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悟空が「精神と時の部屋」を早めに活用してたら 「話が詰むタイミング」が来る?

マグミクス / 2023年8月10日 7時10分

悟空が「精神と時の部屋」を早めに活用してたら 「話が詰むタイミング」が来る?

■早い段階で悟空が強くなりすぎるとまずい?

 人気マンガ『ドラゴンボール』に登場する地球の神様は、宮殿に「精神と時の部屋」を作っています。「セル編」で存在が明かされ、いつ作ったのかは不明ですが、少年期の悟空が「1か月いたら発狂しそうになった」そうなので、ずっと前からあった可能性もあります。

「精神と時の部屋」は、「1日中にいると、1年分の修行ができる」場所で、一生の内で48時間(部屋のなかでの2年間)だけ入ることができます。重力は地球の10倍で、部屋にはふたりまでは入れるようです。空気は地上の1/4、気温はマイナス40℃~50℃の間で変動と、かなり過酷な環境ですが、修行には適しています。

 悟空が神様のところに修行に来たのは、転生して復活するであろうピッコロ大魔王(マジュニア)を倒すためですが、「1か月いた」という割にこの部屋を活用した形跡があまり見られません。悟空は重力が10倍の界王星や、100倍の宇宙船修行で大きく戦闘力を伸ばしていますから、この部屋をもっと活用していれば、早い段階で戦闘力を伸ばせたのではないでしょうか。

 悟空が「気が狂いそうになった」のは、おそらくひとりで入ったからでしょうし、組手をやることで戦闘力が大幅に伸びるのは、ラディッツ戦の後で地球人たちが神様の神殿に集められ、半年ほどの修業で軒並み戦闘力が7~8倍ほど上がっていることでも分かります。

 例えば戦闘力206だったクリリンが、最大1770に上がっていました。戦闘力の上がり方がそれまでの修行とは段違いなので、クリリンや天津飯、餃子、ヤムチャ、ヤジロベーらは、もしかすると半年の間に1回は「精神と時の部屋」に入っていたのかもしれません。人数も4人で、ふたりずつ入ればちょうどいいでしょう。

 そう考えるなら、少年期の悟空は、実力の近い天津飯を誘って一緒に部屋に入り、1年間組手をしていれば大幅に戦闘力を高められたのではないでしょうか。『ドラゴンボール大全集』によると、ピッコロ大魔王を倒した時の悟空の戦闘力は260、天津飯は魔封波を取得した時点で180です。

 さて、神様の神殿で修行を受けたメンバーのうち、修行前と修業後の戦闘力が判明しているのは、以下の3名です。「クリリン206→1770=8.6倍」「ヤムチャ177→1480=8.4倍」「天津飯250→1830=7.3倍」。意外にも、成長率ではクリリンがトップでヤムチャが僅差、天津飯が最下位という結果となりました。

 悟空は戦いの天才なので、ピッコロ大魔王戦の後に「精神と時の部屋」に入っていれば、同じかそれ以上の成長を遂げていたかもしれません。クリリン並みの戦闘力8.6倍とするなら、悟空は戦闘力260×8.6で2236ほど、天津飯の成長率がラディッツ戦後の修業と同じく7.3倍なのであれば、180×7.3で戦闘力1314となります。神殿の修行パートは3年間もあるので、実際にはもう少し上で、悟空が戦闘力2500、天津飯も1500くらいにはなるかもしれません。

 この戦闘力なら、ラディッツ戦時点で戦闘力408だったマジュニアは敵ではありません。ただ、殺すと神様が消えるので、悟空が戦闘不能にした後、天津飯が魔封波で封じ込めるでしょう。

 マジュニアの脅威は消えますが、地球の事情がどうであれ、ラディッツは襲来します。しかし、戦闘力1500の彼は悟空の敵ではありません。悟空は死なず、マジュニアもいないので、息子・悟飯が潜在能力を鍛えられることもないでしょう。悟空が生存して「ラディッツ編」は終わり、ラディッツが倒されたのを知って(ここで悟空の方が強ければ、ラディッツを殺さないで見逃す可能性もあります)ベジータ、ナッパがやってくるまでに、神様が悟空と天津飯を生きたまま界王星に連れて行くのではないでしょうか。

 もともとの戦闘力が段違いに高く、組手もできるので、界王星の修行も原作以上に順調に進み、界王拳と元気玉を身に着けた悟空たちは、ベジータすらもあまり苦戦せずに撃破すると考えられます。

 さて、仲間が犠牲にならずベジータにも勝利となると、悟空がドラゴンボールを求めてナメック星に行く理由がありません。しかし、問題はベジータの通信を傍受したフリーザが、突然地球にやってくる可能性があることです。その襲来を事前に知れたとしても、第一形態で戦闘力53万のフリーザが相手では、次元が違う実力差でどうにもならず、物語は「詰んで」しまうのではないでしょうか。

 悟空が早めに「精神と時の部屋」で修業して一気に強くなっていると、死の淵まで追い詰められてからの復活で強くなる、というサイヤ人の特性が活かせない問題が出てきます。また、悟空が死なずにずっと最強でいると、悟飯が修行する理由がなくなってしまうのも問題です。やはり親子で「超サイヤ人状態でいるのを当たり前にする」ために費やした「セル編」での活用法が理想的だったと言えそうです。

 ちなみに悟空は「セル編」にて、丸1日まで3時間ほど残したタイミングで「精神と時の部屋」から出てきました。「カラダにきつい」という部屋のマイナス面も考慮したうえでの判断でしたが、1か月で部屋から出てしまったという少年期・悟空は、天才であるがゆえに本能で「今はここで修行すべきではない」と判断していたのかもしれません。

(安藤昌季)

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