【漫画】「おいしさを共有したい！」ひとりで外食中の「葛藤」 発散方法に共感集まる【作者インタビュー】

■おいしさを「伝えたいけどできない」ジレンマ

　料理のおいしさを伝えたい気持ちについて描いたマンガ「一人で外食中に思うこと」が、Instagramで3万1000以上のいいねを集めて話題となっています。

　ひとりで外食しているとき、注文した料理のおいしさに感動した作者。「このおいしさを誰かに伝えたい！」と思うのですが……。読者からは、「分かります！」「お店を出るときに言うようにしています」などの声があがっています。

　このマンガを描いたのは、ブロガーのかるめさん（@kwkrart）です。Instagramやブログ「かるメディア」などでマンガを発表しています。かるめさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーマンガを描き始めたのは、いつ頃からでしょうか？

　2019年頃からマンガを描き始めました。SNSやブログに投稿を始めたのも、その頃からです。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

　ひとりで外食をしているとき、料理のおいしさを誰かと共有できない寂しさを表現したい、と思ったことがきっかけです。また、提供された料理を無言で食べていたとしても、心のなかで「おいしい！」と思っているということを、飲食店で働く皆さんに伝えたかったという思いもあります。

ーーひとりで外食することはよくあるのですか？　どのようなお店に行くことが多いですか？

　よくあります。私は普段お酒をあまり飲まないので、居酒屋の利用は少ないですが、それ以外の飲食店は幅広く行きます。基本的にはカフェが多いですね。ひとり旅が好きなので、現地の有名なお店に行くこともたくさんあります。

ーーこのマンガに登場した店主さんは、かるめさんからの念に気付きましたか？

　忙しく働いていらしたので、おそらく気付いていらっしゃらなかったと思います（笑）。

ーー最終的に、店主さんに「おいしかった」と伝えることができましたか？

　伝えることはできませんでした……。今後はお会計のときに、店員さんに伝えたいと思います。また、お店のクチコミサイトなどがあれば、積極的に書いていきたいです。

ーーこの出来事について、誰かに話しましたか？

　あとで家族に話しました。「共感できる！」と言ってもらえました。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか？

「分かります」と共感していただけるコメントが多かったです。なかには、「レジで伝えています」という方も。また、飲食店で働いている方から「無言で食べている人でも、おいしいと思ってくれていると思うとうれしいです」という趣旨のコメントもいただきました。

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

　読者の方々に共感していただけるような日々のささいな気付きを、今後も面白くマンガにしていけたらと思っています。

（マグミクス編集部）