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鳥山明への強烈リスペクト! 原作ファンによる『SAND LAND』試遊レポ【TGS2023】

マグミクス / 2023年9月23日 13時11分

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■映画『SAND LAND』の映像が自由に操作できる感動!

「東京ゲームショウ2023」(2023年9月21日~9月24日開催)のビジネスデイにて、バンダイナムコエンターテインメントブースを訪問。マグミクス編集部では、一足早くPlayStation 5版『SAND LAND』のプレイレポをお届けします。

バギーを運転する悪魔の王子ベルゼブブ。運転の興奮と喜びが描かれている

『ドラゴンボール』で世界的に有名な鳥山明先生が2000年に発表した短編マンガ『SAND LAND』。短期集中連載だったためか、コアなファンにしか届いていなかった名作ですが、このたび長き沈黙を破ってゲーム化が決定しました。ゲームの発売日は未定ですが、先んじて2023年8月18日に映画『SAND LAND』が封切されています。

 そんな『SAND LAND』の原作マンガを読み直し、映画鑑賞済みの筆者がバンダイナムコエンターテインメントブースでプレイしました。

 その時、真っ先に感じたのは鳥山明先生への強烈なリスペクトです。ゲームからは原作マンガや映画に満ちている「元気な老人と生意気な少年、クルマへの愛」が感じられました。試遊台で遊べたものは完成版ではなく、開発中のゲームのほんの一部に過ぎませんでしたが、完成版が楽しみになるクオリティです。

保安官のラオとベルゼブブ、シーフの3人は幻の泉を求めて旅に出る

 ゲーム全体を通じて原作の絵柄や空気感が見事に再現されており、ワクワクする手触りがあります。ビジュアル面についても2Dと3Dを融合させた映画『SAND LAND』の絵柄そのもので、まるで映画をリアルタイムで動かしているような錯覚を覚えたくらいです。

人間を遥かに超える圧倒的な戦闘力を持つベルゼブブ

 試遊台ではバギーを運転してゲジ竜から逃げるモードと、砂漠を探索するモード、ベルゼブブを操作して敵と格闘するモードの3種類が遊べました。なかでも特筆すべきはクルマの描写です。スピードをあげたり、凹凸を乗り越えるたびにサスペンションがたわむのです。

 映画『SAND LAND』でもラオがバギーを乗り降りするたびにサスペンションがたわんで車体が揺れたり、戦車の無限軌道が唸りを上げて旋回する様子が描かれていました。ゲームでも映画での表現を踏襲し、ひとつの金属の塊としてのクルマではなく、各種緩衝装置や車輪(無限軌道)といったメカニズムの複合体としてのクルマを描いているようです。

■鳥山明デザインを上手く再現!

国王軍の戦車を奪って移動する3人。協力して困難に立ち向かう

 YouTubeで公開されているトレーラー動画によると、原作に登場したバギーや戦車だけでなく、ロボット操縦できたり、ミサイルやレーザーなどのアタッチメントが登場したりするようです。これらのオリジナル要素のほか、ベルゼブブのような悪魔ではない、モンスターらしき敵の姿もありました。

 これらは試遊台でプレイできる範囲には含まれていませんでしたが、原作の鳥山明デザインを上手く再現しています。広大な砂漠を乗り物で探索する楽しみがあるのでしょう。原作ではエンディングに向かって一直線に突き進む洗練されたシナリオでしたが、ゲームならではの探索要素にも期待がかかります。

 乗り物を運転する喜びが感じられるゲーム版『SAND LAND』は鳥山明先生のテイストたっぷりです。『ドラゴンボール』や『Dr.スランプ アラレちゃん』の鳥山明先生しか知らない、という人は是非遊んでみて欲しいと思います。鳥山明先生の異なる一面が見られるでしょう。

(レトロ@長谷部 耕平)

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