【漫画】空に行った飼い主に会いたい! 宇宙まで来た猫に涙…
マグミクス / 2019年10月8日 11時10分
■「いい裏切り」に多くの読者が涙を流す
「黒い服の人に、飼い主は空の上にいると聞いた」と話す猫。猫は、なんと宇宙まで飼い主を探しに来たのです。ですが、「空の上」が意味することとは……。
Twitterに投稿された創作マンガ『飼い主を追っかけて宇宙まで来た猫のお話』に対して、読者からは「泣ける」「涙が止まらない」などの声があがっています。
マンガを描いたのは、目が覚めたら猫になっていた会社員の「モフ田くん」が登場する『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』の作者である清水めりぃさん(@zatta_shimizu)。今回の作品について、清水めりぃさんにお話を聞きました。
ーー清水様がマンガを描き始めたのはいつ頃ですか? Twitterに投稿をしようと思ったきっかけを教えて下さい。
初めてマンガを描いたのは小学生の頃で、今のTwitterアカウントで創作マンガを描き始めたのは2018年6月からです。
「新しいことを始めてみよう!」と思い立ち、せっかくだから自分が好きものを描こうと決めました。その時「人生の推し」だと思った「猫」を主軸にマンガを描くことにしました。1年以上経っても猫を描くのが楽しいので、間違ってなかったなあと思っています。
ーー今回の『飼い主を追っかけて宇宙まで来た猫のお話』は、どのように生まれたのでしょう?
きっかけは、マンガをアップした前日に見た私の夢です。お化けが出て、怪奇現象が起こるような怖い夢でした。その夢のラストで、エジプトの紋様のような猫に月が食べられるシーンがあって、それがすごく印象深かったんです。
不思議な猫が両腕で月を抱えて、バリバリ食べ始める……それを見て私たち人間が「地球は終わりだ……」って言って夢から覚めました。面白かったのでマンガにできないかなと最初は考えていたんですけれど、気付けば月に行く猫を描いていました。
無表情な猫の作画には、作者の思いが込められていました(清水めりぃさん提供)
ーー猫の作画で工夫したことを教えて下さい。
「可愛くない顔の猫にしよう」と思って描いたところです。他のマンガでも、猫の置かれてる状況や飼い主の有無によって顔つきや毛並みなどを変えています。今回の猫に限っては「最愛の飼い主を探し続けて苦労している。寂しい思いをしている」という状況にあるので決して良い環境ではないんです。
最初、宇宙飛行士さんと話してる時はニコリともしないし、ずっと無表情に近いのですが、パパさんの登場により一転して飼い猫の顔に変わるんですね。変わったあとの表情を見て、「良かったね」と読者さんにも感じてもらえたみたいでうれしかったです。
ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特に嬉しかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「パパさん長生きして下さい」のような声が印象深いです。その言葉はそっくりそのまま、ペットのいる飼い主さんみんなに通じる部分だと思います。
飼い主さんたちはみんな長生きして、ペットを寂しくさせないよう頑張って長生きしようね、と考えました。私自身も、飼い猫たちのために日々を生きています。
あと「3ページ目でドキドキした」とか「3ページ目で泣いた」とコメントしている方がいたので、投稿時に「(ハッピーエンド)」と書いておいて良かったと思いました(笑)。
■朝、目が覚めたら…ブラック企業の社員が猫に!?
清水めりぃさんの書籍『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話(モフ田くんの場合)』(KADOKAWA)
ーー清水様といえば、『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話』が人気です。2019年10月に書籍の2巻が発売されました。Twitterの投稿から書籍になったことへのお気持ちを教えて下さい。
公開当時は、単行本が2冊も出るだなんて本当に予想していませんでした。最初はモフ田くんを落書きのような気持ちで描いていたので「こんなことになるなんて……」と、この1年で何度も言いました。
マンガ1冊分を描くというのは、ものすごく勇気がいります。背中を押してくれた前の上司や友人たち、連載を見続けて応援してくれたフォロワーの方々がいなかったら本は出ていなかったと思います。「ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話を描いたら私の人生が変わった」という感じで、この1年はたぶん人生で一番たくさんの人たちに感謝をしました。
ーー今後、Twitterで発表されるマンガについては、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
今後も基本的に今と変わらないと思います。思いついた猫マンガや実録マンガなどを描いて公開していくスタンスはあまり変えたくないですし、「先がどうなるかなんて分からない」ということを、この1年でいやというほど知りました……(笑)。
なのでもう、先のことなんて何も考えず、自分が楽しいと思うものを精いっぱい描いたり作ったりしていこうと考えています。
(マグミクス編集部)
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