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犯人不明の落とし穴? 台パン必至なファミコンの「初見殺し」トラウマトラップ

マグミクス / 2023年8月18日 21時10分

犯人不明の落とし穴? 台パン必至なファミコンの「初見殺し」トラウマトラップ

■ノーヒントの罠に初見殺しのイベントは怒りにも似たトラウマトラップ!?

「ファミコン」「スーファミ」時代には、「初見殺しのノーヒントトラップ」のような仕様で、取り返しのつかない事態に見舞われることがよくありました。そんなときは「こんなのわかるか!!」と怒り、たまらず「台パン」をしたものです。今回は、今でも忘れられない初見殺しの「トラウマトラップ」を振り返ります。

●誰が仕掛けたのか? 唐突に現れる即死トラップ『ミシシッピー殺人事件』

『ミシシッピー殺人事件』は、客船内でおこった殺人事件を解決に導くというゲームなのですが、なぜか船内に仕掛けられたブービートラップで怒りのトラウマを生み出しました。

 客室に唐突に現れる落とし穴、予兆もなく主人公目がけ飛んでくるナイフ、これら、初見では不可避のトラップで、食らえば即死でゲームオーバーです。いたずらにプレイヤーの足を引っ張るために仕組まれたのでは? と勘ぐってしまう罠でした。以降は、他にも罠があるのではと猜疑心を持ちながら、しずしず歩くことになります。

 ことによると主人公がまだ死体を発見する前(事件発覚前)に、罠にかかってしまうこともあるのが、特にイライラしてしまうポイントです。

●空手どころか物理で串刺し? 『カラテカ』の落下してくる柵

 アクションゲーム『カラテカ』は、武道の心得を重んじているようで、敵にお辞儀をしたり、構えをしたり、または、逃げたら死を表現しているのかスタート直後に後退したりすると崖から落ちて即死してしまうという、クセの強い作品です。

 このゲームの初見殺しのトラウマトラップは、鬼畜な仕様の「柵トラップ」でした。最初は柵が上がっているため、問題ないと勘違いし走って通り抜けようとすると柵が突然落下し、問答無用で即死です。

 説明書にも記載されているため、罠であることは認識しているプレイヤーはいたでしょうが、プレイしている最中はノーヒントでした。そのため、回避のコツがわからずイライラが募り、ここで挫折した人も多いのではないでしょうか。

●「見殺し」という行為を何十年も後悔させる『ファイナルファンタジーVI』

『ファイナルファンタジーVI』には、仲間になるアサシン、シャドウという人物がいました。

 物語中盤、魔大陸崩壊の際に身を挺してパーティーを逃がしてくれたシャドウを残し、5分以内に脱出するというイベントが発生します。画面には1秒1秒減っていくカウントも表示されているため、焦る気持ちで初見ではそのまま飛空艇に乗り、シャドウとはそれっきりになってしまうでしょう。

 ところが、5秒前まで待つとシャドウが現れ、生存・仲間加入するルートがあることを後に知り、プレイヤーは愕然としました。

 故意ではないものの仲間を「見殺し」したというトラウマを植え付け、あのときの後悔が今でも残ってしまう、まさに精神的なトラップです。

■『メガテン』『ドラクエ』にもトラウマトラップが!?

●『真・女神転生II』の便利機能「AUTO」への依存は神々からのバチ?

SFC版はとにかくフリーズが多く、ラスボス戦闘時でも起こるため本当に「バチ」を感じる。画像はPlayStation版『真・女神転生II』(アトラス)

 スーパーファミコン版の『真・女神転生II』には、面倒な戦闘を自動で行ってくれる「AUTO」という機能がありました。

 これは通常の物理攻撃を戦闘が終了するまで繰り返してくれるという便利なコマンドでしたが、依存しすぎると、とんでもない落とし穴が待ち受けています。それは敵の「物理反射」という属性です。

 その名のとおり、物理攻撃を跳ね返してくる敵なのですが、知らずにAUTOをしてしまうと、ダメージが主人公らにそのまま返ってきて、気付かず放置したり、焦って時間が経過してしまったりすると、全滅という展開もあります。

 戦闘中のAUTO解除も可能ですが、筆者の場合は、この属性の存在を知らなかったため、なぜダメージを食らっているのか理由が分からず、恐怖すら覚えました。そのためAUTOが安易には使えなくなる、というトラウマを植え付けるトラップでした。

 上記で恐怖すら覚える、と書いたのには他にも理由があります。敵は神様と同じ名前を持つものが多かったため、少し怯えながらプレイしている自分がいました。フリーズやバグも多かったため、そういったトラブルにいちいち「神々からのバチか……?」と、よぎってしまうというトラウマもある作品だったのです。

●成す術なしで沈黙もありうる凶悪マシーン『ドラゴンクエストVI』キラーマジンガ

 ストーリーは憶えていなくても、あの凶悪な強さはトラウマになっているといっても過言ではない敵が、『ドラクエVI』のキラーマジンガです。

 順調にストーリーを進め、海底探索もできるようになる頃は、同時に職業もコツコツ進捗し、使い勝手のいい特技も覚え、戦闘に慢心し始めるタイミングでした。見境いなく探検したくなる条件がそろい、天狗プレイヤーが導かれるように舵をきるのが、「海底宝物庫」です。

 そこで宝物を守護するのがキラーマジンガで、最初は「この時点で出会える敵なのだから勝てなくはないはず」と思ってしまいます。フィールド上のグラフィックが人間の兵士というところも心の余裕を誘いました。しかし、戦闘に入ると、2体のキラーマジンガが凄まじい威力の2回攻撃を仕掛けてきます。特技まで使用し1ターンごとにひとり、もしくはふたりが死に、成す術なくあっという間に全滅……。

 プレイヤー側が弱くても出会えるこの脅威のモンスターは、まさに存在が「トラウマトラップ」です。

(南城与右衛門)

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