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『北斗の拳』新作アニメでは描かれる? ラオウの息子と共に訪れたサヴァの国とは?

マグミクス / 2023年10月7日 20時10分

『北斗の拳』新作アニメでは描かれる? ラオウの息子と共に訪れたサヴァの国とは?

■涙無くしては語れない王の座を争う3兄弟のストーリー

 2023年9月にマンガ『北斗の拳』を原作にした新作アニメの製作が発表されました。詳しい内容についてはまだ不明ながら、「原作の魅力を余すこと無く忠実に映像化」と発表されています。

 かつて、1984年から1987年にかけてフジテレビ系列で放送されたアニメは、実は原作の途中までしか映像化されていません。最終回の第152話「さらば ケンシロウ!! さらば 北斗神拳!!」で、主人公のケンシロウと修羅の国第一の羅将であるカイオウとの戦いの決着が描かれたところで完結しているのです。

 原作ではカイオウ亡き後も物語は続いており、新作アニメでは映像化されるかもしれません。そのエピソードのひとつであるサヴァ国を舞台にした物語について振り返ってみましょう。

※以降の記述には物語のネタバレが含まれますのでご注意ください。

 コミックス25巻「サヴァの王女!の巻」にて、ケンシロウはラオウの息子であるリュウとの旅の途中、雪山の中でサヴァ国の王女と名乗るサラと出会います。彼女の父、アサムはサヴァ国の国王で、息子であるカイ、ブコウ、サトラの3人が次期国王の座を狙って争う姿に心を痛めていました。病を患い、立っているのも難しいアサムが、体に鞭を打って国をまとめようとする姿を見て、ケンシロウはサヴァ国に留まる決心をします。

 サラの願いを聞き入れ、アサムに手を貸すことにしたケンシロウに対して、アサムは彼の3人の息子を抹殺してほしいと依頼します。3人の息子はいずれも王位継承者の座を譲らず、このままでは国が3つに割れてしまうとアサムは考えていたのです。アサムの思いを受けて、ケンシロウは3兄弟と対峙します。功を焦る3兄弟は、最初はいがみ合って我先にとケンシロウに戦いを挑みます。しかし、圧倒的な力を誇るケンシロウには通用しません。

 ひとりずつでは勝てないと考えた3兄弟は力を合わせてケンシロウに立ち向かいます。3人が絆を取り戻した姿こそ、ケンシロウが狙っていた結果だったのでしょう。

 一方、ケンシロウに息子たちを託したアサムは、蛮族の討伐に赴いていました。絆を取り戻した3人の息子たちはアサムのもとへ駆けつけますが、その際、長男のカイが蛮族の放った槍により致命傷を負ってしまいます。それでもカイは、アサムに気づかれぬよう気丈に振る舞い、アサムが帰路についたのち、ケンシロウに後を託して命を落とすのでした。

アサムの息子たち。左から次男ブコウ、長男カイ、三男サトラ

 父と国王というふたつの役割の間で苦悩するアサムと、最後には絆を取り戻した3兄弟の物語にSNS上では「大人になってから読み返すと結構泣ける」「サヴァ国の話は何回読んでも泣ける」といった感想が見られ、新作アニメで映像化されれば喜ぶファンも多いことでしょう。

 新作アニメも、上述のように40年の時を経て今の年齢になって観てみると、当時とは違った感想を抱くかもしれません。放送開始日など詳細はまだ発表されていませんが、ケンシロウに再会できる日を楽しみに待ちましょう。

(C)武論尊・原哲夫/コアミックス 1983

(LUIS FIELD)

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