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いつの間にか空気悪っ! 仲間割れ必至だった「友情破壊」ファミコンソフト3選

マグミクス / 2023年8月19日 21時10分

いつの間にか空気悪っ! 仲間割れ必至だった「友情破壊」ファミコンソフト3選

■協力しようって言ったのに「どうしてこうなった?」

 今はインターネットが普及し、離れた場所にいる友だちとも気軽にゲームで遊べる時代になりました。しかし、ファミコンが流行した昭和時代は、みんなで友だちの家に集まって一緒にゲームを楽しんだものです。

 なかでも人気だったのが、ふたり同時プレイが可能なゲームで、ファミコンの初期の頃から協力プレイが楽しめるものがありました。ですが協力プレイのはずなのに、いつしかお互いに足を引っ張り合い、仲間割れしてしまうケースも……。そこで今回は、とくに仲間割れに発展しやすかった、懐かしのファミコンソフトをご紹介します。

 数々のヒット作を生んだ「マリオシリーズ」のルーツのひとつと言えるのが、1983年に発売された『マリオブラザーズ』です。

 プレイヤーはマリオとルイージを操作し、パイプのなかから次々と現れる敵を倒していく内容でした。倒す方法は、床下から敵をパンチし、ひっくり返ったところを蹴り落とすというものです。

 同作はふたり同時プレイが可能で、1P側のマリオが床下から敵をパンチし、2P側のルイージが蹴り落とすといった協力プレイが醍醐味でした。

 一度ひっくり返った敵は、再度床下からパンチをすると元に戻って動き出します。これを利用して、仲間が近づいたときにわざと敵を起こし、ミスを誘うという裏切り行為が頻発しました。

 そのため『マリオブラザーズ』は、ファミコン世代から「元祖仲間割れゲー」「床を叩いて仲間割れするゲーム」などと呼ばれ、まるで対戦ゲームのような「仲間割れプレイ」にハマった人も多かったタイトルです。

 続いて紹介するのは『バルーンファイト』です。ファミコン版『バルーンファイト』は1985年に発売され、風船で空中をフワフワ浮遊する独特の動きが印象的なゲームでした。

 敵も風船で空中に浮かんでおり、体当たりで敵の風船を割って倒していくという内容です。

 このゲームもふたり同時プレイが可能で、仲間と協力しながら敵の風船を効率よく割っていくのがセオリーです。しかしプレイヤーは、味方キャラの風船も割ることができるため、わざと味方の風船を割りに行くという、えげつないプレイが横行しました。

 最初は事故を装って味方の風船を割り、気づいたら仲間同士で風船を割り合う展開に……なんてことは日常茶飯事でした。そんなゲームだったので、いまだに「仲間割れし始めてからが本番」という認識のファンも少なくないようです。

 そして最後に紹介するのが、1985年に発売された『アイスクライマー』です。ハンマーを手にした主人公が、ブロックを崩しながら氷山の頂上を目指します。

 ふたり同時プレイでは、仲間と協力しながら頂上を目指すのですが、どちらか一方が上の階層にあがると、画面が1階層分強制スクロールします。一方が遅れて画面外に置いていかれるとミスになってしまうため、息のあったプレイが要求されました。

 そんな仕様のため、味方プレイヤーのことを無視して先に進もうとする人が現れるのも必然です。気づいたときには、わざと相手の行動を邪魔をする、泥沼の足の引っ張り合いが始まるのが『アイスクライマー』のお約束でもありました。

 ちなみにYouTubeの「【公式】ゲームセンターCX 20th チャンネル」では、有野課長ことよゐこ・有野晋哉さんと、人気Vtuberの壱百満天原サロメさんが、『アイスクライマー』で協力プレイから足の引っ張り合いに発展する、面白い動画が公開されています。

 おそらくファミコン世代の方なら、一度くらいはこういうファミコンソフトで「仲間割れプレイ」を楽しんだ経験があるのではないでしょうか。今思えば、仲の良い友だちと隣で一緒にゲームを遊んでいる状況だからこそ、本気でギスギスすることは少なかったのかもしれませんね。

(LUIS FIELD)

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