【漫画】向かいの少女が亡くなった？ 「ありえない」結末に「良い話だけど少し切ない」【作者インタビュー】

■女の子が亡くなって後悔していた主人公

　主人公の男の子には、密かに気にかけていた少女がいました。しかしある日、一度も話しかけることがないまま、彼女は亡くなってしまいます。女の子が困っているときに手を差し伸べることができなかったと悔やんでいたある日、街を歩いていると……？

　矢村いちさん（@yamuraichi）による創作マンガ『他人の一人の少女が死んだ話』が、Twitter（現：X）上で公開されました。予想を超える展開に読者からは「見たものすべてが事実とは限らない」「いい話だけど少し切ない」といった声があがっています。短編ながらもさまざまな考察で盛り上がりをみせ、投稿へのいいね数は2.3万件を超えました。

　作者の矢村いちさんにお話を聞きました。

ーー『他人の一人の少女が死んだ話』を描いたきっかけを教えてください。

　物語の蚊帳の外にいる人物視点で描いてみようと思ったのがきっかけです。

ーー想像を掻き立てる内容で面白かったです。本作品を描く上で工夫した点はありますでしょうか？

　描いた当時のTwitter（現：X）では、4ページマンガが主流でした。それに合わせて4ページ以内に収めつつも、1ページ目で読者の目を引きやすい展開や、構成にすることを意識しました。

目の前に現れたのは失われたはずの姿で…（矢村いちさん提供）

ーーたくさんのコメントが寄せられています。特にうれしかった読者の声などがありましたら教えてください。

　どんな感想でもとてもうれしいです。あえていうなら、本作は主人公が本当に「他人」のままで終わりますが、そのことについて考えている感想や考察などが読んでいて楽しいです。

ーー最後にいつも作品を楽しみにしているファンへ一言お願いします！

　感想や反応など「読んでくれている方がいるんだ！」と実感できて、とても励みになります。みなさんいつもありがとうございます！

（マグミクス編集部）