目指せ最下位脱出！ レースに備えて3台のマシンで練習 大人のRCカーライフ(33)

■「育ってきた」3台のマシン　練習走行を堪能

　40代になり、子供の頃に熱中した「RCカー」を再び楽しむ日々を過ごしています。筆者は「ホットショット」「グラスホッパー」「マイティフロッグ」の3台を所有し、整備に悪戦苦闘しつつも、なんとかまともに走るように育ててきました。近日参加するレースイベントのために走行練習と考え、今回もまた新北総サーキットへと足を運び、愛車たちを走らせることにしました。

　マイティフロッグもレース仕様へと改装し、足回りのトラブルもどうにか解消できたので、走行に慣れておかなくてはいけません。走らせることによってさらなる問題点や改善点も浮き彫りになるので、本番前になるべく多く洗い出しておきたいところです。

　この日、まず選択したのはホットショット。40代になってから最初に買ったRCカーであり、一番多く手をかけているので、やはり良い走りを見せてくれます。ある程度カスタマイズしてコースに張り付くような低重心の状態になっているので、よほどのことをしないかぎりひっくり返ることがなく、安心して走らせることができます。できるはずでした。

　ええ、久々に走らせたので思い切りよく転がります。主にコーナーに突っ込んだ際に減速が間に合わずひっくり返るパターンが多かったので、減速のタイミングを調節して少しずつ遅らせ、どうにか普通にコーナリングできるようになりました。思い返せば、ここ最近はマイティフロッグの組み立てと調整に時間を取られ、ホットショットの練習に十分な時間を取れていませんでした。反省です。

　ホットショットの状態はおおむね良好だったものの、バンパーをネジ止めするパーツのネジ山がゆるゆるになっており、すぐ脱落してしまいそうな状態になっていました。バンパーがガタガタしていると若干走りがぶれるので、交換部品をタミヤに注文する必要がありそうです。この日も走行中にネジが外れてしまったので、早急に対応を行なうことにします。

■走らせるほどに「課題」が見えてくる？

整備が進み、まともに走るようになった「マイティフロッグ」だが、完全な問題解決までには道半ば

　ホットショットを走らせている間にリフェバッテリーを充電し、次はマイティフロッグの練習を行います。ようやくまともに走れるようになったばかりでマシンがまったく練れておらず、走らせるたびに簡単に転がってしまうのがきついところ。シャフトが抜ける癖も完全には治っていない状態です。

　また、ジャンプした際にはし前のめりの状態となり、着地した際に少し跳ねてしまう癖もあるのですが、マイティフロッグはオイルダンパーをリアにしか装備していないこともあり、フロント側の衝撃吸収能力が若干弱いようです。色々調べたところ改造してフロントにオイルダンパーを取り付けている方もいるようなので、自分も将来的には手を付けなければいけないかもしれません。改善しなければレースでも転がり続けてしまうでしょう。

　リフェバッテリーが切れるまでマイティフロッグを走らせ、最後にグラスホッパーと交代させます。おそらくレースになったら一番使用する可能性が高いマシンなので、念入りに練習を行ないます。このマシンもボディに重りを付けて跳ねにくくし、ダンパーをスプリングのみのものからオイルダンパーに換装、足回りのパーツをホーネットのものに交換するなど、色々と手を加えてあり、素のグラスホッパーに比べるとだいぶ安定して走るようになっています。

　モーターも一時はホットショットから外した540モーターを使っていたため、オーバーパワーでまともに走らせることすらできませんでしたが、今は380スポーツチューンモーターに換装しており操作もだいぶ楽になっています。それでもやはり転がりやすいのはグラスホッパーなので、仕方がないでしょう。もう少し安定させる方法を考えなければいけません。

　そうして数時間、バッテリーをチャージしながらRCカーを楽しみ、この日はお開きとしました。社会人をやっていると1日RCカーを楽しむ時間もなかなか取れませんが、なんとか日程を調整して、これからも楽しんでいきたいものです。

（早川清一朗）