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実写版『ガンダム』は期待できそう? 『キングコング』手掛けた監督は筋金入りオタク

マグミクス / 2023年9月11日 18時10分

実写版『ガンダム』は期待できそう? 『キングコング』手掛けた監督は筋金入りオタク

■『ガンダム』実写化は期待できるのか

『機動戦士ガンダム』シリーズは、1979年から40年以上にわたって、TVアニメシリーズや劇場版などが作り続けられている人気作品です。日本以外でもファンの多い『ガンダム』が、ハリウッドで実写化されることが発表されてから、もう5年が経過しました

 実写版映画『ガンダム』の製作はNetflixが発表しており、全世界で配信される予定です。ストーリーの概要や配信時期はまだ公表されておらず、内容を想像するファンの間でも『ガンダム』実写化に対して期待や不安が高まっています。

 実写版『ガンダム』は、「サンライズ」と「レジェンダリー・ピクチャーズ」が共同製作することになっています。レジェンダリー・ピクチャーズはこれまでに『GODZILLA ゴジラ』などの「モンスターバース」シリーズや、人型巨大兵器で怪獣と戦う『パシフィック・リム』シリーズなどを手掛けています。スケールの大きなアクションを描くノウハウをたくさん持っていると言え、海外で『ガンダム』を実写化するには一番ふさわしい映画会社と言えるでしょう。

 さらに、監督にはレジェンダリーの『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年日本公開)で監督を務めたジョーダン・ヴォート=ロバーツ氏が決定しています。ジョーダン監督は『ガンダム』ファンであることを公言しており、2021年に監督就任が発表された際には「夢の実現」と感動を伝えていました。

 彼は2023年7月に来日し、横浜にある実物大ガンダムや静岡県のバンダイホビーセンターを見学したことも話題になっています。インスタグラムでも「ガンダムを独り占めした1日」との文章とともに、ガンダムに愛おしそうに触れる写真を投稿しており、ガンダム愛が伝わってきました。

 とはいえ、ジョーダン監督はマニアックな内容にはしないことを発表しており、アメリカのポップカルチャー誌「Entertainment Weekly」のインタビューでは「シリーズの初心者にとって入り口になるような映画にしたい」、スピンオフス含めて膨大なシリーズをどこから見ていいか分からない人のための「アクセスポイント」になるような作品にしたいと語っています。

 監督の熱意には期待できそうですが、ネット上では「映画の尺じゃ足りないのでは。どこやるつもりなのか」「金を使って戦闘シーンに全振りするとファーストガンダムの良さが損なわれそう」との不安の声や、「ハリウッドが作るとどれも敵をやっつけるだけのロボットアクションに見えてしまう」とこれまでの作品への印象から、実写化に対して否定的な意見もありました。

 とはいえ「監督が凄すぎる。これは期待できるぞ」「キングコングを撮った監督だから映像の迫力は約束されてる」と、やはり作品をしっかり理解していそうなジョーダン監督が手掛ける実写版に、期待の声ももちろんあります。詳細がまだほとんど明かされていないため、「キャストがどうなるか楽しみ!」との声もありました。

 2023年8月31日から実写ドラマシリーズが配信開始された『ONE PIECE』は、キャストの再現度が話題を呼んでいるため、「『ガンダム』も知名度じゃなく雰囲気が似ている人をしっかり選んで欲しい」「オーディションで演技力と『ガンダム』愛がある人を決めてもらいたい」と、やはりキャストが特に重要視されているようです。

 ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督は人気ゲーム『メタルギアソリッド』の実写化も担当することが発表されており、どちらが先になるのかは分かりません。近いうちに見ることは難しいかもしれませんが、実写版『機動戦士ガンダム』に関して続報が待たれます。

(マグミクス編集部)

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