1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アニメ・コミック

【初見でドハマり】【涙止まらん】1話だけで視聴決定した2023秋アニメ4選

マグミクス / 2023年10月28日 12時10分

【初見でドハマり】【涙止まらん】1話だけで視聴決定した2023秋アニメ4選

■何気なく見たつもりが、1話でバカハマり!

「限られた時間のなかで、面白いアニメをたくさん見たい!」という葛藤は、アニメ好きが抱えがちな悩みですよね。その結果、第1話を見て継続視聴の判断をする方も多いのではないでしょうか。この記事では、ネット上で「今期最強の座は安定」「ストロングゼロ噴いた(笑)」と評判の、「1話見ただけで継続視聴したくなる秋アニメ」を4作品、見てみましょう。

●『葬送のフリーレン』

※この記事では、地上波で初回として放送された約2時間分を1話とカウントしています。

 エルフの魔法使いであるフリーレン(CV:種崎敦美)は、勇者ヒンメル(CV:岡本信彦)たちと魔王を倒し、王都へと凱旋しました。10年もの魔王討伐の旅を振り返る一行ですが、千年以上の時を生きるフリーレンだけは「短い間だったけどね」と、ドライに表現します。

 宴の夜、流星群を見た一行は「50年後にまた一緒に見よう」と約束し、それぞれの道へと進むため、4人は一度解散するのでした。50年後、約束を果たすために再び王都へ赴いたフリーレンは、彼女とは対照的にだいぶ年を取ったヒンメルと再会します。

『葬送のフリーレン』は、同名マンガ(原作:山田鐘人、作画:アベツカサ/小学館)を原作としたアニメです。魔王を倒したエルフの「セカンドライフ」を描いた本作は、楽しいだけの物語ではありません。ドライなフリーレンの視点から、人の命の儚(はかな)さと美しさが描かれます。

 冒頭では若々しかった勇者一行ですが、50年後の再会時には、フリーレン以外の全員が確実に年を取っています。そのあまりの儚さに「なんでもっと、知ろうと思わなかったんだろう」と涙するフリーレンですが、彼女の内面的成長はここから始まったのかもしれません。

 魔法の収集に没頭していたフリーレンが、自分より圧倒的に寿命の短い人間たちと交流することで、人間を知ろうと変わっていきます。本作での「老い」は必ずしも悲観的ではなく、淡々と美しく描かれており、美麗な作画もあいまって心が浄化されるような作品です。

『葬送のフリーレン』は、日本テレビ系全国30局ネットにて放送中です。「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」ほか配信サービスでも、順次配信されています。

●『SPY×FAMILY』

 東国「オスタニア」と西国「ウェスタリス」は、十年以上も冷戦続けていました。ウェスタリスの凄腕スパイである黄昏(たそがれ)ことロイド・フォージャー(CV:江口拓也)は、オスタニア総裁ドノバン・デズモンドの動くを探るべく、任務として一週間で「家族」を作ります。

 しかし妻役のヨル(CV:早見沙織)の正体は殺し屋、娘役のアーニャ(CV:種﨑敦美)の正体は超能力者であり、家族全員がお互いの素性を隠していました。ある日、仕事でお尻を撃たれたヨルは痛みに顔をしかめて帰宅したところ、ロイドはヨルが機嫌を損ねたと勘違いし、機嫌を取るためのデートが始まります。

『SPY×FAMILY』は、同名マンガ(作:遠藤達哉/集英社)を原作としたアニメです。第1期がかなりの人気を博した本作、第2期でも安定の(?)すれ違い家族が描かれます。冒頭1分でこれまでのあらすじが描かれているため、第1期の復習がなくともスムーズに見られるでしょう。

 第1話では、第1期からの高い作画クオリティはそのままに、ひたすらヨルの機嫌をとるロイドという日常回(ある意味事件ですが……)が描かれました。アーニャの「わくわくっ!」も聞けるうえ、ロイドのモテ男っぷりとヨルの真面目さがよく分かる構成となっています。

