今から予習必須！2024年冬アニメ注目の「待望の2期」作品たち

■待ちに待った続編が放送される2024年冬アニメ

　2023年も秋アニメが盛り上がっていますが、次に注目すべきは2024年1月からの冬アニメです。新作アニメもあるなか、ファンから「続編ないかと思ってたからうれしい」などの声もある、「2期シーズン」のアニメを3つ紹介します。

　まずは、原作者・桜井のりお先生の『僕の心のヤバイやつ』（テレビ朝日系）です。同作は2023年4月に1期が放送されていましたが、早くも冬クールで続編がスタートします。

『僕の心のヤバイやつ』は、陰キャな主人公の市川京太郎と陽キャな山田杏奈による、青春学園ラブコメアニメです。彼は殺人の妄想をする狂気的な中二病を患っており、学校一の美少女の山田を妄想で殺害する対象としていました。ある日、市川は飲食禁止の図書室でおにぎりやポテトチップスを、ひとりで食べている彼女に遭遇します。

　真逆の性格で交わることはないと思われていたふたりでしたが、山田が資料作りで新聞紙を破ろうしたのを見て、市川がカッターを差し出したり、体育の時間に山田が怪我をしたのが心配で、こっそり保健室へついて行ったりなど、彼らは日々の触れ合いを通して互いの距離が近くなっていきます。

『僕の心のヤバイやつ』の魅力はなんといっても、思春期特有のぎこちなくも不器用な恋愛模様です。SNS上では「ふたりの恋愛の続きが見られるなんてニヤニヤが止まらない」「山田ちゃんの性格が好みだから楽しみ」など、2期の放送にワクワクしているファンの声が挙がっています。

　次に紹介するのは、屋久ユウキ先生の同名マンガが原作の『弱キャラ友崎くん』（TOKYO MXなど）です。陰キャの高校生でぼっち生活を送っている友崎文也が、ヒロイン日南葵と人生を変えていく物語で、2021年に1期が放送されました。

　友崎は世界で人気のゲーム「アタファミ」において日本屈指のゲーマーですが、彼女はおろか友達もおらず、冴えない学園生活を送っています。ゲームの世界で輝けても現実では雑魚キャラである友崎が、日南の指導によって努力を重ねて成長していくのが見どころです。彼女のトレーニングには口角を上げたら、表情が好印象になることや、話題作りのためにネタ帳を作ることなど、我々の日常生活でも使える要素が盛り込まれています。

　SNS上では「消極的な友崎が人生を変えていく姿に感動」「躓きながらも成長していくところがいい」などの声が挙がり、友崎の姿に勇気をもらっているファンも多いようです。

　最後に紹介するのは、あずみ圭先生のライトノベルが原作の『月が導く異世界道中』（TOKYO MXなど）です。高校生の深澄真は異世界へ勇者として召喚されるのですが、その世界の女神に「顔が醜い」という理由で「勇者」を剥奪され、荒野まで飛ばされてしまいました。

　可哀そうな真ですが、勇者として召喚された彼は並外れた力を手にしており、遭遇する魔物や悪を無双していく姿には爽快感を感じるでしょう。

『月が導く異世界道中』は「最初から主人公が最強」系の作品といえますが、真がイケていないキャラで、完璧ではないからこその魅力もあります。2021年に1期が終了していた同作は、2期に当たる『月が導く異世界道中 第二幕』が2クールで放送予定です。

（LUIS FIELD）