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胸をえぐられた「ガンダム」衝撃の最期 何十回も擦られまくった死亡シーンも

マグミクス / 2023年11月6日 6時10分

胸をえぐられた「ガンダム」衝撃の最期 何十回も擦られまくった死亡シーンも

■「ガンダム」シリーズで忘れられない衝撃の「死亡シーン」といえば?

 戦争がテーマのひとつとして描かれる「ガンダム」シリーズでは、登場人物の死は切っても切り離せません。劇中でさまざまなキャラが最期を迎えたなかで、個人的にもっとも胸が苦しくなった壮絶な死亡シーンを振り返ります。

 まず紹介したいのは1993年から94年にかけて放送された『機動戦士Vガンダム』の登場キャラ、ミューラ・ミゲルの死亡シーンです。

 彼女は本作の主人公ウッソ・エヴィンの母親で、V2ガンダムなどのモビルスーツ開発に関わった技術者でした。

 そんなミューラは、敵対するザンスカール帝国の人質になってしまいます。第36話「母よ大地にかえれ」のなかで、ミューラはモビルスーツの手に握られた状態で戦場にいました。ウッソは必死に母親を救出しようとしますが、向かってきた敵艦が地面の凹凸で跳ね上がり、母親を捕らえていたモビルスーツと激突します。

 その強烈な衝撃でミューラのつけていたヘルメットが宙を舞いました。

 その後、帰還したウッソがヘルメットを「母さんです」と言いながら手渡すと、受け取ったマーベットがずしりとした「ヘルメットの重み」に表情をこわばらせる恐ろしいシーンがありました。

 具体的な言及はなくても、その描写の意味するところは明白で、視聴者からは「悲惨すぎてトラウマ」「絶句した」といった声があがりました。

 続いては2022年から23年にかけて放送された『機動戦士ガンダム 水星の魔女』1期の最終話で飛び出した衝撃シーンです。

 主人公のスレッタ・マーキュリーが、ミオリネとGUND技術を医療分野で応用するための活動を進める一方で、宇宙産業の権力者たちは巨大企業ベネリットグループの総裁で、ミオリネの父でもあるデリング・レンブランの暗殺を企てました。

 そしてデリングのいる巨大開発施設で、スレッタとミオリネも敵の襲撃に巻き込まれてしまいます。ミオリネは、自分を庇って重傷を負った父・デリングを連れて退避を試みますが、テロリストに発見されてしまいました。

 間一髪のところでスレッタが駆けつけると「やめなさい!」と言いながら、搭乗していたガンダムエアリアルで生身のテロリストを身体ごと叩き潰します。

 目の前で人が潰れ、ちぎれた腕が飛んでくるのを目の当たりにしたミオリネは硬直。エアリアルから降りる際に死体の血にまみれ、それでも笑顔で手を差し出してきたスレッタに、ミオリネは「人殺し」とつぶやき、本気で怯えていました。

 このときのスレッタの様子に、視聴者からは「人を殺しておいて平然としている精神状態が怖い」「笑ってるなんてホラー」といった反響がありました。

 そして最後に紹介するのは、2003年に放送された『機動戦士ガンダムSEED』第29話「さだめの楔」での衝撃シーンです。

 この回では、キラ・ヤマトのソードストライクガンダムと、アスラン・ザラのイージスガンダムが激闘を繰り広げます。そしてエネルギー切れを起こしたイージスが劣勢になると、ニコル・アマルフィの乗るブリッツガンダムが援護に入ろうとしました。

 しかし、その動きに反応したキラがとっさに払った対艦刀・シュベルトゲベールが、ニコルのいるコクピットに直撃します。この一撃で、ニコルの乗ったブリッツガンダムは爆散しました。

 このニコルの壮絶な死は「殺すつもりのなかったキラ」「大切な仲間を失ったアスラン」の双方の心に大きな傷を残しました。

 それだけ影響の大きなシーンだったためか、『機動戦士ガンダムSEED』だけでなく、続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』でもニコルの死亡シーンは擦られ続けます。なんと彼の殺される場面は、2作品で合計30回以上も登場しました。

 そして2024年1月26日には劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の公開が予定されていますが、そのなかで再びニコルの死亡シーンが登場することを予想しているファンも少なくありません。

 このほかにも「ガンダム」作品には、視聴者に大きな衝撃を与えた死亡シーンはたくさんあります。ガンダム好きの皆様にとって、一番「胸が痛んだ」描写は何だったでしょうか。

(LUIS FIELD)

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