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【漫画】突然、夫が「仕事辞める」妻がいたわり良い雰囲気…かと思ったら? 急展開に「すっきり」【作者インタビュー】

マグミクス / 2023年10月3日 20時50分

【漫画】突然、夫が「仕事辞める」妻がいたわり良い雰囲気…かと思ったら? 急展開に「すっきり」【作者インタビュー】

■夫からの心ない言葉は長年、妻を苦しめていて?

 アラフィフの夫が突然、「半年以内に仕事を辞める」と言い出しました。それを聞いた妻は、夫をいたわりながらも、過去に夫から言われた心ない言葉を思い出して……。

 夫と向き合って話し合いをしたときのエピソードについて描いたマンガ「これからお金がかかるって時夫に言われた事」は、Instagramで投稿されてから合計3万以上のいいねを集めて話題に。読者からは、「私も同じ状況です!」「言えて良かったですね!」「息子さんが素敵!」など、たくさんの声があがりました。

 このマンガを描いたのは、3きょうだいの母で、イラストレーターの安田ふくこさんです。Instagramやブログ「さんきょうだいありー」でマンガを発表しています。

 作者の安田ふくこさんは、子供の頃から、画用紙に絵を描くことが好きでした。その後、学業や結婚、子育てに追われて描かなくなりましたが、末っ子が3歳になり幼稚園に通い始めたので、少しずつマンガの投稿をするようになりました。

 今回のエピソードは、夫の「仕事を辞める」という発言にとても驚くと同時に、十数年越しに気持ちを打ち明けることができたのをきっかけに、投稿に至ったそうです。

 作者の安田ふくこさんに、お話を聞きました。

ーーこのマンガ作品は多くの方に読まれましたが、反響はいかがでしたか?

「過去に同じようなことを自分の夫に言われたことがあり、私はどうしても夫を許せないし、忘れられない」というコメントが印象的でした。私もそうでしたし、いまでもそう思ってしまうことがあります。

 また、夫側の立場からの意見もいただき、さまざまな考え方に触れることができました。

ーーその後、旦那様は転職したのですか?

 はい、転職しました! 夫は若い頃に取得した資格を活かし、バスの運転手になりました。約25年勤めた前職とはまったく異なる職種なので、分からないことが多かったぶん、転職当初は大変だっただろうなと思います。しかし、前職はお正月でも休みが取れない仕事だったので、「新しい仕事は定期的に休みがあるし、ストレスが少なくなったよ!」とうれしそうにしている様子を見て少しホッとしました。また、仕事や同僚の話をしてくれることも増えたので、やりがいを感じているようにも思えます。

ーーお互いの思いを伝え合った結果、私生活に何か変化はありましたか?

 私が絵を仕事にするために奮闘していたのと、夫が新生活に慣れていなかったことが原因で気持ちがすれ違い、ふたりで口論になったことがあります。その後は仲直りし、「それぞれが家庭でできること」について、夫から自然と話してくれるようになりました。

 ほかには、夫は新しい仕事で休みが取れるようになり、丸1日子供たちと一緒にいることが増えました。子供がいると自由な時間が減り、時間や気持ちを子供たちにすべて捧げなければいけないシーンがたくさんあります。ですがそれは、パートナーである私が、休みなく毎日当たり前のようにしてきたことです。夫は仕事の関係上、1日中子供たちと一緒にいることがこれまで皆無だったので、その戸惑いから良くない雰囲気になることもあります。でも、その都度お互いが頑張ってきたことに対する感謝といたわりの気持ちを忘れずに、当たり前だと思っていた「尊いこと」を、お互い大切にしていきたいです。

ーー今後、旦那様や息子さんたちのためにどのような母親でありたいと思いますか?

 私は、「誰かに頼ってはダメだ!」と我慢して、悩みを抱え込んでしまう傾向があります。しかし、「自分を抑え込み、家族にも打ち明けられないような生活をしていると、いつか爆発してしまうのだな」と、今回の件で気付きました。夫婦で良くない雰囲気になってしまうこともありますが、いまはお互いがお互いの尊敬できる部分を分かっています。

 今後は、小さいことでも思ったことは真摯(しんし)に伝え合えるような関係でありたいです。また、息子たちには「女性が家事や育児を担うのが当たり前」とは思ってほしくありません。パートナー同士、お互いがお互いを理解して支え合ったり、つらくなったらその都度対等に話し合ったりできるような子に育ってほしいです。

ーーこの作品は約1年前の投稿ですが、その後の創作活動や取り上げるテーマに変化はありましたか?

 マンガや絵に関しては、夫に「描いてほしくない」と言われてきたこともありました。ですが、その後も何度か話し合ったり、Instagramの皆さんからいただいたさまざまな意見をきっかけに「私が何を表現したかったのか」を、徐々に夫も理解してくれるようになりました。夫に感謝をしつつ、これからも人間の不完全な部分や儚い部分、愛おしい部分などを、マンガを通じて描いていきたいです。

ーー今後、新たに取り組みたい創作活動や、創作以外の活動はありますか?

 現在受け持つマンガやイラスト、コラムなどのお仕事と真剣に向き合っていきたいです。そのために、いまよりもっと自分の時間や居場所をしっかりと確保、管理していきたいと思います。

(マグミクス編集部)

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