして、何もできずに「あ」というひと言を残して一撃で殺されてしまいました。そんな渉孟は、ネット上では「渉孟のかませ犬感が凄まじい」「めちゃくちゃネタキャラ」「やられっぷりが美しい」など、ある意味人気もあるようです。

 ちなみに、『キングダム 公式ガイドブック 第3弾 戦国七雄人物録』によれば、渉孟は武力で王翦・桓騎・オルド・楽毅といった名だたる将軍たちと同等とされていました。王騎戦はさすがに相手が悪すぎたようです。

『バキ』劉海王

 劉海王(りゅうかいおう)は板垣恵介先生による格闘マンガ『刃牙』シリーズに登場するキャラクターです。劉海王は100歳にして現役の拳法の達人で、筋骨隆々の巨体と練り上げられた武術を誇っており、第1部『グラップラー刃牙』時代から中国拳法の天才・烈海王の師匠として、かなりの「強キャラ」らしい雰囲気を放っていました。そんな劉海王は、第2部『バキ』の「大擂台賽編」で、ついに実戦の場に降り立ちます。

 しかし、よりによって彼の作中初戦の相手は、「地上最強の生物」の範馬勇次郎でした。劉海王は勇次郎によって開始わずか数秒で顔の皮を剥がれるという恐ろしい攻撃にあい、倒されてしまいます。その後、不意打ちで蹴りを入れるも、それも無駄に終わりました。

 あまりにもあっさりとやられてしまった劉海王に対し、ネットでは「劉海王の扱いひどすぎないか」「100年間の武術人生を全部、勇次郎に否定された」「多分、『刃牙』で一番運悪い人だと思う」など、同情の声も多いです。顔を損傷したこともあってか、劉海王はその後登場しなくなり、「烈海王の師匠ポジション」も彼より格上の中国拳法界の頂点・郭海皇(146歳)に奪われています。

『ドラゴンボール』ダーブラ

 ダーブラは鳥山明先生によるバトルマンガ『ドラゴンボール』の「魔人ブウ編」に登場する、「暗黒魔界の王」という設定のキャラクターです。ダーブラは長身で、額に2本の角があり、大きくとがった耳が特徴と、いかにも悪役といった見た目をしています。

 そんなダーブラは魔導士・バビディの部下として登場、悟空が当初「セルと同じくらいの強さ」と語るなど、確かな強さを持っていたキャラでした。唾を浴びせるだけで相手を石にするなど、魔界の王らしい恐ろしい技も使います。ただ、本格的に戦ってみると、平和ボケして力を落としていた孫悟飯を相手に苦戦した挙句、魔人ブウが復活した後は、あっさりとクッキーに変えられ、食べられてしまいます。

 あっけないダーブラの退場に関して、「ダーブラ不遇過ぎ」「強いとはいえ、操られてバビディに手下にされるような程度だし」「魔人ブウ復活に協力したこと自体がバカ」など、いろんな意見が出ています。もっと早く登場していれば、悟空たちが絶望するような圧倒的敵キャラになれていたでしょうが、タイミングと相手が悪すぎてネタキャラ扱いとなってしまいました。

(LUIS FIELD)

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