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フィールド上で心臓停止! 『キャプ翼』屈指の天才選手は中学以降どうなったのか?

マグミクス / 2023年10月15日 17時10分

フィールド上で心臓停止! 『キャプ翼』屈指の天才選手は中学以降どうなったのか?

■「ガラスのエース」と呼ばれた男が歩んだ苦難の道のり

『キャプテン翼』に登場した三杉淳というキャラクターを覚えているでしょうか。小学生時代は「武蔵FC」、中学生編では「武蔵中学」を率いた人物で、主人公・大空翼が認めるほどの「サッカーの天才」です。

 三杉は、小学生の頃から「オフサイドトラップ」を使いこなし、抜群のサッカーセンスを披露します。さらに実家はお金持ちで頭が良く、容姿も端麗……まさにケチのつけようがないハイスペック男子です。作中でも女子から声援を浴びている描写が多く、小学生ながらファンクラブまでありました。

 そんな誰もが羨みそうな三杉ですが、サッカー選手にとって致命的な心臓病という大きなハンデを抱えていました。小学生編では、翼のいる南葛と全国大会の準決勝であたり、翼の心を折るほどの圧巻のプレイを披露しながらも発作を起こし、チームは逆転負けを喫しています。

 続く中学生編では、三杉は2年間の治療期間を経て、3年時に東京都大会に出場し、決勝で日向小次郎のいる東邦と激突しました。医師から30分間だけの出場という制限をかけられましたがその約束を守れず、結局試合中に再び発作を起こし、惜しくも東邦に敗れてしまいました。

 このように「フィールドの貴公子」「ガラスのエース」と呼ばれた天才プレイヤー・三杉淳のサッカー人生は、つねに持病との戦いでもあったのです。

 そして三杉に関する情報は、この中学生編あたりで止まっている人が多いかもしれません。そこで今回は、中学生以降の三杉淳の活躍について振り返ります。

 世界の強豪国と対戦した「ジュニアユース編」での三杉は、卓越した指導力を買われて特例的にコーチとして全日本チームに帯同します。しかも監督の計らいにより選手としても試合に出場を果たし、予選のアルゼンチン戦では決勝ゴールを挙げる快挙を成し遂げました。

 さらに「ワールドユース編」の頃には、長年苦しんできた心臓病を克服します。すると全日本ユースのチーム事情にあわせて、自身のポジションをミッドフィールダーからリベロに下げ、小学生時代から得意だった「オフサイドトラップ」に磨きをかけます。またリハビリの最中にはドライブシュートも会得していました。

 かつては「ガラスのエース」と呼ばれた三杉ですが、ワールドユース編のアジア一時予選からユース大会の決勝まで、なんと全試合にフルタイム出場を果たしています。その活躍を見た読者からは「当初の容態を思えば、奇跡の回復」といった声があがるほどの鉄人ぶりです。

『キャプテン翼 ROAD TO 2002』での三杉は、プロサッカー選手として「FC東京」に入団しています(一部作品ではベルマーレ平塚に入団したという記載も)。黄金世代の仲間である松山光が所属する「コンサドーレ札幌」戦では、ドライブシュートの強化版であるフライングドライブシュートを披露しました。

 続く『キャプテン翼GOLDEN-23』でも三杉は日本代表の主力として、岬太郎、松山光らとともに「3M」と呼ばれ、天才ぶりを遺憾なく発揮しています。

 しかし、『キャプテン翼 ライジングサン』では、またしても悲劇が襲います。オリンピックで翼に匹敵する獅子奮迅の活躍を見せていた三杉に心臓病の再発話が浮上するなか、運命のドイツ戦を迎えました。

 その試合中、「ドイツの若き皇帝」カール・ハインツ・シュナイダーが放ったジャンピングファイヤーショットが三杉の胸を直撃し、なんと心臓が停止してしまいます。フィールド上で三杉が幽体離脱するというとんでもない光景が描かれ、読者に大きな衝撃を与えました。

 なんとか一命を取り留めますが、やはり彼は心臓病を完全に克服したわけではなさそうです。彼の才能を考えると「病さえなければ……」とタラレバを口にしたくなりますが、決して諦めずに病と戦い続ける彼の姿勢には、いつも胸を熱くさせられます。

(LUIS FIELD)

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