超サイヤ人は生まれない？ もしベジータ戦でクリリンではなく天津飯が生き残ってたら

■クリリンではなく天津飯が生き残っていたら

『ドラゴンボール』の「サイヤ人襲来編」では多くの仲間が命を落とし、何とか悟空、悟飯、クリリンが生き残りました。もしこの時クリリンではなく天津飯が生き残っていたら、一体どうなっていたのでしょうか。ネットでは「もしも」のストーリー予想が盛り上がっていました。

　ベジータとの戦いで死んでしまったヤムチャ、チャオズ、天津飯、ピッコロを生き返らせるべく、悟飯、クリリン、ブルマの3人はナメック星のドラゴンボールを探しに旅立ちます。ちなみに悟空はベジータとの戦いで重傷を負い、地球にて入院し後ほど駆けつけることになっていました。

　さて、これがクリリンではなく天津飯だった場合、はたして悟飯たちとナメック星に向かったのでしょうか？　ネット上では「弟弟子のチャオズを生き返らせるために率先して行くのでは？」「この時点ではドラゴンボールで2回生き返れることを知らなかったから、チャオズ（※過去に一度ピッコロ大魔王に殺されている）のためだと言われてもついていかないかも」と見解が分かれました。

　ナメック星にはベジータやフリーザ軍も到着していて、永遠の命を得るためにドラゴンボールを探しています。ここへ入院を終えた悟空も合流し、ドラゴンボールをめぐってフリーザと対峙することになりました。激闘を繰り広げるなか、クリリンはフリーザに無惨にも爆殺されてしまいます。その様を目の当たりにした悟空は激昂し「オレはおこったぞー！！！！！　フリーザーッ！！！！！」のセリフとともに超サイヤ人へと覚醒しました。

　超サイヤ人となった悟空とフリーザの激しい戦いにより、ナメック星はあと数分で爆発するという事態になります。爆発時刻が迫ってもしぶとく粘る悟空に、フリーザは「いいだろう！！！　こんどはこっぱみじんにしてやる　あの地球人のように！！！！」と苛立ちをあらわにしました。殺されたクリリンのことを引き合いに出された悟空は「あの地球人のように？」「クリリンのことかーっ！！！！！」とブチ切れ、命がけで決着をつけることを決意するのです。

　これは殺されてしまったのが、長年の親友であるクリリンであったからこそのエピソードであり、ネット上では「天津飯だとこの名場面そのものがなくなっちゃう」「クリリンが死なないと、悟空が超サイヤ人になれなくて詰む」「天津飯殺されても、悟空は怒りはするだろうけど、覚醒するほどじゃなさそう」などの指摘がありました。

　その他にも「戦力的には問題ないけど、天津飯にはクリリンみたいな柔軟な判断力がなさそう」「天津飯は4人に分身できるからドラゴンボール探しは楽」「宇宙人（三つ目人）の子孫の天津飯はポテンシャルがあったはず。覚醒して大活躍したと思う」といった声も上がっていました。

　また、大猿化した悟飯に押しつぶされて瀕死となったベジータが、最後の力を振り絞って地球から逃げようとした際、クリリンは彼にとどめを刺そうとしています。その際、悟空は次こそとんでもない強さだったベジータをひとりで倒したいと言い、クリリンに頼んでベジータを逃がさせたのです。これも長年悟空と過ごして「わがままをいう資格がある」と考えるクリリンゆえの判断だったため、「天津飯だったらチャオズ殺されているし、絶対にとどめ刺してただろ」「あそこでベジータ殺したら、ナメック星行ったときにもっと早い段階で詰んでた」などと考える人が多くいました。

（マグミクス編集部）