アシリパ役でも注目!山田杏奈が実写版で演じた強烈美少女キャラ4選
マグミクス / 2023年9月6日 18時10分
![アシリパ役でも注目!山田杏奈が実写版で演じた強烈美少女キャラ4選](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_181613_0-small.jpg)
■復讐の鬼から歴史オタクの女子高生まで見事に演じる!
2022年4月に実写映画化が発表されるも、キャストや公開時期が明かされなかった『ゴールデンカムイ』のキャストが発表され、今も大きな話題を集めています。発表前からキャストを予想するファンも多くいた一方、ヒロイン・アシリパ(「リ」は小文字が正式表記)は10代前半で天真爛漫なアイヌの美少女という設定から、「誰がやるのか想像がつかない」という声も多くありました。
そんなアシリパを演じるキャストは、2011年に雑誌「ちゃお」で企画されたオーディションでグランプリを受賞し、デビューした女優・山田杏奈さんでした。山田さんは20代前半と実年齢はアシリパと異なりますが、発表されたビジュアルやティザーを見ると衣装やメイクによってアシリパを再現しており、早くも「イメージ通り」と好意的な意見も少なくありません。
そんな山田さんは、過去にも『咲-Saki-』や『幸色のワンルーム』、『新米姉妹のふたりごはん』など、実写化作品に数多く出演しています。そしてどれもキャラクターの魅力や雰囲気を損なわずに演じていることから、マンガの実写化を不安に思うファンからも「山田さんなら大丈夫」と信頼されつつあります。
今回は山田杏奈さんが演じた、マンガ原作の女子生徒のキャラクターを紹介します。
●『ミスミソウ』:野咲春花
山田さんの映画初主演作は、2018年に公開された『ミスミソウ』です。押切蓮介先生による、地方の町を舞台にしたサイコホラーマンガを原作としており、実写化が発表された際は「内容もそうだけどキャスティングが難しいのでは?」と読者の間で注目を集めていました。
主人公・春花は可憐な少女ですが、クラスメイトから陰惨ないじめを受けた末に、家族を殺害され、復讐の鬼と化す難しい役どころでした。クラスメイトたちに復讐を誓いながらも罪悪感と葛藤を抱く春花は、作品を観たファンから「思ってた以上に役にハマってた」と絶賛が相次いでいます。
儚げな雰囲気と、暴力性を秘めた春花を演じた山田さんは、『ミスミソウ』で初主演作にして多くの人に強烈なインパクトを与えました。
●『ジオラマボーイ・パノラマガール』:渋谷ハルコ
1989年に刊行された同名マンガ(作:岡崎京子)を原作にした映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』で、山田さんは湾岸の再開発地域にある高層マンションに住む平凡な女子高生・渋谷ハルコを演じました。
ある日、ハルコは橋の上で倒れていた男の子・ケンイチにひとめぼれし、「世紀の恋」だとはしゃぎます。一方、どこか危険な雰囲気を漂わせる女の子・マユミが気になっているケンイチは、ハルコを全く意識していません。
恋をしたひとりの女子高生の日常を瑞々しく描いた実写版『ジオラマボーイ・パノラマガール』は、時代設定や舞台を大きく変えながらも、「原作へのリスペクトを失わない良作」として原作ファンを中心に評価されています。等身大の女子高生・ハルコ役は、山田さんの魅力をさらに多くの人が知るきっかけの作品になったと言えるでしょう。
■山田杏奈は実写版ドラマにも欠かせない存在!
●『荒ぶる季節の乙女どもよ。』:小野寺和紗
ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』キービジュアル (C)岡田麿里・絵本奈央、講談社/2020ドラマ荒乙製作委員会・MBS
高校の文芸部を舞台に、「性」に振り回される5人の女子高生を描いたマンガ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(原作:岡田麿里、作画:絵本奈央)の実写ドラマにおいて、山田さんは主人公・和紗を演じました。
潔癖で正義感の強い文芸部部長・り香や作家志望で独特のオーラを持つひと葉など、曲者揃いの文芸部のなかで、和紗は普通の女子高生です。ある日、文芸部の活動で「死ぬ前にしたいこと」について語り合っていた部員たちは、部員のひとりが投じた「セックスです」という一言から性を意識し始め、やがて学校を巻き込む事態へと発展していきます。
2019年にはアニメ化もされている同作は、色恋沙汰とは程遠い学生生活を送っていた女子高生たちが「性」や「愛」に向き合い、振り回される衝撃的な作品です。山田さんは、幼馴染みの男子・泉との間に起こった「事件」によって変化した関係性に戸惑いながらも、少しずつ成長する和紗を好演していました。実写化に敏感な原作ファンからも「実写は心配だったけど、和紗が特に良かった」といった納得の声からもうかがえます。
●『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』:日下部みやび
名だたる戦国武将のクローンの高校生が集まる不良高校を舞台にしたマンガ『新・信長公記~ノブナガくんと私~』(作:甲斐谷忍)を原作とするドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』で、山田さんは歴史オタクの女子高生・日下部みやびを演じています。
明治以降の歴史しか学んでいない2122年の日本において、歴史が好き過ぎるあまり戦国武将の知識を豊富に持っているみやびが出会ったのは、織田信長や伊達政宗、上杉謙信といった誰もが知る戦国武将たちのクローン高校生たちでした。不良揃いの高校で1番強い人物を決める戦いが始まるなか、みやびは学級委員長として平和のため奔走することとなります。
実写ドラマにおいて、山田さん演じるみやびは史実で織田信長が愛したとされる詩「敦盛」にメロディを付けたオリジナル楽曲を歌うほか、古風な話し方をするなど、原作にはないオリジナル要素も多くありました。個性豊かなクローン高校生に囲まれながらも、埋没しない存在感を放っていたみやびは山田さんが演じたからこそ、新たな形でより魅力的なキャラクターになったのかもしれません。
これまで清楚でありながら激しい感情を秘めたキャラクターから、純粋であるゆえに「性」に振り回される等身大のキャラクターまで、個性豊かな美少女を演じた山田さんは、誰もが実写化は難しいと思った『ゴールデンカムイ』でも、アシリパをどう演じるのか必見です。
(田中泉)
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