「ワノ国編」のMVPは「マルコ」？ 『ワンピ』鬼ヶ島での活躍に「過労死しちゃう」

■「ゆっくり休んで！」という声も

『ONE PIECE（ワンピース）』の「ワノ国編」でのマルコの活躍に対して、ネット上では「頑張りすぎだろ」といった声が挙がっています。マルコは「ワノ国編」でどれほどの活躍を見せたのでしょうか。

　マルコは白ひげ海賊団1番隊隊長で、通称「不死鳥マルコ」と呼ばれています。「トリトリの実　モデル：不死鳥（フェニックス）」の能力者で「～よい」というのが口癖です。「ワノ国編」では、鬼ヶ島への討ち入り当日に到着し、カイドウやビッグ・マム（シャーロット・リンリン）との戦いに参加しました。

　まず、大きな活躍を見せたのは、ビッグ・マム海賊団が有する、ママ・シャンテ号を蹴り飛ばしたシーンでしょう。これは「ワノ国」につながる滝を登っていたビッグ・マム海賊団を阻むためにおこなった行動です。急傾斜の滝だったとはいえ、ビッグ・マムの巨漢などを乗せていた船を蹴り飛ばすにはかなりの力を必要としたことでしょう。

　もし、船がそのまま「ワノ国」へ到着していたら、再びルフィがスムージーらと戦わなければならなかったことでしょう。マルコのおかげでビッグ・マム海賊団の全勢力が「ワノ国」へ入国することを防ぎ、ルフィたちはカイドウやビッグ・マムとの対決以前に体力を温存することができました。

　続いて、当時四皇だったビッグ・マムや、百獣海賊団の大看板で懸賞金13億9000万ベリーのキング、懸賞金13億2000万ベリーのクイーンもたったひとりで足止めします。特に懸賞金10億越えのキングとクイーンをたったひとりで引き留め続けるシーンは、普段は余裕そうなマルコ本人も、息を切らし「キツイな…」と語るほどの働きぶりを見せました。

　キングとクイーンの能力である、モデル：古代種の「悪魔の実」は、パワーと耐久力がケタ違いに強くなる傾向が見られます。このことからも、ふたりの相手をすることがどれだけ大変だったかは想像に難くないでしょう。

　さらに「氷鬼」の進行を遅らせる場面でも、マルコの勢いは止まりません。「氷鬼」とはクイーンの趣味である病原体造りで作り出された傑作「疫災（エキサイト）弾」のひとつで、触れたりかまれたりすると感染するウイルスです。感染者は「氷鬼」となり、凶暴性と筋力が増してゾンビのように何度でも立ち上がるだけでなく、感染したら命はないとされていました。

チョッパーが発見した身体を温めれば病気の進行が遅くなる「氷鬼」の特性を活かし、マルコはウイルスで苦しむ人びとに青い炎を浴びせます。その結果、症状の進行を遅らせることができ、チョッパーが抗体を生成するまでの時間稼ぎに一役買いました。

　この縦横無尽の働きぶりに、ネット上では「マルコがイケメンだし働きすぎるし素敵すぎる」「文句なしのMVP」「過労死する前に休んでくれ」など、賞賛といたわりの声が多く挙がっていました。

※記事の一部を修正しました。（2023年9月27日 15:22）

（マグミクス編集部）