23年残りのアニメ映画は懐かし作品が激アツ！ 待望の映像化や続編作品に注目

■リバイバル作品も要注目

　2023年下半期は、懐かしの有名作品の待望の初映像化や、人気作の続編のアニメ映画が公開ラッシュです。9月8日から公開されている『劇場版シティーハンター 天使の涙（エンジェルダスト）』も大ヒット上映中ですが、今後続々と公開される注目のリメイクや続編作品についていくつか紹介します。

　1999年に放送が開始されたアニメシリーズ『デジモンアドベンチャー』は、たちまち子供たちに大人気の作品となりました。その第2作目となる『デジモンアドベンチャー02』から10年後の世界を描いた、映画『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』が10月27日に公開されます。

　同作では、大人になった2代目デジモンチームがデジモン史上最大の危機に立ち向かいます。1作目の続編としては、2020年に映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』が公開されており、好評を博しました。

　その他、往年のマンガファンから注目を集めているのが、手塚治虫先生の名作を現代の美麗な作画で描いた『火の鳥 エデンの花』です。『鉄コン筋クリート』（2006年）や『海獣の子供』（2019年）などのSTUDIO4℃の手によって、マンガ『火の鳥』シリーズのなかから、「望郷編」が初めて映像化されました。9月13日から全4話でDisney+にてアニメシリーズが配信されていますが、劇場版も11月3日に公開予定です。

　また、水木しげる先生の生誕100周年記念作品『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が、11月17日に公開されます。　2018～2020年まで放送されていたシリーズのなかでも特に「怖い」作風である6期がベースとなり、「鬼太郎の誕生」についての隠された謎に迫ります。目玉おやじこと鬼太郎の父の過去も同作で明かされるのではないかと、ネット上でもかなり注目されているようです。

　リバイバル上映の作品も話題作が多いですが、なかでも注目なのは12月8日に公開される、1977年の『宇宙戦艦ヤマト 劇場版』の4Kリマスター版です。その続編となる『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』も2024年1月5日より公開されます。4K映像によって迫力を増して帰ってきた『宇宙戦艦ヤマト』は、どちらも3週間限定公開です。

　その他、年末12月29日にはパペットアニメの『ムーミンパパの思い出』が、高山みなみさん、大塚明夫さんら90年代に人気を博した『楽しいムーミン一家』の声優による吹替で公開されます。その後の2024年も劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』や、2007年にノイタミナ枠で人気を集めた『モノノ怪』の完全新作ストーリーのアニメ映画が公開される予定です。今後も懐かし作品にまつわるアニメ映画に期待が高まります。

（マグミクス編集部）