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暴力賛美←政府が「名指し批判」も 凄惨な最終回を迎えた鬱アニメ3選

マグミクス / 2023年10月24日 19時10分

暴力賛美←政府が「名指し批判」も 凄惨な最終回を迎えた鬱アニメ3選

■アニメ監督が「嫌い」と公言した作品も

 マンガやアニメの最終回は仕上がりによってファンの評価が変わってしまうこともある、きわめて重要な回です。そんな最終回のなかには「心がえぐられる」「観ていてつらい……」と評価される作品も聞かれます。そこで、最終回が凄惨すぎたアニメ3作品を見てみましょう。

 たとえば『ぼくらの』は15歳の少年少女たちがゲーム感覚で始めた戦いが、実は地球の存続に関わっていた、という初っ端から心をえぐる物語です。戦いに負けると地球が滅び、勝っても少年少女には必ず死が訪れるというルールのため、「ハッピーエンドはない」と分かりつつも読み進めなければなりませんでした。

 また『ぼくらの』のつらさは全体的なストーリーだけでなく、血のつながらない妹に日常的に暴力を振るい続ける少年や、想い人の差し金によって暴行を受け妊娠してしまう少女など、登場人物の背景にも鬱要素が満載です。

 そして後半の展開は、搭乗する順番が違うことや死亡原因が変更されるなど、原作とTVアニメ版で内容が異なっていました。原作改変やアニメ監督の原作に対する否定的な態度から、「原作者に失礼」「なんで設定変更しちゃったの?」などと、原作ファンが激怒する様子も見られています。

 原作ファンから「お叱り」がありながらも、原作未読勢からは「精神的にくるけど見返しちゃう」「鬱展開にハマった」と高評価な様子が見受けられます。良くも悪くも注目度の高い作品だったからこそ、ここまで注目が集まったのかもしれません。

 続いて「CLAMP」が原作を手がけたオリジナルアニメ『BLOOD-C』です。本作は、主人公である小夜が巫女として「古きもの」を討つ「お務め」を描いた物語で、中国政府が「暴力を賛美する内容」と名指しで批判するほどの悲惨さ、グロテスクさを持ち合わせた作品です。

 物語の終盤で「今までの小夜の日常」が仕組まれたものであることが明かされ、クラスメイトがお金で雇われていたキャスト(役者)であることと、それを計画していた人物が判明します。最終回では小夜と「黒幕」の間接的な戦いが繰り広げられました。

 特にクラスメイトたちが「古きもの」たちに惨殺されるシーンはグロすぎるあまり、「(グロすぎて)むしろ怖くない」「ここまで悲惨だとファンタジーみたい」などの声が挙がっています。作品名を検索するとサジェストに「頭おかしい」「ひどい」といったワードが頻出することからも、いかに『BLOOD-C』が凄惨なのか、よく分かるでしょう。

 最後は、多くの人が結末を想像できるにもかかわらず「つらい」「鬱」との声が挙がる『ベルサイユのばら』です。

 テレビアニメ化はもちろんのこと、舞台化、実写映画化など社会現象を巻き起こした作品で、フランス革命前後を時代背景に実在したルイ16世、マリー・アントワネット、オリジナルキャラである男装の麗人オスカルなどが人気を博しました。

 作中ではオスカルとアンドレ、アントワネットとフェルゼンの悲恋に注目が集まるなか、後半の主要キャラが続々と命を落としていくシーンに衝撃が走りました。民衆軍に加わりバスティーユ要塞を陥落させたオスカルが息を引き取り最愛のアンドレのもとへ旅立ちます。また、アントワネットはギロチンで処刑されて愛人関係にあったフェルゼンは虐殺されてしまいます。

 少女向けの作品だっただけに、当時は「うそでしょ?」「つらい……」などと多くの女性が衝撃を受けたことでしょう。

※記事の一部を修正しました。(2023年12月18日 11:01)

(マグミクス編集部)

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