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「鬱になりながら読む手が止まらない」 胸クソだけどハマるマンガ3選

マグミクス / 2023年11月2日 17時40分

「鬱になりながら読む手が止まらない」 胸クソだけどハマるマンガ3選

■恐ろしすぎる「洗脳」キャラも登場

 数あるマンガのなかには、読むだけで気分が沈んでしまうほどの作品もあります。今回は目を背けたくなるものの、つい続きが気になって読み進めてしまう「胸糞マンガ」を3つ紹介します。

 読者に強烈なインパクトを残し、過激な描写に身震いした人も多い作品が真鍋昌平先生の『闇金ウシジマくん』です。同作は2004年から2019年まで「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載され、闇金融会社の社長・丑嶋馨(うしじま・かおる)とその従業員、そして債権者たちとの間で起こる人間模様がリアルに描かれます。

 同作にはパチンコ依存症の主婦やお金を使いすぎる男性など、さまざまな問題のある人物や、凶悪なキャラが登場しました。なかでも26巻から28巻にかけて描かれ、占い好きのOL・上原まゆみが登場する「洗脳くん」は、胸糞エピソードで有名です。

 洗脳くんこと結婚詐欺師の神道大道はまゆみに近付き、彼女とその妹、両親をマインドコントロールします。彼は「飴と鞭」による洗脳で、上原一家を拷問し、耐えられなかったまゆみの父親は死亡しました。

 特に神道がまゆみや妹たちに父親の死体をミキサーで粉々に処分させたシーンは非常に残酷で、ネット上では「吐きそうなくらい胸糞悪かった」「最後まで読むの辛かった」などの声が挙がっていました。

 次に紹介するのは、沙村広明先生の『ブラッドハーレーの馬車』です。同作は2005年から2007年まで「マンガ・エロティクス・エフ」(太田出版)で不定期に連載された作品で、単行本は1巻のみで全8話しかありません。

 同作は孤児院の少女たちに焦点を当て、資産家・ブラッドハーレー家に引き取られて悲惨な目に遭う様が描かれています。この地域ではかつて、囚人による脱獄暴動事件が起きて、37名の死者が出ていました。そこで、囚人の性的や破壊的欲求を満たすことを目的に、ブラッドハーレー家に来た孤児を年に1度、囚人に与える計画が実行されます。

 孤児院から引き取られた夢見る少女たちは、その後なにも知らずに囚人が暴動を起こさないための道具として扱われるのです。罪人のために孤児の未来が奪われるのは胸糞が悪く、読者から「2度と読みたくない」「友達には勧められない」「実話でないことを願う」など嘆きの声も挙がっています。

 浅野いにお先生のマンガ『おやすみプンプン』は、2007年に小学館の「週刊ヤングサンデー」、2008年から2013年まで「ビッグコミックスピリッツ」で連載されました。同作は主人公である少年・プンプンの、小学生から社会に出た後までの人生が全体的に鬱展開で描かれています。

 プンプンは幼い頃に両親は離婚して叔父と暮らすことになり、母親は夫婦喧嘩の怪我で入院します。さらにある日、彼の家に宗教の訪問販売で親子がやって来ました。その母親の後ろにいた少女は田中愛子といい、プンプンが通う小学校に転校してきたクラスメイトでした。

 プンプンと愛子は仲良しになりますが、彼女はある「知られたくなかったこと」がバレてしまいます。愛子は逃げ出すも、プンプンは優しく寄り添いました。

 愛子は宗教にのめり込んだ母親から虐待を受けており、愛子の叔父がいる鹿児島にプンプンと行くことを約束しました。しかし、約束の日、彼は入院中の母親が怪我をしたと聞いて叔父と病院へ向かったため、愛子との約束を守れません。

 その後も、叔父の不倫や母親が癌で死去するなど、辛い出来事がプンプンに降りかかってきます。ネット上では「深い深い哀しみを与えられた」「狂気を感じる部分が多く、胸を締め付けられた」などの感想が出ていました。プンプンと愛子を取り巻く過酷な運命を、かわいらしい絵柄で描いており、そのギャップも「鬱要素」を強めている名作として知られています。

(LUIS FIELD)

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