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『キン肉マン』完璧超人たちの完璧とは程遠い「言い訳」選…さすがに都合よすぎでは?

マグミクス / 2023年10月8日 19時50分

『キン肉マン』完璧超人たちの完璧とは程遠い「言い訳」選…さすがに都合よすぎでは?

■ 「完璧」とは…?

 2024年にアニメ新シリーズの放送を控える『キン肉マン』は、1979年の原作マンガ連載開始以来、魅力的な「超人」と呼ばれるキャラクターのバトルを描き続けてきました。

 さまざまなタイプが存在するその超人のなかでも、「夢の超人タッグ編」にて初登場した「完璧超人(パーフェクトちょうじん)」は、「完璧」を名乗るだけあって、勝負に対しストイックなまでの「鉄の掟」を自らに課しており、掟を破れば処刑される覚悟を持って戦いに臨んでいました。加えて、シンプルにとても強いのです。そうした掟やケタ違いの強さに戦慄したという当時の少年たちも多いことでしょう。

 そのように、登場当初の完璧超人たちはまさに「完璧」な存在でした。ただ物語が進むにつれ自分たちの都合が悪くなると、掟を破ってでも相手を倒せばいいというように言い訳をするなど、とても完璧とはいえない姿を見せ始めるのです。そうした完璧超人の、完璧とはほど遠い言い訳がましいエピソードを見ていきましょう。

「完璧超人」陣営の先陣を切ったのは、コミックス17巻の211話から始まる夢の超人タッグ編に登場した、スクリューキッドとケンダマンでした。彼らは、バッファローマンとモンゴルマンからなる「2000万パワーズ」と、ブロッケンJr.&ウルフマンからなる「モーストデンジャラスコンビ」との試合に乱入、モーストデンジャラスコンビを瞬殺するも、2000万パワーズの前に敗戦濃厚となります。するとスクリューキッドとケンダマンは「敵を倒さず生き恥をさらすことなかれ!」の声を聞き、禁じられている凶器を手に攻撃し始めるのでした。

 ところが凶器攻撃の甲斐なく、スクリューキッドとケンダマンは敗北します。そして、同じ完璧超人のネプチューンマンから鉄の掟を3つ破ったとして、「敵に背中を見せたこと」「凶器を使ったこと」「敗北したこと」を指摘されました。

 背中を見せたのも仕方ない、凶器を使ったのも「いかなる手段を使っても倒せ」と言われたから、とスクリューキッドとケンダマンは言い訳するも、受け入れられず処刑されてしまいます。掟を破ったにも関わらず往生際の悪い最期は、「完璧」とはいえないでしょう。

 そのように、掟を破ったスクリューキッドとケンダマンに対して、弁明も聞かずに刑を執行したネプチューンマンでしたが、いざ自分たちが戦うとなると、その態度は豹変します。

 コミックス23巻の268話にて、事前に宣言した時間内でキン肉マンのマスク狩りに失敗したネプチューンマンとネプチューンキングは、悪びれることなく「(完璧超人は)時間さえ戻すことができる」といい地球の自転を逆転させ、試合開始の時間にまで戻します。ただ記憶までは戻らず、マスク狩りに失敗した事実は変わらないようです。

■あいつはダメでも自分はOK…それでいいのか完璧超人

言い訳空しく敗れる完璧超人が表紙になった学研の図鑑『キン肉マン「技」』初回限定ケース版(Gakken)

 さらに酷いエピソードが、コミックス23巻の276話に描かれたネプチューンキングによる凶器攻撃で、リングに生じた割れ目に落ちようとしているテリーマンを鉄柱で滅多打ちにしたのです。さすがにネプチューンマンも抗議の意思を示しましたが、ネプチューンキングは「時と場合によっては完璧超人も凶器を使うことがあるわい」と、あまりにも都合のよいセリフを口にします。

 同セリフをあの世で聞いていたスクリューキッドとケンダマンは、一体どんな心境だったのでしょうか。部下には厳しい掟を課しておきながら、自分は平気でその掟を破るなんて、完璧にはほど遠い存在です。完璧と名乗りつつ、都合が悪くなると平気で掟を破る姿に、ネットではいまだ「半端者」「最低だ」との声が聞かれます。

 新アニメは、「完璧超人始祖編」からスタートすると発表されました。再び「完璧超人」が大きくフィーチャーされるその内容に期待が高まります。

(LUIS FIELD)

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