【漫画】「一人ラーメン」を冷やかされる女性 でも、あるとき「救世主」が現れて？ 「一生懸命さが素敵」【作者インタビュー】

■20年前のラーメン屋は女性にとって肩身が狭かった？

　20年前の新宿。女性がひとりでラーメンを食べていると、近くに座っていた男性客の冷やかしにあいました。そのとき現れた救世主が放った言葉とは……。

　女性がひとりでラーメン店に入ったときのエピソードについて描いたマンガ「恋とラーメンと私の話」は、Instagramで投稿されてから7700以上のいいねを集めて話題に。読者からは、「素敵ですね！」「一所懸命怒ってくれるのがかわいい」など、たくさんの声があがりました。

　このマンガを描いたのは、ブロガーのごぼふくさんです。Instagramやブログ「ごぼうと大福」でエッセイマンガを発表しています。

　作者のごぼふくさんは、幼少期からイラストやマンガを描いていましたが、社会人になってからは描くことをやめてしまっていたそうです。しかし産後、育児に追われる日々を過ごすなかで、Instagramに投稿されているマンガを読んで「あるある！」と共感し、またマンガを描くようになりました。このマンガは、ラーメンの食べ歩きをしていた当時の懐かしいエピソードのひとつとして、投稿に至ったそうです。

　作者のごぼふくさんに、お話を聞きました。

ーーこのマンガ作品は多くの方に読まれましたが、反響はいかがでしたか？

　たくさんの方に読んでいただきました。私としても、とてもうれしいです。

ーー最近、ひとりでラーメン屋さんに入ることはありますか？　また、いまでも冷やかされることがあるのでしょうか？

　子供ができてからは、ラーメン屋にひとりで行けていません。マンガの当時と比較すると、私はもう迫力のあるおばさんなので、怖がられることはあっても、冷やかしは受けないだろうなと思っています。

　投稿にいただいたコメントを見る限り、いまは時代的にも冷やかされることは少ないのかもしれません。

ーーどんな仕組みがあれば、女性ひとりでもラーメン屋に入りやすいと思いますか？

　当時は、「女性専用の席や空間があったらいいのにな」と思っていました。

ーー昔から現在まで、ラーメンの好みに変化はありますか？

　みそタンメンが好きで、ずっと変わっていません。最近行けていないので、久しぶりに「体に悪そうなこってりしたラーメン」を食べたいです。

ーーこの作品は約1年前の投稿ですが、その後創作活動や取り上げるテーマに変化はありましたか？

　ゆっくりのペースではありますが、エッセイマンガだけでなく、創作マンガも描き始めました。

ーー今後、新たに取り組みたい創作活動や、創作以外の活動はありますか？

　人と接することが少ないので、表に出て活動できることはないかと検討中です。

（マグミクス編集部）