『ワンピ』エースを探すため？ シャンクスがフーシャ村を「随分長い拠点」にした理由

■フーシャ村を拠点に何をしていたのか？

『ONE PIECE（ワンピース）』の初期エピソードから登場しているシャンクスは四皇の一角で、モンキー・D・ルフィの命の恩人であるとともに憧れの人物でもあります。

　第1話から登場しているにもかかわらず、シャンクスについての詳細は長い間謎に包まれたままです。最終章突入後は、「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を奪るために動き出す様子や、劇場版『ONE PIECE FILM RED』で天竜人との関係性が「匂わせ」されるなど、現在は少しずつ情報が明かされています。

　いまだに多くの謎が残されているシャンクスですが、物語の序盤で明かされた「1年以上フーシャ村を拠点としていた理由」について、現在も考察が盛りあがっています。フーシャ村は、なぜ「随分長い拠点」になったのでしょうか。

　そもそも、フーシャ村とは「東の海（イーストブルー）」にあるゴア王国のドーン島に位置する村です。ルフィが生まれ育った村で、シャンクスと出会い「ゴムゴムの実」を口にしたきっかけとなりました。

　フーシャ村が「随分長い拠点」になった理由について、ネット上では「『ゴムゴムの実』の能力者に適している人物を探していた」という意見が多くあがっていました。

　シャンクスは政府の護送船から「ゴムゴムの実」を奪ったあと、フーシャ村に到着しています。シャンクスは、当時から「ゴムゴムの実」の真の能力「ヒトヒトの実」に気付いており、ロジャーの意思を引き継ぐものを探していたのでしょうか。

　そして、「ロジャーの息子のエースに食べさせようとしていたのでは？」という意見もあります。この説を推すファンからは「シャンクスはエースに『ゴムゴムの実』を食べさせようとしたけど、ルフィが食べたからこれも運命と納得してフーシャ村を離れたんだと思う」という意見があがっていました。

　また、「マキノさんと離れ難かったから」という意見もあります。扉絵連載「世界の甲板から」Vol.2「フーシャ村」で、子供を抱っこしたマキノさんが描かれ、質問コーナー「SBS」では「父親はやはり、あの人かなー」と語っていました。「あの人」ということはすでに作中に出ている可能性が高いため、「シャンクスとマキノの子供では？」という声が多くあがったようです。

　ほかにも「病気療養してたんだよ」「ヤソップが息子のウソップと会う心の準備を待ってたとか？」「バギーを探していたんだったら結構胸アツ」とさまざまな意見が飛び交っています。

　またシャンクスはロジャー海賊団で見習いをしていた頃、「おれは自分の船を持ったら時間をかけて世界をみてまわろうと思ってる」「勿論海賊としてだ」と語っていました。そのため「フーシャ村は世界を見るための拠点だった」という意見もあがっています。

　作中でシャンクスが動きを見せだしたため、この理由が明かされる日もそう遠くないのかもしれません。今後のシャンクスの活躍に期待が高まります。

（マグミクス編集部）