もう待ちきれない！今から予習！ 2024年公開の人気アニメ「劇場版」3選

■解禁されたビジュアルやPVに目が釘付け！

　2023年も終わりが近付くなか、2024年にも人気アニメの「劇場版」の公開が多数予定されており、ファンから歓喜や期待の声があがっています。特に、続編が気になる作品やアニメ化が期待されていた人気のエピソードは、待ち続けていた分、ファンの喜びもひとしおでしょう。2024年に劇場版が公開される、話題のアニメ作品をいくつか紹介します。

●『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』

　2024年1月26日に公開される劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、2002年10月より放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』、続く2004年の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編の新作映画です。『機動戦士ガンダムSEED』『SEED DESTINY』は、当時の若い世代向けに制作され、女性を含めた幅広いファン層に支持された作品として知られています。

『機動戦士ガンダムSEED』は、遺伝子操作により優れた身体能力や頭脳を持って生まれる新人類・コーディネイターと、自然のまま生まれる人類・ナチュラルの戦いを描いた作品でした。コーディネイターである主人公のキラ・ヤマトは戦争を止めるために、幼馴染のアスラン・ザラ率いるコーディネイターの軍事組織「ザフト」と戦います。そのなかで描かれる彼らの成長や葛藤、戦争の愚かさなどが見どころです。

　また、10月5日に公開されたメカビジュアルには、新型モビルスーツである「ライジングフリーダムガンダム」と「イモータルジャスティスガンダム」が描かれており、ファンからは「フリーダムの正統進化っぽくていい」と興奮する声もあがっています。さらに第3弾PVには、謎の編隊「ブラックナイトスコード」も登場していました。どんな大激闘が繰り広げられるか、今から待ちきれないファンも多いことでしょう。

　映画の公開に合わせたガンプラの発売も予定されており、大きな話題となりそうです。

●『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』

　2024年冬公開予定の『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』も、待ちきれないファンが多い作品でしょう。2011年のTVアニメでは、かわいらしいキャラクターデザインからは想像できないトラウマ描写や衝撃展開が話題となり、「鬱アニメ」として名を馳せました。

　その後、TVアニメに続いてすでに3つの劇場版が公開されており、『ワルプルギスの廻天』は2013年に公開され初の完全オリジナル劇場版として人気を博した『[新編]叛逆の物語』の11年ぶりの続編となります。

『[新編]叛逆の物語』では、主人公・鹿目まどかを救いたいという思いから暁美ほむらが悪魔になってしまいましたが、エンドロール後には、ほむらがひとりで踊った後、高所から身投げするという意味深な描写を残していました。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』は、2021年に制作発表とともにビジュアルが公開されると、待ちに待っていたファンの考察がさっそく始まっています。

　SNS上では「タイトルが黄色だからマミがメインの話？」「ふたりのほむらとまどかの後ろ姿は意味深」などの声があがっていました。さらに公開されたPVでは、顔面に包帯を巻いた姿のまどかの友人・美樹さやかに対して「魔法少女の力が弱まっているのでは？」と心配するコメントも見られます。本編では最大の敵の魔女「ワルプルギスの夜」がどのようにストーリーと絡んでくるかも気になるところです。

■スポーツマンガの常識を覆した作品も！

●『ブルーロック -EPISODE 凪-』

片目から発するオーラがかっこいい凪と玲王が描かれた映画『ブルーロック -EPISODE 凪-』ティザービジュアル　(C)金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社／「劇場版ブルーロック」製作委員会

　原作コミックスの累計発行部数が2800万部を突破し、2022年～23年にTVアニメが放送されて大人気を博した『ブルーロック』シリーズ初の劇場版『ブルーロック -EPISODE 凪-』の公開が、2024年春に決定しました。天才プレイヤー・凪誠士郎を主人公とした同名の公式スピンオフ作品のアニメ化で、極度のめんどくさがり屋である凪が、御影玲王との出会いで人生が大きく変わっていく物語が描かれます。

『ブルーロック』は日本をW杯優勝へ導く「最強のストライカー」を選出するため、「ブルーロック（青い監獄）」に招集された選手たちの戦いを題材としたマンガです。「脱落者は日本代表入りの資格を永久に失う」というぶっ飛んだストーリー設定や、「サッカーとはなんだ？ 相手より多く点を取るスポーツだ。点を取った人間が一番偉いんだ」など、数々の名言から「史上最もアツく、イカれたサッカー漫画」と言われています。

　そんな同作のスピンオフが映画化される発表に対し、「生きててよかった」「凪の心情を映画館で観れるなんて神」と大喜びするファンも多数いました。『ブルーロック』はアニメ第2期制作も発表されています。

　2024年までまだまだ時間はあるので、今からでも原作やTVアニメを予習・復習して、公開に備えておきたいところです。作品を知らない人も、これを機に新しいアニメを開拓してみてはいかがでしょうか。

（LUIS FIELD）