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プレイしてたら「うわッ」 見たら眠れない? ゲームの「トラウマバグ」3選

マグミクス / 2023年9月19日 21時10分

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■夏休みが終わらない恐怖

 ゲームには進行不能やデータ消去など、単にシステム面に支障が出るもの以外に、プログラムの不具合が重なってホラー演出のようになってしまう「バグ」があります。今回はそんなゲームのバグを紹介します。

 最初にご紹介するのは、初代PlayStationで発売された『ぼくのなつやすみ』の「8月32日」バグです。同作は田舎の親戚に預けられた9歳の主人公が、夏休みの1か月間に昆虫採集や魚釣りなどをするスローライフゲームでした。

 こちらで起きたのは本来であれば31日で終わるはずの8月に、32日以降の日にちが追加されてしまうというバグ現象です。何よりも恐ろしいのは32日を迎えてからのグラフィックでした。キャラクターの顔がモザイクのようになっていたり、身体の一部が消えていたりするのです。

 このゲームでは絵日記をつけることができるのですが、その絵日記も日を追うごとにグラフィックが崩れて、不気味なものになっていきます。ほのぼのとした雰囲気のゲームなため、キャラクターのグラフィックが徐々に崩れていくさまはトラウマものです。

『ぼくのなつやすみ』の原作・監督・脚本を務めた綾部和さんは、自身のTwitter(現・X)で「データが存在しない日時に突入してもボロボロになりながら動いてるんです。」と8月32日バグについて解説しています。

 データが存在しないのに動き続けるのは、「プログラムが丈夫にできているからだ」とも語っており、色々なプログラミング面での奇跡(?)が重なって発生したバグのようです。

 続いてご紹介するのは、『かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄』の、通称「金のしおりバグ」です。同作はミステリーアドベンチャーで、主人公・透らがさまざまな事件に巻き込まれていくというストーリーです。

 このゲームに起きたバグは、ゲームをやり込むことで手に入る「金のしおり」というアイテムを所持した状態であるシーンに到達すると、低確率ながら発生します。

 そのシーンに到達すると、突然文字が乱れ「呪われよ」などの不穏なワードを含む選択肢が発生するのです。どれかを選択すると波打つような背景とともに「頭が割れます。脳が出るのがつらいです。」といった支離滅裂な文章が羅列されます。

 発売当時はネットも普及しておらず、なおかつ「金のしおり」の入手が困難であることから、このバグを発見できた人はあまり多くはありませんでした。ただ、運悪くこのバグに遭遇してしまった人からは、「小中学生の頃見てしまいトラウマになった」などの声も上がっているようです。

 プログラム上の不具合とするにはグラフィックや文章の構成が意味深すぎるため、ファンの間ではバグ風の演出ではないかとも噂されています。

 最後にご紹介するのは、2006年にニンテンドーDSで発売された『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』の「なぞのばしょ」バグです。

「なぞのばしょ」という名前のマップ外の真っ暗なエリアにいけるバグで、バグマップなのに「なぞのばしょ」という名称がついていることや、「なぞのばしょ」を歩いているとゲーム本編中に登場するダンジョン名が表示されるなど、不気味な点が多いです。

 何よりも怖いのが、「なぞのばしょ」でセーブをしてしまうと、そこから通常マップに戻ることができなくなり、ゲームの進行が不可能になるという点でした。

『ダイヤモンド・パール』発売当時は、すでにネットが普及していたので、このバグは発売してから瞬く間に広まりました。好奇心で試してしまって「なぞのばしょ」から出られなくなり、苦い思いをしたプレイヤーが後を絶たなかったようです。

 このようにゲームのバグには怖いものがしばしばありますが、怖いものみたさでついつい試してしまった人も多いと思います。普段は見ることができない作品の裏側を除くことができるのも、トラウマバグが持つ「魅力?」のひとつなのかもしれませんね。

(マグミクス編集部)

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