実写版『ワンピース』に賛否集まる 「深い愛が伝わってくる」「解釈が最高」「子供は要注意」

■SNSで賞賛の声！　実写版ドラマ『ONE PIECE』の感想は？

※本記事は実写版『ONE PIECE』の内容を含んでいます。

　2023年8月31日よりNetflixにて実写ドラマ版『ONE PIECE』の世界独占配信が開始されました。SNS上で「ONE PIECE」がトレンド入りするほど多くの感想が見られ、実写ドラマに対する関心の高いことがうかがえます。

　では、実際に実写ドラマ版『ONE PIECE』を観たファンはどのような感想を抱いたのでしょうか。

　SNS上では、多くのファンが「実写版は面白い」と肯定的な意見を投稿していました。なかでも「キャラクターの解釈がうまい」という意見が多く、原作のイメージを損なわないキャラクター設定が好感を呼んでいるようです。

　主人公のモンキー・D・ルフィを演じるイニャキ・ゴドイさんには「原作のルフィに『洋画の主人公』成分を足した結果、めちゃくちゃカッコイイ」「ルフィのモデルがイニャキくんなのか？　と思えるほどぴったり」など、賞賛の声が挙がっていました。

　また、麦わらの一味で唯一の日本人キャストとしてロロノア・ゾロを演じる新田真剣佑さんに対しては、再現度の高いビジュアルについて多くの声が挙がっています。「真剣佑ゾロの体型が原作にそっくり」「どの角度から観ても完璧、最高のゾロ」と感心しきりな様子でした。

　そのほか、ナミ役のエミリー・ラッドさんには「落ち着いた美しさがある」「原作よりも強い女」、ウソップ役のジェイコブ・ロメロ・ギブソンさんには「鼻が長くないのにめちゃめちゃウソップ」、サンジ役のタズ・スカイラーさんには「サンジの『核』の部分がしっかり見えていて好き」「予告編みたときは『イケメン！』って思ったけど、実際のお芝居を観たら『かわいい』ってなる」などと、好感を持つファンが多いようです。

　実写版ドラマでは、麦わらの一味の日本語吹き替えをTVアニメ『ONE PIECE』と同じキャストが担当しています。SNS上では「アニメと同じ演技ではなく、実写版の俳優さんの演技に合わせて吹き替えしているのがすごい」と、声優陣の演技力について感動したという意見が多く挙がっていました。

■「グロかった」「子どもに見せるときは気を付けて」の声も

Netflixドラマ版『ONE PIECE』のシャンクスがルフィに麦わら帽子を託す場面　(C)尾田栄一郎/集英社

　実写版ドラマ『ONE PIECE』はファンから多くの賞賛を受ける一方で、リアルな「グロさ」に驚いた、との声も聞かれています。バトルシーンで血しぶきが上がったり、人間の切断部分がしっかり映っていたりすることから、SNS上で「子どもに見せるときはちょっと気を付けてね」との注意喚起も見られました。

　実際に、Netflixの実写版ドラマの作品ページには、「13＋」という年齢制限が設定されています。小さいお子さんがいるご家庭では、視聴の際に注意が必要でしょう。

　作中に散りばめられている「グロい場面」について、ファンの間でさまざまな意見が交わされていました。海賊の物語であることから「実写ならではのグロさがあっていいんじゃないか」と肯定する意見がある一方で、「グロいシーンは苦手なので、実写版は受けつけられない」と嫌悪感を示す感想も見受けられます。

　このように表現方法について賛否両論はあるものの、「何がなんでも成功させてやるんだという気概が見える」という、製作陣の『ONE PIECE』への熱い想いを感じ取ったファンが多いようです。

　ファンからの評価も高い実写版ドラマ『ONE PIECE』は現在（2023年9月1日時点）、魚人海賊団が登場するエピソード8まで配信されています。

（LUIS FIELD）