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【漫画】村人に栗を届け続けたきつねの運命は? 『ごんぎつね』の新しい結末に「笑った!」【作者インタビュー】

マグミクス / 2023年10月31日 19時40分

【漫画】村人に栗を届け続けたきつねの運命は? 『ごんぎつね』の新しい結末に「笑った!」【作者インタビュー】

■悲しい結末の原作をハッピーに 笑えるオチにひと安心

 学校の教科書にも掲載されている有名な文学作品『ごんぎつね』。いたずら好きなきつね・ごんは、過去のいたずらの償いで村人・兵十の家へ栗を届け続けるようになりますが、誤解から兵十に撃たれてしまう……という悲しい結末の物語です。

 この『ごんぎつね』をまったく新しい結末で描いた、安堂友子さん( @tomokoandou )のマンガ『ずるずる続いたごんぎつね』がTwitter(現:X)で公開されました。意外な結末に、読者からは「素晴らしい世界観」「癒やされた」「面白くて好き」「笑った」「こんな結末ならうれしかった」などの声があがり、Twitter投稿には1.9万いいねの反響が集まっています。

 作者の安堂友子さんに、お話を聞きました。

ーー『ずるずる続いたごんぎつね』のお話はどのように生まれたのでしょうか?

 ごんぎつねがもしも撃たれず元気だったら、いったいどのくらいあとまで栗などを運び続けたのだろうか、とふと疑問に思ったからです。生真面目なごんの性格的に「切りの良いところでやめるとかできなさそう~……」と強く感じたことから生まれたネタです。

ーー『ごんぎつね』の原作は悲しい結末ですが、今回のマンガの結末は面白くてほっとできました。結末をこのようにしたのはどのような思いからでしょうか?

 いわゆる生存IF、「幸せなパターンがあってもいいじゃない」という気持ちからの二次創作です。原作がそのままで素晴らしいのは大前提ですが、性格と環境の両面で生きづらそうなごんに、長生きかつグダグダの平和な生活してもらいたいと思いました。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「もうこれでええ」系の反応はうれしかったです。普通に兵十と会話してたり、30年も生きてたりと、無理のあるギャグ要素も入ってるのに、「(もうこれでいいから)ごんに生きててほしかった」という気持ちを感じました。

 ほかには「『スーホの白い馬』もお願いします」という声です。教科書で読んだ方は多いと思われますが、あれも悲しいお話なので……やりたいですね。

『マチ姉さんのポンコツおとぎ話アワー』の単行本が2巻まで発売中(ぶんか社)

ーー「主任がゆく!スペシャル」で連載中の『マチ姉さんのポンコツおとぎ話アワー』の単行本が2巻まで発売中です。お話の内容や見どころなどについてご紹介いただけますか?

『三匹の子豚』などの童話と、『ツルの恩返し』といった日本昔話のパロディを、今回の『ごんぎつね』のようなノリで改編しているギャグ4コママンガです。マチ姉さんはストーリーテラーにあたる女性キャラです。

 ストレスなく楽しく笑えるオチを心がけているので、気楽に読んでいただけたらと思います。2巻から読み始めても全然大丈夫ですし、何といっても量があるので、ぜひ2巻とも読んで、お気に入りのネタを見つけてほしいです。

ーーマンガに限らず、現在のご活動内容や、今後の活動のご予定などについて教えて下さい。

『マチ姉さんのポンコツおとぎ話アワー』の3巻制作と、過去連載作のデジタル化の追加、そして新作の構想を進めております。どうぞ応援をよろしくお願いいたします。

(マグミクス編集部)

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