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映画『窓ぎわのトットちゃん』校長先生に役所広司さん ほか主要キャスト情報公開

マグミクス / 2023年9月27日 12時40分

映画『窓ぎわのトットちゃん』校長先生に役所広司さん ほか主要キャスト情報公開

■トットちゃんをとりまく重要キャラのキャスト発表

 2023年12月8日(金)の公開を控えるアニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』について、主人公のトットちゃんを取り巻く重要キャラクターのキャスト情報が公開されました。黒柳徹子さんの自伝的小説を原作とするアニメ作品で、そのトットちゃん役を子役の大野りりあなさんが演じます。

 原作『窓ぎわのトットちゃん』(著:黒柳徹子/イラスト:いわさきちひろ)は1981年に講談社から刊行され、国内外の累計発行部数は2500万部を突破、朗読劇やTVドラマにも展開されてきました。アニメーション化は初です。原作では、黒柳さんが実際に通った「トモエ学園」を舞台に、「トットちゃん」の学校生活や級友、校長先生の姿などが描かれます。

 映画にて、そのトモエ学園の校長である小林先生(小林宗作)を演じるのは役所広司さんです。転校前の学校では馴染むことができず「困った子」と言われ落ち込むトットちゃんに手を差し伸べ、トモエ学園の生徒として迎え入れます。学園内に電車の教室を設置したり、お弁当の中身に「海のものと山のもの」を入れるように指示したりとその感性は当時では異色ではあったものの、豊かで自由な考えを生徒たちに教える独自の教育方針を持っていたといいます。黒柳さんも「小林先生とのお話を、いつか伝えたいという想いがありました」と、自身の中で大きな存在で、原作を著す大きな要素であったことを語っています。

 そしてトットちゃんのパパを小栗旬さん、ママを杏さんが演じます。

 パパ(黒柳守綱)は当時、日本最高峰と呼び声が高かったヴァイオリン奏者です。黒柳さんが自身の名前である「徹子」がうまく発音できず、「トット」と発音していたことから、パパは「トット助」と呼び愛情を注いでいました。一家の大黒柱として家族を守る優しさと力強さ、そしてヴァイオリン奏者としての矜持に葛藤する様を熱演しているといいます。

 ママ(黒柳朝)は夫を愛し、トットちゃんの成長を誰よりも傍で見守る心優しき母です。トットちゃんのお転婆な性格と行動力に心配事が絶えない日常を過ごしながらも、のびのびとした人生へと導くために寄り添います。杏さんは、黒柳さんとは以前より交流があり、「黒柳さんとは家族ぐるみでお世話になっておりますので、オファーを頂いて嬉しかったです」と述べています。

 トットちゃんの担任の大石先生役は、滝沢カレンさんが務めます。公私共に黒柳さんと関係を築いており、自身はもちろん家族全員が黒柳さんのファンだと公言し、今回のオファーも「すごく大好きで、家族全員が憧れている徹子さんが歩いてきた人生の物語の中に自分が入れることが本当に嬉しいです。徹子さんの物語を最高のものにしたいという想いで大石先生を演じさせて頂きました」と話しています。

■「戦争というものについてあらゆる痛みを伝えてくれる物語」

アフレコの様子

 今回の発表にあたり、役所広司さんはじめキャスト陣は次のように述べています。

役所広司さん(小林先生役)
 声の仕事は本当に難しいので躊躇しましたが、台本を読ませて頂きとても感動しましたし、戦争というものを子どもたちがどう感じていくのかは普遍的なテーマでありますから、やはりこういったお話は沢山の方に観て頂きたいなと思い参加をしました。

 妻の母親が小林先生にリトミック体操というのを教わった経験があり「素晴らしい先生だ」という話はよく聞いていました。お会いしたことはありませんが、以前から小林先生を存じ上げていたので、今回演じさせて頂くことを、非常に光栄に思っています。

 この作品は戦争というものについてあらゆる痛みを伝えてくれる物語になっていると思います。子どもから大人まで皆さんが楽しめますし、本当にメッセージが伝わる素晴らしいアニメーションになっていると思います。是非、劇場で観てください。

小栗旬さん(トットちゃんのパパ)
 黒柳さんとお話した際に、「当時は日本で一番のヴァイオリニストだったと言われていた父です」と伺ったので、芸術家としての雰囲気を出せたらいいなと思い演じました。
僕もトットちゃんと同じように小学生の時に、厳しさの中にも優しさがあって、しっかり向き合ってくれる素敵な先生と出会いました。ご覧頂く方々にも「こういう出会いが起きたらいいな」と感じてもらえると嬉しいです。

