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一番心配なのは「ヒグマ」? ファンが実写『ゴールデンカムイ』で不安な部分

マグミクス / 2023年9月28日 19時10分

一番心配なのは「ヒグマ」? ファンが実写『ゴールデンカムイ』で不安な部分

■「要素」が多すぎる闇鍋作品『ゴールデンカムイ』

 北海道を舞台にした埋蔵金を巡るサバイバルバトルに、アイヌ文化を織り込んだマンガ『ゴールデンカムイ』の実写映画の公開が2024年1月19日に決定しました。原作は2014年から2022年まで「週刊ヤングジャンプ」で連載され、コミックス全31巻の累計発行部数は2500万部超えという人気マンガで、2018年4月からは、TVアニメも人気を集めています。

 過去にも『銀魂』や『るろうに剣心』など、実写映画化されて好評を得た人気のマンガはいくつもありますが、そういった作品も、公開前は多数の実写化への不安の声がありました。『ゴールデンカムイ』も同様で、公開前からすでに「実写化できるのだろうか」と心配の声や、「この豪華キャストで上手いこといけばすごい作品になりそう」と期待する声があがっています。今回はファンがよくネットで語っている、「『ゴールデンカムイ』の実写化で心配な要素」について紹介します。

 まず、実写映画化で批判の声が出ることも多いキャスティングの面に関しては、やはり気にする人は多いようです。『ゴールデンカムイ』にはたくさんの登場人物がいますが、見た目も中身もかなりの濃いキャラ揃いです。

 そんな濃いキャラたちに似せて演じるのはかなり大変そうですが、キャストのビジュアルが解禁されるとネット上では「玉木宏さんの鶴見中尉と舘ひろしさんの土方歳三は完璧!」「大方斐紗子のフチ(アシリパの祖母)の再現度も凄くない?」「このキャストだったら実写化ではかなり期待できる部類」と、意外にも好評の声も多くあがっていました。

 とはいえ、筋骨隆々であることが期待される主人公・杉元佐一(演:山崎賢人)や、谷垣源次郎(演:大谷亮平)などのキャラに関しては「かなり肉体づくり大変そうだけど大丈夫だろうか」「谷垣はどれだけビルドアップしてもあのムチムチ感は再現難しいのでは」などとも心配されています。

 また杉元の相棒のアイヌの少女・アシリパは、現在22歳で原作より一回りほど年上の山田杏奈さんが演じており、「大人すぎないか」「童顔かつ意志が強そうな山田さんは大人の女優のなかではベストキャスティングでは」と、賛否が分かれていました。今後も実写シリーズが続くのであれば、年々演じるのが難しくなるのではないかと心配する人もいます。

 その他、人間よりさらに実写化が難しいのではないかと心配されているのが、動物たち、特に作中で何度も出てくる「ヒグマ」の存在です。アイヌの人びとにとって熊は「キムンカムイ(山の神)」と呼ぶ神聖な存在であり、切っても切り離せない特別な動物で、『ゴールデンカムイ』でもいろんな場面で大暴れしています。

「襲ってくるヒグマの迫力って作り物で出せるのかな?」「サーカスとかの本物の役者熊を使って欲しい」とリアルなヒグマの圧や存在感を求める声が上がっている一方で、「多分アニマトロニクスの熊とCGの熊の合わせ技になる」という予想も出ていました。キャストのコメントなどで、実際に冬の北海道でロケを行ったことは発表されていますが、リアルな実景の自然に違和感のないヒグマが再現されるか、やはり多くの人が心配しているようです。

 他にも実写にするには難しそうなグルメネタのシーンについて、「カワウソの頭どうするんだろ」「目玉やおいしい脳みそは実写いけるかな?」など、ストーリーに組み込まれるのか心配する声や、実写化されたときの表現がグロテスクになりすぎないか興味を抱く声があります。

 表現の不安への声はグルメシーンだけでなく、ヒグマに殴られて顔の皮が剥がれるなどの残酷シーンにもありました。また、おそらく2時間程度の上映時間のなかに、作品の売りとも言える変態たちの強烈な描写や、数多くのギャグシーンなどをどれくらい再現できるのかも心配されているようです。「ネタ要素をどれだけ盛り込めるかが心配。本筋だけでも面白いんだけど」「刺青囚人や第七師団との戦いのシリアス要素だけで面白いから、無理にギャグは再現しようとしなくてもいいんじゃないか。生身の人間がやっても変な感じになりそう」などの声もあがっていました。

 ちなみに、実写化発表時には特に不安視されていた、原作で丁寧に描かれていたアイヌ文化の紹介に関しては、原作やTVアニメシリーズでもアイヌ語の監修を行った千葉大学名誉教授の中川裕さんが作品に参加していることや、キャストとしても参加している秋辺デボさんがアイヌ文化の監修を行っていることが発表されています。さらに、原作者の野田サトル先生がコメントで「アイヌの民具、衣装は本当にアイヌルーツの伝統工芸の作家の方々が大勢で作ってくださっています」とコメントしており、ファンが予想する以上に真摯にアイヌ文化に向き合っている実写版に「ここがしっかりしているならかなりよさそう」「尺の問題はあるとはいえ、できる限りアイヌ関連の場面は見たい」と期待の声が出ていました。

 ティザーPVやキャストが発表されているキャラを見ると、原作の序盤の物語のみが実写化されているようですが、果たしてどのような作品になるのか、「和風闇鍋ウエスタン」「感情闇鍋ウエスタン」と呼ばれるほどいろんな要素が絡み合った『ゴールデンカムイ』らしさをどこまで再現できているのか、24年1月までファンの期待と不安は増すばかりです。

※山崎賢人さんの「崎」は「たつさき」が正しい表記
※アシリパの「リ」は小文字が正しい表記

(マグミクス編集部)

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