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『キン肉マン』に新解釈? 昔の読者は知らない「見逃せない新事実」3選

マグミクス / 2023年10月25日 19時10分

『キン肉マン』に新解釈? 昔の読者は知らない「見逃せない新事実」3選

■日本の歴史のように新解釈が判明した「キン肉マン史」

 子供の頃、鎌倉幕府の成立は「1192年」と歴史の授業で習った人も多いのではないでしょうか。しかし近年は「1185年」といわれ、最近の教科書ではそのあたりがぼかされているそうです。このように、過去は当然とされていた事象も、新解釈が見つかることで書き換えられることもあります。

 そして1979年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された『キン肉マン』でも、それと同じようなことが起こっているのをご存知でしょうか。

 本記事では、『キン肉マン』に関する新たな歴史的解釈についてご紹介します。

 2017年に発売された「大解剖ベストシリーズ キン肉マン 大解剖 新装版」という本があります。これは作者のゆでたまご氏が監修している『キン肉マン』の解説本です。

 そのなかに、「ファンならここは知っておきたいキン肉マンの謎」というコーナーがあり、「火事場のクソ力」に関する新しい説が紹介されていました。

「キン肉星王位争奪編」までは、火事場のクソ力とは「キン肉王族の血筋を引くものだけに発動する固有の特殊能力」というのが定説だったとのことです。

 しかし、来年TVアニメにもなる「完璧超人始祖編」以降になると、キン肉マンだけでなく、ロビンマスクやラーメンマンといった超人にも、火事場のクソ力と同じような特殊能力の発動が確認されています。

 仲間への思いが高まると同時に現れる全身の発光現象は正義超人のみならず、スニゲーターやザ・ニンジャといった悪魔超人にも見られました。

 これらは「友情パワー」によるもので、火事場のクソ力とは別物かと思われましたが、「完璧超人始祖編」以降は「火事場のクソ力と友情パワーは同じものである」というのが通説になっています。

 次に、キン肉族のルーツに関する新たな事実です。キン肉族の大王であるキン肉マンの父・真弓はキン肉族について「超人界のリーダーシップをとるようになった一族」と説明していました。「キン肉星王位争奪編」では、「キン肉族の王は全ての超人の神々が認めた者だけが就ける地位」とあり、超人界においてキン肉族が重要な役割を担っていることが示唆されています。

 そんなキン肉族ですが、「完璧超人始祖編」のなかで、実は開祖が「完璧超人始祖」のひとりであるシルバーマンということが明らかになりました。

 つまりキン肉マンの祖先は、完璧超人ということになります。完璧超人は「夢の超人タッグ編」で初登場しましたが、まさかキン肉マンが同じルーツだったとは、その時は誰も思わなかったはずです。

 そして超人界において、強大な力を持つキン肉族と、「委員長」ことハラボテ・マッスルの関係性についても注目すべき新事実が明らかにされています。

 ご存知の通り、ハラボテ・マッスルはキン肉真弓のライバルであり親友です。しかし、実はハラボテ・マッスルが委員長を務める「宇宙超人委員会」と、アメリカ遠征編に登場したドーロ・フレアースの「世界超人協会」は、「キン肉族」と並ぶ3大団体として権力を持っていることが解説本のなかで明かされていました。

 この3つの団体は互いを監視し合う、三権分立にも似た体制とのことです。ハラボテ・マッスルがたびたび超人界の重要な役割を持って登場していたのは、こういう裏があったことに驚かされます。

 2023年10月、作者である「ゆでたまご」嶋田隆司氏が入院のために『キン肉マン』が休載することが報じられました。連載が再開した暁には、きっとどんどん新たな説や新事実が更新されていくと思いますが、それもまた『キン肉マン』の面白い部分です。少しでも早く回復して、読者を楽しませてくれることを願います。

(LUIS FIELD)

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