 黒柳さんは様々な経歴をお持ちで、人生を謳歌されているイメージがあります。黒柳さんの持つパワフルな部分であったり、エネルギッシュな部分であったり、好奇心旺盛な部分であったりがものすごく詰まった作品になっていると思います。想像しているよりも、より素敵なアニメーションの世界観で表現されていると思いますので、是非ご期待ください。

杏さん(トットちゃんのママ)
 黒柳さんとは家族ぐるみでお世話になっておりますので、オファーを頂いて嬉しかったです。トットちゃんのお転婆な姿や、ママ・パパの姿が映像になることが楽しみですし、何より自由が丘の街並みや電車の風景など、古き良き日本が表現されているので、当時にタイムスリップしたような気持ちになれるのではないかと思います。

 原作はもちろん子どもの頃から読んでいました。大人になって、また親になってから読み返すことで周りの大人たちの姿が見えてきて、「この方たちのようなことを言える大人になりたい」という視点を持ちました。世界中のベストセラーで恐らく読んだことがある方も相当多くいらっしゃると思います。もちろん原作を知らない方でも楽しんで頂けますし、原作を知っている私も「こんなことが本当にあったんだ!」と感じられました。学校の中に電車を置くなど独特で最先端な考えをお持ちの小林先生の教育方針が映像化されることに感激しましたし、またどこかにトモエ学園が復活しないかなと思ってしまいました。子どもたちや子どもたちを囲む大人の方々には是非、観て頂きたいなと思います。

滝沢カレンさん(大石先生)
 オファーを頂いた時は嘘かと思いましたし、私の人生の中で信じられない現実のひとつに入りました。すごく大好きで、家族全員が憧れている徹子さんが歩いてきた人生の物語の中に自分が入れることが本当に嬉しいです。徹子さんの物語を最高のものにしたいという想いで大石先生を演じさせて頂きました。

 映画の台本を読ませて頂いた際に最後のページは涙なく読めなくて辛くなってしまう部分もありましたが、明るいだけじゃないというところがまさに人生のようで、私にはすごく響きました。徹子さんの歩んできた人生が1ページ1ページになっていて、それがアニメという目に見える形になって私たちの前に出てきてくれるスペシャル大サービスなお話だと思います。観にいらっしゃる方々のご年齢や環境、自分が喜怒哀楽のどこの部分にいるのかで本当に全然違う物語になってくると思いますし、そこに徹子さんの喜怒哀楽も入ってくるので、映画館を出た後は自分が4つの感情で当てはめていたもの以上の色々な感情を持って帰ることができると思います。

 私は生きる楽しさや生きているからこそできること、そして勇気をもらえました。みなさんにもこの作品をご覧になって、明日への楽しみや幸せと出会ってもらえたら私も幸せだなと思います。

■映画『窓ぎわのトットちゃん』作品情報

【ストーリー】
落ち着きがないことを理由に、小学校を退学になってしまったトットちゃん。
新しく通うことになったトモエ学園の校長先生は、
出会ったばかりのトットちゃんに優しく語りかけた。
「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」
トットちゃんの元気いっぱい、
すべてが初めてだらけの日々が始まる――

【原作『窓ぎわのトットちゃん』】
 黒柳徹子著、講談社刊。1981年に発売され今なお日本のみならず世界中で愛されている黒柳徹子の子供時代を綴った自伝的物語。ハードカバー、文庫、新書、絵本がこれまで刊行され、表紙絵および挿絵には一貫していわさきちひろの作品が使われている。「第5回路傍の石文学賞」、そしてポーランドの文学賞である「ヤヌシュ・コルチャック賞」を受賞。発行部数は全世界累計2500万部超、日本語、中国語(簡体字版・繁体字版)、韓国語、タイ語、英語、フランス語、ベトナム語、モンゴル語、ヒンディー語、ヘブライ語など20以上の言語で出版されている。

【作品概要】
作品タイトル:映画『窓ぎわのトットちゃん』
監督・脚本:八鍬新之介
共同脚本:鈴木洋介
キャラクターデザイン:金子志津枝
出演:大野りりあな 小栗旬 杏 滝沢カレン/役所広司 他
制作:シンエイ動画
原作:黒柳徹子「窓ぎわのトットちゃん」(黒柳徹子 著/講談社 刊)
公開:2023年12月8日(金)公開

(C)黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会

(マグミクス編集部)

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