「大賞受賞作がついに」「人気作家も唸った」原作マンガも注目の23年秋アニメ
マグミクス / 2023年8月31日 19時10分
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■今から原作を予習するのもあり!
2023年秋アニメには、注目の人気マンガが原作の作品が多数あります。早くも「映像化作品」コーナーを設け、アニメの放送前から原作マンガを盛り上げようとする書店も多く、まさに「予習」しやすい状況といえるでしょう。
そんな「原作あり」の秋アニメについて、注目作をいち早く紹介します。
●『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』
2020年より「週刊ヤングジャンプ」にて連載されているラブコメマンガ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』(原作:中村力斗、作画:野澤ゆき子 通称『100カノ』)は、タイトル通り100人もの魅力的な女子キャラクターが登場するラブコメ作品です。個性的な美少女キャラが次々登場するため、「アニメのCVも期待」「動く推しキャラが早く観たい」と、アニメに期待する原作ファンも続出しています。
主人公・恋太郎(れんたろう)は中学で失恋100回を経験したことから訪れた縁結びの神社で、恋の神様から「高校で出会う運命の人は100人いる」と告げられました。本来であれば運命の人はひとりのはずですが、恋の神様はうっかりミスで恋太郎の運命の人を「100人」と設定してしまっており、さらに「運命の人は愛し合って幸せにならなければ死んでしまう」という事実が明らかになります。
そんな事実を知り「運命の人全員と付き合う」ことを決意した恋太郎の前に登場するヒロインは、どれも非常に個性豊かです。おしとやかで策略家な羽香里(はかり)やツンデレでツッコミポジションの唐音(からね)、不老不死の薬の影響で8歳の姿になっている楠莉(くすり)など、クセが強すぎるヒロインも少なくありません。そして「100カノ」は「ヒロイン全員を幸せにする」というストーリーの通り、主人公に選ばれない「負けヒロイン」がいないことも特徴のひとつと言えます。
アニメから入る方も、ぜひ推しヒロインを探してみてほしい作品です。
●『葬送のフリーレン』
「魔王を倒した勇者たちの後日譚」を描くファンタジーマンガ『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人、作画:アベツカサ)は、2021年に「マンガ大賞2021」大賞、「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなど、マンガ好きの間で高く評価されてきた作品です。アニメ化が発表された際も、ファンの間では「絶対観る」と喜びの声もあがっていました。
今作では第1話時点で魔王討伐から50年以上の月日が流れ、亡くなった勇者・ヒンメルのことを知ろうとしなかった後悔から、エルフ族の魔法使い・フリーレンが「人間を知るための旅」に出る物語が始まります。
ちなみに『葬送のフリーレン』のアニメを制作するのは、『ワンパンマン』や『オーバーロード』など美麗な戦闘シーンに定評のあるマッドハウスで、「戦闘シーンが楽しみ」「原作の美麗な描写も再現できそう」と期待する声も見られました。
■本格ミステリーも異能バトルも楽しみ!
●『鴨乃橋ロンの禁断推理』
TVアニメ『アンデッドアンラック』キービジュアル (C)戸塚慶文/集英社・アンデッドアンラック製作委員会
探偵行為を禁じられた天才・ロンと、ピュアだが抜けたところも多い刑事・都々丸(ととまる/トト)の凸凹コンビがさまざまな謎に挑むミステリーマンガ『鴨乃橋ロンの禁断推理』(作:天野明)は、「少年ジャンプ+」で連載中の人気作品です。天野先生の週刊連載は『家庭教師ヒットマンREBORN!』以来約8年ぶりであり、連載スタート前から大きな注目を浴びていました。
世界最高峰の探偵養成学校「BLUE」で将来を有望視されるも、探偵行為を禁じられ、引きこもり生活を続けるロンは、天才的な推理力を持っているものの、身勝手で弱さを隠そうとしません。そんなロンが、真面目過ぎるトトの力を借りて自信を取り戻していく様も大きな見どころです。
ふたりの「バディ感」と同時に、本格的なミステリー要素も同作の見どころのひとつです。単行本4巻の帯にミステリー作家・有栖川有栖先生が「ガチの本格ミステリ漫画でした」とコメントを寄せていました。天野先生の美麗なタッチの絵で味わえる本格ミステリーは、まさに必見です。
●『アンデッドアンラック』
「週刊少年ジャンプ」で2020年8月より連載されている『アンデッドアンラック』(作:戸塚慶文)を原作とするアニメも、ファンから「今から放送が待ち遠しい」と期待を集めています。
自分に触れた人を「不運」にする体質を悲観し、自殺しようとする主人公・風子はある日、「不死」の男・アンディと出会い、行動をともにするうちに、謎の組織「ユニオン」から追われる身となりました。しかし、「逆に自分たちがユニオンに加わることで追われなくなる」と知り、さまざまな敵との戦いに巻き込まれていくというストーリーです。
風子やアンディらのキャラは、特定の「理(ルール)」を否定することで超人的な能力を得た「否定者」と呼ばれています。ド派手な「異能力バトル」が幾度となく繰り広げられ、「不死」の力を持つアンディは千切れた身体のパーツを超速で再生させ、弾丸のように打ち出すなど、力の使い方にも意外性があり見どころです。
アニメの制作会社デイヴィッドプロダクションは過去に『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズや『炎炎ノ消防隊』、『はたらく細胞』など特殊な戦闘シーンが醍醐味の作品を数々手掛けており、今作も戦闘シーンの迫力をしっかりアニメで再現してくれるでしょう。次々に明らかになっていく否定者たちの能力と、それらを生かしたバトルが今から楽しみですね。
(田中泉)
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