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はかなすぎ!あっけなく退場した「ガンダム」キャラたち 宿敵、お騒がせ人物が多かった?

マグミクス / 2023年8月24日 6時10分

はかなすぎ!あっけなく退場した「ガンダム」キャラたち 宿敵、お騒がせ人物が多かった?

■ガンダムの舞台は「非情」な戦場

 ガンダムシリーズは、非情な戦争を背景に物語を展開していることもあり、キャラが戦死するシーンはどうしても避けられません。そのなかでも、物語に欠かせない存在でありながら、あっさり戦死するキャラがいました。今回は「ガンダム」シリーズのなかで、あっけなく退場してしまったキャラを紹介します。

 劇場版アニメ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場したクェス・パラヤは、あっけなく退場したキャラのひとりです。ネオ・ジオン軍の総帥シャア・アズナブルと出会ったことで同軍に身を置いたクェスはニュータイプ能力を見込まれ、少女でありながらパイロットとして戦場に投入されます。やがて、最終決戦ではネオ・ジオン軍のモビルアーマー、α・アジールを任されるまでに能力が覚醒します。しかし、ニュータイプのクェスでも、あっけない最期を迎えます。

 ストーリー終盤、アクシズ付近で戦闘しているクェスのもとに、ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアが地球連邦軍のジェガンに乗って現れます。ハサウェイがネオ・ジオン軍のパイロットになってしまったクェスを必死に説得していると、そこに中破したリ・ガズィに搭乗する同軍の技術士官、チェーン・アギもやってきます。ふたりの光景を見ていたチェーンは、敵機に接近しすぎているハサウェイに離れるように警告し、リ・ガズィからグレネードランチャーを発射しました。

 ここでクェスは、意外な行動に出ます。直撃を受けることを察してα・アジールに取り付いていたジェガンを振り払い、身を挺してハサウェイを守ったのです。そして、全長が100mを超える機体のα・アジールは被弾した箇所が悪かったのか、たった1発のグレネードランチャーで簡単に撃墜され、クェスは戦死してしまいました。この時ハサウェイは衝動的な行動を起こし、味方であるはずのチェーンを死に至らしめます。のちに『機動戦士ガンダム
 閃光のハサウェイ』で主人公となる彼の心のなかに深い傷を残した出来事でした。

 続いて紹介したいのは、アニメ『機動戦士Zガンダム』で、主人公のカミーユ・ビダンのライバル的存在として描かれていたティターンズのジェリド・メサです。「カミーユ」という名前の響きが女性っぽく聞こえたジェリドが、カミーユを馬鹿にしたことが発端で、その後、ふたりは戦場で数々の戦いを繰り広げます。

■宿敵キャラでもラストはあっけない?

カミーユとジェリドの因縁の対決が描かれる、「機動戦士Zガンダム メモリアルボックス Part.II (特装限定版) Blu-ray」(バンダイビジュアル)

 第49話「生命散って」で、ふたりの因縁の関係が終わりを迎えます。戦争も最終局面に差し掛かり、ジェリドはバウンド・ドックでZガンダムに最後の戦いを挑みますが、この時カミーユはラーディッシュが撃沈されたことや、戦争そのものに対する怒りが爆発していました。

 そのような状況下でカミーユのZガンダムが放ったビームライフルが、ジェリドの乗るバウンド・ドックに命中。機体のバランスを失ったジェリドは後方にあった撃沈寸前のラーディッシュの爆発に巻き込まれて戦死します。ジェリドの「カミーユ、貴様は、俺の……」という断末魔を残して、ふたりの長い因縁の対決はあっけなく終止符を打つのでした。

 最後に紹介するクロノクル・アシャーも、あっけなく退場したキャラではないでしょうか。アニメ『機動戦士Vガンダム』に登場していたクロノクルは、主人公のウッソ・エヴィンの宿敵でもあります。クロノクルのテスト機だったシャッコーをウッソに奪われるという無様な姿を晒したことや、ウッソの初恋の相手カテジナ・ルースがクロノクルとともに行動することになった経緯もあり、ふたりは因縁の関係となります。

 第51話「天使たちの昇天」ではエンジェル・ハイロゥを舞台に、クロノクルとウッソが最後の戦いを繰り広げます。リグ・コンティオでウッソが乗るV2ガンダムと激闘を繰り広げるクロノクルでしたが、2本のビームサーベルを束ねたウッソの攻撃にリグ・コンティオは大破し、崩壊するエンジェル・ハイロゥを転げ落ちていきます。しかし、クロノクルのあっけない最後はこのあとでした。

 コックピットから身を投げ出され、逆さまになりながら落ちていくクロノクルは、ザンスカール帝国の女王で自身の姉でもあるマリア・ピァ・アーモニアの幻覚を見ながら助けを乞います。そして、「マリア姉さん」と言ったと同時に「ゴンッ」とエンジェル・ハイロゥに頭を打ち、最期を迎えるのでした。

 クロノクルは『Vガンダム』第1話から登場していた古参キャラだっただけに、あっさりとしたラストが気の毒にさえ思えてしまいます。

 ストーリーに関わる主要キャラであっても、戦いのなかの一瞬の出来事であっけなく退場させられてしまうのは、観るものに強い印象を与えます。ガンダム作品の背景にある、戦争の「非情さ」をリアルに感じさせる演出と考えることもできそうです。

(LUIS FIELD)

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