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「生まれ方も最悪」「幸せルート絶望的じゃね?」 壮絶な人生を歩む主人公たち

マグミクス / 2023年8月14日 18時10分

「生まれ方も最悪」「幸せルート絶望的じゃね?」 壮絶な人生を歩む主人公たち

■何度も大切な人を……

 マンガの主人公は華々しい活躍を見せるだけでなく、普通の人間なら耐えられないような壮絶な人生を歩んでいる場合もあります。今回は特に壮絶な人生を歩む、身も心も傷だらけの主人公を3人紹介します。

※この記事では『七つの大罪』『ベルセルク』『進撃の巨人』のネタバレが含まれます。

●『七つの大罪』メリオダス

『七つの大罪』は「週刊少年マガジン」にて連載されていた少年マンガです。人間と人間ならざる種族の世界が分かれていなかった太古の時代のブリタニアの大地を舞台に、7人の大罪人から組織された最強最悪の騎士団として恐れられている「七つの大罪」の戦いを描いています。そんな『七つの大罪』の主人公・メリオダスは、ある出来事をきっかけに呪いが掛けられてしまいます。

 その呪いとは、「永遠の生」です。この呪いによりメリオダスは歳をとることがなくなり、メリオダスが亡くなった場合も、しばらくすると復活してしまいます。これだけでもきついですが、さらに『七つの大罪』には「永劫の輪廻」の呪いが掛けられている、ヒロイン・エリザベスが登場します。

 この永劫の輪廻は、何度も寿命の短い人間として生まれ変わり、生涯を繰り返すという呪いです。さらに、エリザベスが転生するたびにメリオダスと出会い、恋に落ちると、その3日後に必ずメリオダスの目の前で亡くなってしまうことが運命づけられています。この呪いにより、メリオダスは作中で100回以上エリザベスと出会い、エリザベスを看取ることとなりました。

 最終的には3000年に渡る苦難を経て、メリオダスとエリザベスは呪いを解いて結ばれますが、ネット上では「「私だったら耐えられない」「最初の100年も経たないうちに精神崩壊しそうな呪いの人生」と、彼の壮絶な生涯に衝撃を受けた人の声が相次いでいます。

●『ベルセルク』ガッツ

 ダーク・ファンタジー『ベルセルク』は、作者・三浦健太郎先生の死後、生前の三浦先生から完結までの物語を聞いていた漫画家・森恒二先生の監修のもと、三浦先生の弟子が所属している「スタジオ我画」が作画を担当して、連載が続いています。そんな最後はどうなるかまだ分からない同作の主人公・ガッツも、壮絶な人生を歩んできました。

 ガッツは戦地で母親の死体から産み落とされ、傭兵団に拾われて幼少期から戦いの日々を送ります。その頃も傭兵相手の売春をさせられるなど、酷い体験をするのですが、ガッツの人生で最大の悲劇は、カリスマ的英雄・グリフィスと出会い、彼が率いる傭兵団「鷹の団」に入った後に起こりました。

 ガッツは鷹の団の一員となって武功を上げていきますが、「自分の国を持つ」という夢に向かって突き進むグリフィスと対等でいたいという思いから、団を抜けてしまいます。その結果、グリフィスは自暴自棄になって、自身が仕えるミッドランド王国の王女・シャルロットと密通し、その後国王の怒りを買って拷問の果てに再起不能の身体となってしまいました。

 その後ガッツは団の仲間たちとグリフィスを救出しますが、グリフィスは彼らを裏切り、人間が怪物「使徒」に転生するための儀式「蝕」を引き起こします。鷹の団の仲間たちは生贄として魔物に食われ、ガッツ自身も戦いで左腕と右目を失い、さらに目の前で愛する女騎士・キャスカが転生したグリフィスに犯されるという惨劇に見舞われました。

 ガッツは何とか「蝕」を生き延びますが、首には「生贄の烙印」が刻まれ、これのせいで、夜の間はどこにいても「闇の者」と呼ばれる敵たちから命を狙われることになります。また、キャスカは「蝕」でおぞましい体験をしたため、精神が崩壊して幼児退行し、ガッツは彼女を連れて過酷な旅を送ることとなりました。

 その後、ガッツには新たな旅の仲間たちができますが、「狂戦士の甲冑」を付けて戦うようになってからは肉体的にも精神的にもさらに酷使され、さまざまな副作用が出ています。「ガッツって最終的に幸せになれるルートあるんだろうか」「グリフィスと刺し違えて死ぬ未来しか見えない」など、心配する読者も多く、ガッツの過酷な戦いの物語がどのようなラストを迎えるのか、注目が集まっています。

■人類の敵になってしまった主人公

●『進撃の巨人』エレン・イェーガー

『進撃の巨人』The Final Season (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

「別冊少年マガジン」で連載されていた人気マンガ『進撃の巨人』の主人公・エレンも、壮絶な人生を歩んできました。彼は幼い頃、ヒロイン・ミカサ(当時は初対面)を助けるために、ミカサの両親を殺し彼女を誘拐した人買いたちを殺害するという体験をしています。

 さらに物語の第1話で突如として現れた「超大型巨人」と「鎧の巨人」によって、エレンたちの住むシガンシナ区の壁が破られ、壁内部に侵入した巨人により、エレンの母・カルラは彼の前で巨人に食い殺されてしまいました。

 その後、巨人を駆逐することを誓って調査兵団に入ったエレンは、自分が「巨人化」できる力を持つことを知りますが、戦いのなかで仲間を次々失い、兵団の同期のベルトルトやライナーがシガンシナ区を破壊した「超大型巨人」と「鎧の巨人」であることを知るなど、心をえぐられる出来事が続きます。

 そして、過酷な戦いを経て生家の地下室で父・グリシャの書き残した本を読み、壁の外には人類が優雅に暮らしており、自分たちがかつて巨人化の力で世界を蹂躙し、他の人類から忌み嫌われるエルディア人であることを知ってしまいます。さらに、エレンは実の父を食べて「始祖の巨人」と「進撃の巨人」の力を受け継いでいたことも分かりました。

 常人なら心が折れてしまいそうな出来事だらけのエレンの人生ですが、特にキツいと言われているのが、アニメ『進撃の巨人」 The Final Season 完結編』の前編の記憶も新しい、「地鳴らし」の発動です。エレンは葛藤に葛藤を重ねた結果、「始祖の巨人」の力でパラディ島にある3重の壁の内部にいる「幻の巨人」たちを「始祖の巨人」の力で解き放ち、パラディ島の人びとの平和のために、それ以外の人類を滅亡させようとしてしまいます。

 しかし、この判断には、ミカサやアルミンら仲間たちのためを思ったさらなる真意がありました。完結後には、「最後にエレンの想いが明かされるの本当に泣ける」「過酷な運命から逃れることができなかった悲劇の主人公」「母の死の真相もつらい」「実の兄・ジークと戦わななきゃいけないのもキツイ」など、その壮絶な人生にいろんな意見が集まっています。

(LUIS FIELD)

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