 なお、オープニングテーマ「クラクラ」(歌唱:Ado)は、『カウボーイビバップ』の主題歌「Tank!」を手がけた「菅野よう子×SEATBELTS」が編曲、演奏を担当しています。聴き比べてみるのも楽しいかもしれませんね。

『SPY×FAMILY』は、テレビ東京系列ほかにて放送中です。「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」ほか配信サービスでも、順次配信されています。

■「胸アツ」「ぬるぬる感がクセになる」秋アニメも

『SHY』ビジュアル (C)実樹ぶきみ(秋田書店)/SHY製作委員会

●『SHY(シャイ)』

 21世紀半ば頃、超人的な力を持つ「ヒーロー」たちの活躍により、地球から戦争はなくなりました。今のヒーローたちの使命は、地球に訪れた平和を守ることです。ただ各国のヒーローのなかで、日本のヒーロー「シャイ」(CV:下地紫野)は、文字通りの恥ずかしがり屋です。

 遊園地のヒーローショーへの出演でさえ、シャイは手も声も震わせてしまいます。あまりの緊張に控室でリバースしていたシャイですが、遊園地のジェットコースターが逆さのまま止まったと聞き、現場に急行します。

『SHY』は、同名マンガ(作:実樹ぶきみ/秋田書店)を原作としたアニメです。タイトルやキービジュアルからはラブコメものに見える本作ですが、実は「ヒロアカ」顔負けの熱いヒーローものです。

 シャイの正体は、若干14歳の紅葉山テル(もみじやま てる)で、相棒であるエヌ=ヴィリオ(CV:杉田智和)と共に、なんとかヒーロー活動をしています。しかし、生真面目でシャイなテルは周りの評判やヒーローとしての責任に耐えきれず、第1話から変身できなくなってしまうのです。

 ヒーローに向いていない「シャイ」だからこそ、その葛藤は視聴者の胸に熱く迫ります。また、常に酔っぱらっているスピリッツ(CV:能登麻美子)、人気ロックスターのスターダスト(CV:三木眞一郎)など、個性豊かなヒーローたちにも注目です。

『SHY』は、テレビ東京系6局ネットほかにて放送中です。「dアニメストア」「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」ほか配信サービスでも、順次配信されています。

●『シャングリラ・フロンティア』

 フルダイブ型VRゲームが主流となったこの時代、最新の映像技術にシステム面が追いついていない「クソゲー」が量産されていました。高校2年生の陽務楽郎(ひづとめ らくろう/CV:内田雄馬)は、そんなクソゲーを愛している変わり者です。

 楽郎はある日、クソゲーを探して入ったゲーム屋で、対極ともいえる「神ゲー」『シャングリラ・フロンティア』に出会います。気が向いた楽郎は、クソゲーでつちかったゲームスキルと不屈の精神を武器に、神ゲー攻略を始めるのでした。

『シャングリラ・フロンティア』は、同名小説(著:硬梨菜)を原作としたアニメです。小説投稿サイト「小説家になろう」で人気を博し、書籍化を待たずしてマンガ化された本作は、「クソゲーハンターが神ゲーを攻略する」という設定が秀逸です。

 VRゲームを題材にしているだけあって、作画もかなりぬるぬると動きます。特に第1話冒頭では、楽郎がクソゲーをクリアするシーンが描かれ、その「クソゲーすぎる」衝撃のシーンには思わず目を疑うことでしょう。

「ヒロインの機嫌を直すのに3時間かかる」「ボスとは海パンと覆面姿で戦う」など、理不尽なクソゲーに耐えてきた楽郎だからこそ、神ゲーのすばらしさによく気付きます。楽郎が神ゲー攻略にワクワクしているところを見て、こちらも楽しくなれる作品です。

『シャングリラ・フロンティア』は、MBS/TBS系全国28局ネットにて放送中です。「dアニメストア」「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」ほか配信サービスでも、順次配信されています。

* * *

「1話切り」を防ぐ意味からか、近年の作品には、第1話から視聴者を惹きつけて離さない作品が増えているのかもしれません。未見の作品があった方は、ぜひ第1話だけでもご覧ください。秋アニメの覇権作品に出会えるかもしれませんよ。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください