年収1000万円超えってホント？ 意外な高年収に驚かされた「お父さんキャラ」4選

■日本を代表する作品の「お父さんキャラ」の年収に迫る！

『ドラえもん』に登場する野比のび太は勉強が苦手で、作中を代表するドジキャラです。しかし、そんなのび太のお父さんは、高年収のサラリーマンであることをご存知でしょうか。

　そして、ほかの国民的作品にも、意外なほどの高収入を得ているお父さんたちがいます。そこで、超有名な人気作品のお父さんキャラの年収を、作中の描写や設定などから推測してみました。

　ひとり目は『ドラえもん』に登場するのび太のパパ・のび助です。のび太のパパはスーツを着て出勤するシーンがあるように、「〇〇商事」に勤める会社員です。そして会社では上司や部下とのやりとりがあり、役職は課長補佐クラスという説が有力でした。

　また野比家は2階建ての5LDKの一軒家で、所在地については諸説ありますが、アニメ内で東京都練馬区という住所が出たことがあります。

　のび太のパパの勤め先が都内の商社と仮定するなら、アラフォーという年齢を考えると年収は600万円以上はあると推測できます。国税庁が発表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると日本人の平均給与は458万円ですので、のび太のパパは平均より高い年収を得ていると考えられます。

　ふたり目は『クレヨンしんちゃん』に登場する、しんのすけのお父さん・野原ひろしです。ひろしの年収についてはアニメ内で大きなヒントがあり、1994年4月25日に放送された「ひさんな給料日だゾ」の回で、手取りの給料が約30万円と明かされました。

　つまり額面では40万円近いと思われ、企業勤めのひろしには基本給の2か月分のボーナスが年2回あると仮定すると、その年収は約650万円ほどと考えられます。

　現在ひろしは35歳で、家族4人と犬1匹を支えています。作中で「安月給」と言われることもありますが、ネット上では「料理や日曜大工もこなして年収650万円、ぼくの憧れの人」「ひろしは一軒家、自家用車、専業主婦に子ども2人ってすごすぎる」など、想像以上に高収入のひろしを尊敬するファンは少なくありません。

　また、日頃のだらしない姿からは想像できないくらい稼いでいるお父さんが、『名探偵コナン』に登場する毛利小五郎です。蘭の父親である彼の推定年収は、1000万円の大台を超えていると予想されます。

　まず、本業である探偵業務の収入に関しては、日本の探偵の平均年収は400万円程度ともいわれています。依頼が少ないと嘆く場面もありましたが、コナンのおかげで名探偵として名が知れ渡っており、個別のギャランティが高騰していても不思議はありません。

　さらに2003年に発売されたオフィシャルブック「コナンドリル」（小学館）によると、小五郎の探偵事務所があるビルは父親から相続を受けており、1階の「喫茶ポアロ」から毎月30万円の家賃収入があることが明かされていました。

　そして小五郎の場合、副収入も好条件かもしれません。名探偵としてのメディア出演も彼の仕事の一部と言えそうです。また、具体的な金額は不明ですが、小五郎を先生と仰ぐ安室徹から、目が円マークになるほどの金額提示を受けている描写があり、高い授業料で得ていることも考えられます。それと余談になりますが、江戸川コナンの養育費として、コナンの母に扮した工藤有希子から1000万円を受け取ったシーンもありました。

　そのあたりを踏まえると、小五郎のおっちゃんの年収は1000万円はゆうに超えていると考えられます。

　そんな小五郎について、ネット上では「知名度がすごいから平均的な探偵よりも収入高そう」「不労所得があるなんて羨ましい」などの声があがっており、羨望のまなざしで見られていました。

　最後に国民的アニメ『サザエさん』のフグ田マスオは28歳と年齢的には若いですが、商社の「海山商事」に勤めています。企業の平均年収を踏まえると、マスオの年収は500万円前後と予想できます。まだ20代ながら日本の平均年収を超えており、今後も昇給が見込める優秀なサラリーマンと言えるでしょう。

　以上、日本を代表する人気作品に登場する、お父さんたちの年収を勝手に予想してみました。今はドジで頼りない子供もいますが、彼らが大人になったらお父さんのような、経済的にも頼もしい人物に成長するかもしれませんね。

（LUIS FIELD）