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「fate無双」に非ず! 連打じゃ勝てぬ『Fate/Samurai Remnant』試遊レポ【TGS2023】

マグミクス / 2023年9月22日 11時59分

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■シリーズでは異例「マスター」と「サーヴァント」が共に前線へ

「東京ゲームショウ2023」(2023年9月21日~9月24日開催)のコーエーテクモゲームスブースは、正面に『Fate/Samurai Remnant』の宮本伊織とセイバーのフォトスポットや宮本武蔵の等身大フィギュアが展示され、そしてその試遊台が多数、並んでいました。そのPlayStation 5版『Fate/Samurai Remnant』のプレイレポをお届けします。

マスターの「宮本伊織」が「セイバー」と共に「ランサー」と生身で戦う!

 本作の特徴は何といっても、サーヴァントと並んで、魔術だけに頼らず前線で戦えるマスター「宮本伊織」です。ほとんどの『fate』シリーズにおいて、前線で戦うサーヴァントを後方からサポートするのが「マスター」の役割だったので、本作は例外的な編成だといえるでしょう。プレイヤーはマスターの伊織とサーヴァントのセイバーを使い分けて戦います。

 実際に『Fate/Samurai Remnant』を触ってみて最初に感じたのは快適さです。モード選択など何らかのアクションに合わせて、ゲームパッドに心地よいリアクションがあったり、マップ探索から戦闘がシームレスに移行したりするので、システム面で没入感を削ぐことがありません。借金取り代行のお使いイベントの際も、次に向かう場所を指示してくれるので、迷うことなくスムーズに遊べました。マップは作りこまれて広いですが、快適に走り回れます。

プレイヤーのパートナーとなるサーヴァント「セイバー」。その真名や性別はファンの間でちょっとした議論を巻き起こしている

 またちょっとしたイベント中にも、プレイヤーキャラクターの伊織とセイバーのやり取りが挟み込まれているなど、キャラクター描写の密度はかなり高めです。山村響さん演じるセイバーの少年っぽい中性さにグッときました。ぜひプレイして下さい。

■戦闘のシステムについて

ランサーのマスター「地右衛門」。サーヴァントと間違えそうな迫力

 試遊台ではマスターの「地右衛門」とそのサーヴァントである「ランサー」のコンビと戦いました。ランサーの姿は他のfate作品に登場する「ジャンヌ・ダルク・オルタ」そっくりですが、真名が明かされていないのは別人という事でしょうか。「地右衛門」は島原の乱の生き残りということで、異端の罪で火刑になった「ジャンヌ・ダルク」との関係性が気になるところです。

『Fate/Samurai Remnant』における彼女のクラスはランサーです。アヴェンジャーとして「現界」した(召喚された)「ジャンヌ・ダルク・オルタ」ではありませんし、ルーラーの「ジャンヌ・ダルク」とも違うようです。彼女の謎については「fate」らしい読み応えのあるシナリオが期待できます。

ランサーは炎を使う。アヴェンジャーのジャンヌ・ダルク・オルタに似ているが、果たして

 試遊前は「戦国無双」シリーズなどで知られるコーエーテクモゲームスらしいバトルシステムを予想していましたが、本作ではマップを走り回りながらコンボ攻撃を繰り返すような戦法では勝てません。システムをきっちり使いこなさないと、あっという間に体力を削られてしまいます。

 サーヴァントと協力して大技「共鳴絶技」を繰り出したり、鍔迫り合いをしたり、敵の必殺技を避けたりと戦闘に変化があります。ボタン連打ではなくテクニカルな立ち回りが要求されるので、駆け引きが楽しめました。派手なカットインなどの演出もあるのでキャラクターの魅力を存分に引き出しています。

 魅力的なキャラクターとシリーズのファンを惹きつける謎、そして戦略的なバトルシステムが楽しめる本作は、「fate」シリーズのファンにはもちろん、はじめてシリーズに触れる人にもシリーズ入門作としておすすめです。

(レトロ@長谷部 耕平)

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