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ネットで議論!劇場版『ドラゴンボール』フルCGとセル画 今後はどっちがいい?

マグミクス / 2023年9月3日 18時10分

ネットで議論!劇場版『ドラゴンボール』フルCGとセル画 今後はどっちがいい?

■CGと原作デザイン、双方を活かす方法を模索するアニメ界

 2022年に世界的な大ヒットを記録したアニメ映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は、戦闘シーンの一部をCGで表現した前作『ドラゴンボール超 ブロリー』(2018年)のヒットを受け、『ドラゴンボール』シリーズ初のフルCGで作られた挑戦的な作です。ネット上では、今後も続くかもしれない「フルCG化」を巡り賛否が巻き起こっていました。

 今やフルCG化はアニメ界の世界的な流れとなっていますが、昔から良く知っているキャラのCGに拒否感を感じる人が多くいるのも事実です。『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』の3DCG化でもいろんな意見が出ていましたが、どうしても慣れ親しんだキャラクターイメージが変わってしまうからでしょう。

 そこで最近では、一見今までのセル画アニメのように見える「セルルック」という3DCGの技法を取り入れ、往年のマンガファンにも受け入れられるような方法が模索されています。3DCGで作ったモデルに。あえて主線を加えたり、「セルシェーディング」という技法で影のつけ方や色のつけ方を工夫したりすることで、立体感を抑えることが可能です。

『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』も鳥山明先生のもともとの平面デザインを活かしながら、CGだからこそ表現できるバトルアクションとエフェクトで迫力やスピード感あふれるシーンが展開されました。同年に公開された『THE FIRST SLAM DUNK』も、手描きテイストでレタッチされたCGを駆使して、高評価を獲得しています。

 それでもネット上では、フルCGについて賛否両論の意見があるようです。「思いのほか原作デザインに近く違和感がなかった」「CGの方が画風がブレなくていいと思う」「CGは迫力がすごくて爽快感がある」と、フルCGに満足できたという声が多く上がっていました。

 その一方で、原作の持ち味であるデフォルメの強いキャラクターデザインや、マンガらしいコミカルな場面は、CGでなめらかになりすぎると違和感を感じてしまう人もいるようです。

 ネット上には「日常シーンなどは手描きの方が柔らかみがある」「2Dだからこその想像をかき立てる非現実感がよかった」「何でもかんでもCG化になる流れは嫌だよね」といった声も上がっていました。

 原作者の鳥山先生は『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』を「ひとことで言って、スゴいアニメ映画です!」と絶賛しており、今年2023年8月18日に公開された鳥山先生原作のアニメ映画『SAND LAND』もフル3DCGで制作され、戦車対戦車のバトルの描写など3DCGならではの見せ場が大幅に増えています。今後の『ドラゴンボール』の映画にも取り入れられる可能性は高そうで、「『スーパーヒーロー』でレッドリボン軍とかピッコロの巨大化とか懐かしの要素を見られたのはよかったから、いっそ最初の天下一武道会までの話を3DCG化してくれないかな」「ウーロンとかミスター・ポポとかいろんなおなじみキャラをCGで見てみたい」との声も出ていました。

(マグミクス編集部)

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