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『北斗の拳40周年大原画展』凄まじい画力! 400点超え原画や「サウザーの玉座」も【レポート】

マグミクス / 2023年10月6日 12時12分

『北斗の拳40周年大原画展』凄まじい画力! 400点超え原画や「サウザーの玉座」も【レポート】

■総発行部数1億部突破、不朽の超ベストセラー

『北斗の拳』史上初・過去最大となる大原画展「北斗の拳40周年大原画展~愛を取り戻せ!!~」が2023年10月7日(土)から11月19日(日)まで、六本木・森アーツセンターギャラリーで開催されます。この記事では、メディア向け内覧会から一足早くイベントの魅力を紹介します。

●新作描き下ろしを含む400点以上の原画が勢揃い!
 累計発行部数1億部を超える『北斗の拳』が「週刊少年ジャンプ」で連載開始したのは1983年のこと。それから40年の時を経た今もなお読みつがれ、新たなファンを取り込んでいます。その魅力の秘密は何でしょうか。「北斗の拳40周年大原画展」で秘密の一端がわかるかもしれません。

入り口付近に展示されている巨大ケンシロウフィギュア (C)武論尊・原哲夫/コアコミックス,「北斗の拳」制作委員会

「北斗の拳40周年大原画展」は愛をテーマに6つの章でエリアが分割されており、ストーリーを順番に辿(たど)るかたちで原画を展示しています。展示を楽しみながらストーリーを追体験できるため、往年のファンはもちろん、今回初めて『北斗の拳』に触れた方も楽しめるでしょう。

 会場入口ではレジェンド声優・千葉繁さんによる無料音声ガイドアプリがダウンロードできるので、鑑賞のお供にしてみてはいかがでしょうか。

●細部までこだわり抜いた会場

トキが核シェルターの扉を開けてくれているうちに中に入ろう! (C)武論尊・原哲夫/コアコミックス,「北斗の拳」制作委員会

 受付を済ませて展示会場に向かうと、ケンシロウの巨大フィギュアがお出迎え。最初のエリアのテーマは「無愛」です。トキが被爆しながら閉めた核シェルターの入り口をくぐると、正面の壁には暴力と無法のシンボル、モヒカンたちが登場し、ここが北斗ワールドの入り口なのだと雄弁に語っています。

「無愛」エリアには『北斗の拳』のオープニングの原画が展示されています。ストーリーの補足もあるので、まるで会場を歩きながら『北斗の拳』を読んでいるような錯覚を覚えました。展示会のために描こ下ろされたケンシロウとラオウのカラーイラストは必見の大迫力です。

 聖帝サウザーのエピソードをまとめたウォール。愛が深かった分、悪逆な帝王になってしまった悲しい男 (C)武論尊・原哲夫/コアコミックス,「北斗の拳」制作委員会

●漫画家の魂がこもった原画は雑誌や単行本にない迫力!

 会場を進んでいくと「親愛」「愛憎」とストーリー展開に沿った展示が続きます。合わせて扉絵コレクションや有名漫画家から届いたお祝いのギャラリーもあり、見どころ満載です。

 また黄金の等身大ジャギやフィギュアなどの立体物も充実しています。種もみ爺さんの墓やサウザーの玉座と言った、ファン垂涎のフォトスポットがあるので記念撮影するのも良いでしょう。

超有名マンガ家から届いた珠玉のイラストが多数展示中 (C)武論尊・原哲夫/コアコミックス,「北斗の拳」制作委員会

 また原画と合わせて武論尊先生、原哲夫先生、編集者・堀江信彦さんらのコメントも展示されています。ここでしか語られないような作劇上の裏話や当時の心情を知る貴重な機会です。全部をじっくり読んだら、あっという間に時間が過ぎてしまうほどです。

■大迫力の高精細複製画やグッズの数々を見逃すな

原哲夫先生の仕事道具。デジタル化以前の作品のせいか、『北斗の拳』の原画の線には緊張感がみなぎっているようだ (C)武論尊・原哲夫/コアコミックス,「北斗の拳」制作委員会

 後半はフルカラー原画が展示された「彩愛」や、ユリアを巡るケンシロウとラオウの「敬愛」エリア。ここには原画だけでなく原哲夫先生の仕事部屋の様子や愛用の文房具などが展示されています。イラストレーターだけでなく、一般人にとっても巨匠の作業環境は気になるところです。

敬愛エリアの最後に設けられたフォトスポットは神話的な雰囲気 (C)武論尊・原哲夫/コアコミックス,「北斗の拳」制作委員会

 そして最終章は物販の「超愛」エリアです。「北斗の拳40周年大原画展」に展示された原画類が収められた公式図録やキーホルダー、Tシャツなどのグッズが販売されています。その中で特に目を引くのが高精細複製画です。受注生産ということで1点100万円を超えるものもありますが、どれも美術品として書斎に飾っておきたいクオリティです。

●ここに来れば原哲夫の本当の凄さがわかる

原哲夫先生(左)と、ケンドーコバヤシさん(中)と武論尊先生(左)の軽妙なトーク。笑いが絶えないイベントだった

 オープニングイベントでは、株式会社コアミックスの取締役 ライツ事業部長・西田創さんによる概要説明の後に、原哲夫先生と武論尊先生、ケンドーコバヤシさんが登壇。ジョークを交えた和やかな雰囲気の中、それぞれが『北斗の拳』への想いを語りました。原哲夫先生は「『北斗の拳』は一番描きたかったマンガ。大事にしている」と述べ、連載当時のハードな日々を懐かしげに振り返りました。武論尊先生は「大原画展」のテーマである愛について「追い続けるもの」と持論を語り「ここに来れば原哲夫の本当の凄さがわかる」と締めくくりました。

「北斗の拳40周年大原画展~愛を取り戻せ!!~」は2023年10月7日(土)から11月19日まで森アーツギャラリーにて毎日開催。その後は名古屋、神戸、福岡などに巡回する予定です。

『北斗の拳』の生原画から、40年にわたって愛され続ける作品が持つ凄いパワーが感じられるでしょう。

(レトロ@長谷部 耕平)

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