【漫画】歯医者を嫌がり、床に寝そべって微動だにしない息子 先生の温かい対応に「グッと来た」【作者インタビュー】

■子どもの目線で話してくれる先生

　息子が3歳の頃、歯科健診を受けに行ったときのこと。名前を呼ばれた息子は地べたに寝そべって、健診を全力で拒否していました。そのときの先生の対応に、母は胸が熱くなり……。

　息子が幼い頃に受けた歯科健診の思い出を描いたマンガが、Instagramで1万以上のいいねを集めて話題に。読者からは、「平和な空間」「心が温かくなりました」「素敵な先生」など、たくさんの声があがりました。

　このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、看護師のまゆんさんです。

　作者のまゆんさんは、友人から「絵が独特だから、マンガを描いてみたら？」とすすめられたことをきっかけに、マンガの投稿を始めました。今回のエピソードは、歯科から子供の泣き声が聞こえてきたときに、息子が幼い頃に受けた歯科健診での出来事を思い出したことから、投稿に至ったそうです。

　作者のまゆんさんに、お話を聞きました。

ーーこのマンガ作品は多くの方に読まれましたが、反響はいかがでしたか？

　作品について多くの反響があったことには、気付いていませんでした。「医師が床に寝そべるのは、医療従事者としてどうかと思います」というコメントがあり、たしかにそうだと思ったのですが、その部分だけ切り取られてのコメントにちょっと悲しくもなりました。

ーー太郎くんも中学生になったそうですが、いまも歯医者さんは苦手ですか？

「どうしても口を開けたくない」という理由で、小学校1年生までは歯科健診を受けることができないくらいでした……。ただ、その後学校の歯科健診では虫歯が0本なので、歯医者には行っていません。

ーー3歳当時の出来事ですが、太郎くんはこのことを覚えていますか？

　太郎はまったく覚えていないといっていました。マンガに描いた話もしたのですが、小さい頃の記憶がないとのことでした。でも、「歯医者へ行きたくない」という気持ちはあるようで、歯磨きは欠かさずしています。

ーー当時の歯科健診のように、現在も何か断固として拒否することはありますか？

　現在では、特に拒否するようなことはありません、インフルエンザやコロナの検査のときはちょっと慌てていますが、説明すると納得してくれます。しかし、虫が苦手なので、ばぁばが虫を捕って喜んでいると、太郎はキャーキャー叫んでややパニックになっています。

ーーこの作品は約1年前の投稿ですが、その後創作活動や取り上げるテーマに変化はありましたか？

　同じように子供の発達が気になっているお母様方から、ダイレクトメッセージやコメントなどをいただくことが増えました。そのため、太郎が幼い頃の発達の話や、私の心のうつりかわりをテーマに描くようになりました。少しでも参考になればと思っています。

ーー今後、新たに取り組みたい創作活動や、創作以外の活動はありますか？

　本業は看護師なので、今後もスキマ時間でぼちぼちと、太郎と私たち家族について描いて行きたいです。

※記事の一部を修正しました。（2023年11月1日 17:55）

（マグミクス編集部）