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「原作より若過ぎ」「別物だけどアリ」 実写化でイケメンになったキャラ4選

マグミクス / 2023年9月22日 18時10分

「原作より若過ぎ」「別物だけどアリ」 実写化でイケメンになったキャラ4選

■かっこよくなりすぎて最初誰か分からない?

 マンガの実写化において、必ずしもキャラクターのビジュアルは完全に再現できるものではありません。2次元ならではの顔つきや髪型、ファッションなどは再現しようとしても違和感は生じてしまいがちです。

 また、違うというだけでなく、キャラクターのビジュアルが公開される際などに「原作よりもイケメン過ぎない?」「かっこよくなりすぎてパッと見誰かわからなかった……」と、「美形化」にファンが驚くようなキャラもいました。それでもキャストの高い演技力やキャラクターの理解度がうかがえると、「意外と実写版の◯◯もありだなと思った」と好意的な意見も珍しくありません。

 今回は、そんな「実写化作品ではイケメンになっていた」キャラクターを紹介します。

●『ザ・ファブル』の砂川 演:向井理

 裏社会の住人でさえも恐れる最強の殺し屋・ファブルが、一般人としてちぐはぐな日常を過ごすマンガ『ザ・ファブル』(作:南勝久)は、2019年と2021年に実写映画が公開されています。ファブル役の岡田准一さんはじめ、全体的に「みんな原作よりイケメン化してる」という意見が多かった実写版ですが、特に話題になったのが「砂川」でした。

「佐藤アキラ」という偽名で新生活を始めるファブルを追う真黒組幹部のヤクザ・砂川は、原作では前頭部が禿げ上がり、左目に切り傷を持ったコワモテのルックスです。そんな砂川を演じたのは、爽やかな印象もあるイケメン俳優・向井理さんでした。

 それまで好青年の役も多かったこともあり、読者の間では「ハゲてないし、イケメン過ぎる!」「砂川の迫力が感じられない」と疑問視する意見も目立ちました。しかし、公開後に作品を観た人たちからは「たしかに見た目は全然違ったけど、何をするのかわからないヤバさは再現できてた」など、向井さんの演技への好評の声も出ています。また、「砂川以外もみんな美形化してたから、相対的にそんな違和感なかった」と、実写版を見ているうちに慣れた人もいたようです。

●『亜人』の佐藤 演:綾野剛

 マンガ『亜人』(作:桜井画門)は、絶対に死亡しない特異体質を持った新生物「亜人」であることを知った主人公・永井圭が、全人類を相手に逃避行をする物語です。凄惨な人体実験を繰り返された永井を救出するために現れた亜人・佐藤は、原作では糸目とハンチング帽が印象的な初老のキャラクターでした。

 亜人の能力を有し、若くしてアメリカ海軍の精鋭部隊に配属されたほどの戦闘力を持つ佐藤は一流の軍人です。その反面、残虐な性質で他人の心を理解できない佐藤は、スリルを求めて自分の命でさえも易々と危険に晒すサイコパスな一面を持っています。佐藤は亜人の境遇を悲しみ、人間からの差別をなくそうと行動する人物に見せかけていますが、実はスリルを味わうためにテロを起こしていました。

 そんな不気味な佐藤を実写映画で演じたのは、映画公開当時35歳だった俳優・綾野剛さんです。原作の佐藤は1969年頃に軍に入隊している描写があるほか、少し年老いた見た目から50代後半から60代前半くらいだと考えられますが、実写版では亜人として20年間もの間実験材料にされていた30代の男性となり、年齢に大きな違いが生じています。アニメ版で佐藤を演じた声優が大塚芳忠さんということもあり、実写映画のキャスト発表された際は「若過ぎない?」「原作・アニメのイメージと離れてる」と、不安視する声も少なくありませんでした。

 それでも、糸目でハンチング帽を被り、ショットガンを華麗に扱う綾野さんの演技は「まさに佐藤だった」「原作より若い時代の佐藤だと思えばあり」「カッコ良過ぎる」と好評の声も出ています。「永井くぅ~ん」とねちっこく永井に呼びかけ、鍛え上げた肉体を惜しみなく披露する綾野さんは、年齢こそ違いますが2次元でしかありえないキャラの佐藤を上手く再現できていたと言えるでしょう。

■年齢もビジュアルも違うけど?

●『女子高生の無駄づかい』のワセダ 演:町田啓太

町田啓太演じるワセダも描かれた、ドラマ『女子高生の無駄づかい』のポスタービジュアル (C)テレビ朝日・MMJ

 クセが強すぎる女子高生たちの日常描いたマンガ『女子高生の無駄づかい』(作:ビーノ)では、担任教師の佐渡正敬(通称:ワセダ)を劇団EXILEのメンバー・町田啓太さんが演じています。

 個性豊かな生徒たちに振り回されるあまり、なにかとツッコミ役に回る苦労人ポジションのワセダは、自称「容姿端麗」の27歳でメガネをかけたおとなしそうなビジュアル(端正な顔立ちに見える部分もあります)です。親身になって生徒の相談にのる良い教師かと思いきや、初登場時の挨拶で「(好みは)女子大生派」と公言する少し残念なキャラクターでもあります。

 183cmという高身長と爽やかな雰囲気で女性からの人気も非常に高い町田さんですが、SNSでは「このかっこよさでワセダのセリフ言うと全部面白い」「ビジュアルを全部残念な要素が打ち消してる」「イケメンが残念なこと言うと、より狂気を感じる場合もあるんだね」と、ビジュアルと立ち振る舞いのギャップに衝撃を受けた声が見られました。

 当初は髪が原作よりも短い点などから「原作とはあんまり似てない」と心配する意見もありましたが、ワセダの残念な部分を再現した町田さんの演技は「原作通りのツッコミで安心した」「良い味出してる」と絶賛されています。

●『バクマン。』の服部哲 演:山田孝之

 高い画力を持った真城最高と文才に長けた高木秋人、ふたりの少年がコンビを組んで漫画家を目指すマンガ『バクマン。』(原作:大場つぐみ 作画:小畑健)は実写映画のキャストが発表された際、あるキャラクターのビジュアルが原作と差があったことからSNSを中心に驚きの声があがりました。

 ふたりが原稿の持ち込みに行ったシーンから登場した「週刊少年ジャンプ」の編集者・服部は短髪で厚い唇が特徴的なキャラクターです。しかし、実写映画で服部を演じたのは、ワイルドな役柄から個性的過ぎる役柄まで演じる俳優・山田孝之さんでした。

 ビジュアルは原作と異なるものの、山田さんは服部のモデルとなった『バクマン。』の2代目担当編集者だった門司健吾さんに直接話を聞きに行くなど、徹底した役作りを行っていたそうです。そして、身近な大人としてふたりを見守り、ときに厳しい言葉を投げかけながらも背中を後押しする頼れるキャラクターになっています。

(田中泉)

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