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劇場版とも関連? 『ワンピ』シャンクスの謎に直結しそうな「そっくりさん」とは

マグミクス / 2023年11月5日 11時40分

劇場版とも関連? 『ワンピ』シャンクスの謎に直結しそうな「そっくりさん」とは

■「シャンクスにそっくり!」 若かりし頃が明らかになったキャラとは

※この記事は映画『ONE PIECE FILM RED』および、マンガ『ONE PIECE』最新話付近の情報を含みます。

『ONE PIECE』の原作1095話では、とある人物の若き日の姿が明らかになりました。

 その人物とは、最近登場した聖地マリージョアの「神の騎士団」最高司令官である天竜人、フィガーランド・ガーリング聖です。1095話ではバーソロミュー・くまの過去が語られ、そのなかでガーリング聖の若かりし頃の姿が描かれました。

 作中では世界政府非加盟国である「ゴッドバレー」に上陸した天竜人たちが、侵略のついでに「人間狩り」を行うという恐ろしい所業が描かれ、ガーリング聖は早々に「ゴッドバレー」の王を討ち取ってしまいます。そんなガーリング聖の外見が、「シャンクスにそっくり」とネット上で話題になり、ふたりの関係にさまざまな憶測が飛び交っていました。

 本題に入る前に、シャンクスと「フィガーランド家」との関係について振り返ります。2023年10月20日より1か月間の期間限定で再上映されている映画『ONE PIECE FILM RED』では、劇中でシャンクスの娘と言われているウタ(実際は血縁はない)について、五老星が「フィガーランド家の血筋の者でもか」と発言したのです。ということは、五老星が「ウタの父・シャンクス=フィガーランド家の人間」と把握していることになります。

 そして、『FILM RED』の特典の冊子『「ONE PIECE」コミックス -巻四十億“RED”-』では、ゴール・D・ロジャーが38年前の「ゴッドバレー事件」の後に、奪った財宝のなかにいた1歳のシャンクスを拾って育てていたことが明らかになりました。

 そして、冒頭で紹介したフィガーランド・ガーリング聖は、「神の騎士団」の最高司令官として、マリージョアで魚人族をかばったドンキホーテ・ミョスガルド聖を処刑したと語られています(原作1086話より)。このことから、「神の騎士団」は、天竜人を裁く権利を持つほどの人びとであるということが考えられます。

 そして、現在のガーリング聖はサングラスで目元を隠していることもあって、容姿はよく分かりませんが、38年前のガーリング聖は三日月のような特徴的な髪型はそのままであるものの、顔つきはシャンクスによく似ているのです。

 ネット上では「(ふたりの)顔がそっくりなのと、38年前にゴッドバレーにいたということで、ガーリング聖とシャンクスは親子なのではないか?」など、ふたりには血縁関係があるという考察が続出しています。

 さらに、原作434話で白ひげがシャンクスに言った「てめェの顔ァ見るとあの野郎から受けた傷が疼きやがる」という言葉に着目した声もありました。この「あの野郎」とは、当時は多くのファンからシャンクスの目の上の傷をつけたマーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)や、白ひげのライバルだったロジャーのことだと思われていました。

 しかし、1095話が公開されてからは「『あの野郎』というのはガーリング聖のことなのでは?」という説がささやかれています。1096話で、当時のゴッドバレーに、天竜人の持っている「財宝」を求め、当時はロックス海賊団にいた白ひげも参戦していたからです。ガーリング聖はかなりの武闘派のようですし、シャンクスの父親なのであれば白ひげに傷を負わせる実力を持っている可能性も高いでしょう。

■親子だとすれば不可解な点も

幼少期のシャンクスはなぜ財宝のなかに? 画像は「ONE PIECE ワンピース 14thシーズン マリンフォード編 piece.8」DVD(エイベックス・ピクチャーズ)

 1096話にて、ゴッドバレーで「人間狩り」に意気込むガーリング聖は「見ていろ子供達…」と発言していました。ガーリング聖は自分の勇姿を見せるために現地に子供を連れてきていたものと思われますが、「達」と言っていたため、複数人の子がいたことなります。シャンクスには以前から「複数人いる」説がありましたが、もし双子、三つ子などの兄弟がいるなら、その考察も信憑性が増しそうです。

 そして気になるのは、シャンクスとガーリング聖との関係が一気に明かされないことでしょう。ファンの間では、「シャンクスとガーリング聖が親子なのはほぼ確定だけど、実はシャンクスの母に秘密があるのでは」という意見もあります。一例を挙げるとすれば、シャンクスの母である女性が「天竜人の子を成すことを許されない女性である」などの可能性も考えられるでしょう。

 また、シャンクスが「財宝のなかに紛れ込んでいた」件については、「ゴッドバレーで賞品に出されていた『悪魔の実』と同様に、赤ん坊のシャンクスも賞品のひとつとして出品されていたのでは?」と予想する意見も挙がっていました。

 もしこの予想が当たっていれば、ガーリング聖は自分の息子(シャンクス)を賞品として差し出していたということになり、かなり非道な行為です。「母親の赤髪のDNAを受け継いでしまい、厄介払いしたかったのでは」などの意見もありましたが、シャンクスは五老星が世界会議の裏で面会するほどに一目置かれているので、ガーリング聖の息子としてある程度認められているはずです。

 考察してもまだかみ合わない点もありますが、ガーリング聖とシャンクスの関係性について、ファンの間では多くの予想が飛び交っています。原作では「ゴッドバレー事件」の真実が少しずつ明かされており、これからの『ONE PIECE』の展開からますます目が離せなくなりそうです。

(LUIS FIELD)

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