全員キャラ大違い? 秋アニメで「大活躍」し過ぎな声優・種崎敦美さん出演作
マグミクス / 2023年10月7日 19時10分
![全員キャラ大違い? 秋アニメで「大活躍」し過ぎな声優・種崎敦美さん出演作](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_187965_0-small.jpg)
■美少女からマスコットキャラ、少年役まで?
種崎敦美さんは、近年次々と人気作に出演したことをきっかけに、多くのアニメファンから注目されている声優のひとりです。
その理由のひとつは、幅広い役柄を見事に演じる演技力にあります。2020年にリメイク作が放送された『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のダイや、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』のエンポリオといった少年役、『魔法使いの嫁』のチセ、青春ブタ野郎シリーズの双葉理央をはじめとする少女役など、演じるキャラの年齢や性別がさまざまで「こんな役もできるの?」とアニメファンから驚きの声もあがりました。
さらに公開中の『映画 プリキュアオールスターズF』に登場する妖精・プーカは「プカ」としか喋らない難しい役でしたが、徐々に心の変化が起こっていく様子を見事に演じています。
そんな種崎さんは、2023年の秋アニメでも多種多様なキャラクターを演じます。
●『葬送のフリーレン』:フリーレン
2023年9月29日放送の「金曜ロードショー」で1話から4話までを放送し、X(旧Twitter)でもすぐにトレンド1位になる盛り上がりを見せた『葬送のフリーレン』で、種崎さんは主人公・フリーレンを演じています。
フリーレンは勇者パーティーの一員として魔王を討伐した後、仲間の死や新たな出会いをきっかけに人間を知ろうと旅に出るエルフの魔法使いのキャラです。基本的にクールな性格ですが、生活能力の乏しさ故に弟子であるフェルンから指摘を受けたり、ミミックに食われかけたりと、澄ました一面が崩れる瞬間も少なくありません。
SNSでは種崎さんの演技について、「クールなところと抜けてるところのギャップがめっちゃいい」「普段の淡白なトーンもすごく上手い」と好意的な意見が多く見られました。原作マンガでも、フリーレンは一見すると可憐な美少女ですが、圧倒的な魔法使いとしての実力をもって強大な魔族を次々と葬り去る描写もあります。そんなギャップを持つフリーレンを、種崎さんは魅力的に演じており、今後の放送にも期待が高まります。
●『薬屋のひとりごと』:玉葉妃
2023年秋アニメで多くの人が期待している作品として名前をあげているアニメ『薬屋のひとりごと』で、種崎さんは主人公・猫猫(マオマオ)を信頼し、自身の侍女として招き入れる重要なキャラクター・玉葉(ギョクヨウ)を演じます。
普段はおっとりしていて何事も「あらあら~」と穏やかに流す玉葉ですが、非常に用心深く隙のない人物です。帝から特に寵愛されているものの、鼻にかけずに猫猫にも優しく接してくれることから、猫猫とも信頼関係を構築しています。それはどんなことにも動じないはずだった玉葉が、とある事件から猫猫が行方不明となった時に珍しく不安を口にするシーンからも十分にうかがえるでしょう。
後宮で巻き起こる謎解きに挑む猫猫を優しく見守る大人の余裕を見せる玉葉を、種崎さんがどのように演じるのか注目です。
■まだまだある種崎さん出演の2023年秋アニメ!
●『SPY×FAMILY』:アーニャ
アニメ『SPY×FAMILY』Season2のキービジュアル (C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
種崎さんの名前が広く知られるようになったきっかけといえば、やはり『SPY×FAMILY』のアーニャ役ではないでしょうか。かわいい舌ったらずな喋り方での「アーニャ ピーナッツがすき」のセリフは、TikTokでも2022年上半期インスタ流行大賞1位に選ばれるなど、アニメ好き以外からの人気も獲得していました。
字の読み書きすらもおぼつかなく、「がんばるます」(頑張ります)「おでけけ」(お出かけ)などたどたどしい言葉遣いも特徴ですが、それでも相手を気遣ったり、心優しい一面を見せる点もアーニャが人気の理由です。種崎さんは、そんなアーニャの子供っぽさや無邪気さをかわいらしく演じていました。
2023年12月には劇場版『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』の公開も控えており、かわいらしいアーニャの活躍はまだまだ楽しめそうです。
●『アンダーニンジャ』:鈴木
2018年より「週刊ヤングマガジン」で連載されている同名マンガ原作のアニメ『アンダーニンジャ』で種崎さんが演じるのは、くの一で編集者と高校生といういくつもの顔を持つキャラクター・鈴木です。
20万人もの忍者があらゆる組織に潜伏、暗躍している現代の日本を舞台とした『アンダーニンジャ』には、個性が強すぎる忍者が数多く登場します。鈴木もそのひとりで、潜入捜査をしていた高校では何人もの男子から告白されるほどの美貌を持っているものの、落武者のような風貌の作家・吉田に好意を持っています。
その理由は、鈴木自身が加齢臭を好み、「枯れ専」であるためでした。高校の担任の加齢臭にも興奮しており、高校生として潜入できるほど若々しく美しいルックスを持ちながらも、好みが独特すぎる人物です。さらにロシアの特殊戦闘員と互角以上に渡り合うなど忍者としての実力も高く、女性キャラクターのなかでも高い人気を誇っています。
忍者同士のバトルで容赦ない残酷描写もある一方、時折見られるギャグシーンも見どころの同作で、種崎さん演じる鈴木がどんな活躍を見せるのか気になります。
このほかにも『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』のルゥ、『デッドマウント・デスプレイ』の倉木リサ、『Dr.STONE NEW WORLD』の花田仁姫(ニッキー)など、種崎さんはさまざまな作品に出演することが発表されています。これからもどのような役に挑戦するのか要注目です。
※種崎さんの「崎」は、「大」ではなく「立」が正しい表記
(田中泉)
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