『ワンピ』シンプルな「強さ比べ」で最強は？ 候補者の未来に「不安」の声も

■最強は「死亡フラグ」なのか？

『ONE PIECE（ワンピース）』には1000を超えるキャラクターが登場しており、なかには「これまで登場したキャラで誰が最強なのか？」と想像を膨らませるファンも見受けられます。主人公であるルフィを除外するのであれば、一体誰が「最強」なのでしょうか。

※この記事には第106巻以降の内容を含みます。

　まず名前があげられていたのは、元四皇のカイドウです。ゴール・D・ロジャー、エドワード・ニューゲート（白ひげ）に次いて3番目に高い懸賞金をかけられていることや、はるか上空に浮かぶ空島から飛び降りても死なず「この世における最強の生物」と称される肉体を持つ点からも、その強さがうかがえます。

　結果的にカイドウはルフィに負けたものの、これまでの海賊たちとは違う、圧倒的な強さを見せつけました。勝率としては4戦中3戦「勝利」という驚異的な記録を叩き出しています。もし1回で勝負が付いていたら、作品の主人公はルフィではなくなってしまっていたのかもしれません。

　カイドウは「最強」とうたわれることが多いですが、彼と同じくらい、いやそれ以上に実力がありそうなキャラも見られました。

　まず、海賊王ゴール・D・ロジャーでしょう。戦闘シーンが描かれていないためどれだけ強いのかは不明ですが、白ひげやモンキー・D・ガープと渡り合っていたことを考えれば相当な戦闘能力の持ち主であったことは間違いありません。

　また、「マリンフォード頂上戦争編」で命を落とした白ひげは、「グラグラの実」の力によって地震や津波を起こすなど世界を滅ぼすほどの力の持ち主でした。老いには勝てず衰弱しながらも海軍三大将と互角に渡り合う姿を見れば、その強さは一目瞭然です。

　そして「ワノ国」の侍である光月おでんもカイドウに負けないほどの実力者と考えられています。最終的にカイドウに敗北するも、原因は戦闘中に現れたモモの助（敵による変装）に動揺した隙を突かれたものであり、カイドウ自身も勝利に納得していません。ネット上でも「不意打ちがなければおでんが勝っていたのでは？」といわれており、強さは少なくとも「カイドウと互角」といえるでしょう。

　かつてカイドウやビッグ・マム、白ひげを従えていたとされるロックス海賊団船長のロックス・D・ジーベックも高い戦闘力であったことが想像できます。ロックス海賊団は「ある儲け話」によって集まったメンバーのため、メンバー同士の仲は相当悪かったようです。そんなケンカばかりのメンバーをまとめあげられたのは、ロックスの実力が「本物」で「ついて行こう」と思わせる何かがあったからでしょう。

　最後に忘れてはならないのが、ロジャーとたびたび激突し、最終的には共闘してロックスに勝利した「海軍の英雄」モンキー・D・ガープです。全盛期とはいえないものの、いまもなお驚異的な「拳」は健在です。勢いのある黒ひげ海賊団を相手に部下たちが脱出するまでの時間稼ぎをするなど、若者たちに負けないパワフルさです。また、なんだかんだいいながらも同世代でいまだ現役なのはガープだけ、という点から「最強はガープなのでは？」という声も多く聞かれます。

　しかし、「最強」と名高い6人は既に死亡、もしくは生死不明の状態になってしまっています。今後のエピソードで無事を確認し、再び「最強」の名をほしいままにして欲しいものですね。

（マグミクス編集部）